マリナーズがレオニス・マーティンを獲得!トム・ウィルヘルムセン、ジェームズ・ジョーンズらが交換要員に

Seattle Mariners Top Catch

ジェリー・ディポトGMになってからジャック・ズレンシック体制では見られなかった矢継ぎ早の補強が行われています。

すでにパドレスからホアキン・ベノワをパドレスからトレードで獲得しブラッド・ミラー、ローガン・モリソンらを交換要員としてレイズからネイト・カーンズら3人の選手を獲得、そしてフランクリン・グティエレスと再契約と、このオフの動きが活発な球団の1つとなっているマリナーズです。

そのジェリー・ディポトGMがさらなる補強に動き、レンジャーズからレオニス・マーティン外野手を獲得しました。

スポンサーリンク

大きな補強ポイントの1つであるセンターフィールダーの獲得に成功

マリナーズはレオニス・マーティンとリリーフ右腕のアンソニー・バスを獲得し、レンジャーズはリリーフ右腕のトム・ウィルヘルムセンとジェームズ・ジョーンズ外野手、さらにもう1名は後日指名で獲得することで合意しています。

ホアキン・ベノワを獲得したことによりカーソン・スミス、トム・ウィルヘルムセン、チャーリー・ファーブッシュのトロイカ体制で試合終盤を締めくくるかと予想されていましたが、シーズン終盤にはクローザーを務めていたトム・ウィルヘルムセンの放出に踏み切りました。

シーズン途中にフェルナンド・ロドニーに代わってカーソン・スミスがクローザーを務めた時期もありましたが、セットアップマンの時のようには力発揮できませんでした。

そのため再びスミスはセットアップに戻り、トム・ウィルヘルムセンがクローザーを務めて一定の成果を挙げていましたので、来季の構想に残ると考えられていましたが、今回のトレードで交換要員となりました。

ホアキン・ベノワ獲得時には、どのような役割を任せるかは決めていないとジェリー・ディポトGMを話していましたが、このトレードによりホアキン・ベノワがクローザー、カーソン・スミスがセットアップを担う可能性が高まりました。

アンソニー・バスは右投げのリリーフでメジャー通算では278.1イニングで防御率4.40、2015年は33試合64.0回で防御率4.50と際立った数字ではなくありません。

打者有利のアーリントンからセーフコ・フィールドに移ることで数字が良くなる可能性はありますが、大きな期待ができるという投手ではないと言えます。

そのためマリナーズにとっての、このトレード成立のポイントは、レオニス・マーティンの獲得だったと考えられます。

シーズンオフの補強ポイントとして走塁面でのスピードがあり、身体能力高い守備力のある外野手を揃えることを掲げていたジェリー・ディポトGMですが、その一番最初の動きがレオニス・マーティンの獲得となりました。

レオニス・マーティンは2015年シーズン当初はレンジャーズのセンターフィールダー、リードオフマンでしたが、シーズン途中からはデライノ・デシールズ Jr.にその座を譲りました。

さらにはアリゾナ秋季リーグでのプレーをチームから要請されたものの、それを拒否したためフロント幹部との関係も悪化していましたので、レンジャーズが放出に踏み切るのではないかとの憶測がありましたが、それが実現したカタチとなりました。

レオニス・マーティンの2015年は95試合288打数で打率.219/出塁率.264/長打率.313と低迷しました。

その前の2年の打撃成績はそれよりも良いものの2014年は打率.274/出塁率.325/長打率.364で7本塁打・ 40打点、2013年は打率.260/出塁率.313/長打率.385で8本塁打・49打点と特別に良い数字ではありません。

しかし、外野の守備力は高くメジャーでもトップクラスと考えられる数字が残っています。

高い守備力と走塁面での貢献が期待されるレオニス・マーティン

メジャーの直近3年間の中堅手の中で守備防御点(DRS)は+44でメッツのフアン・ラガーレス(+56)、ロイヤルズのロレンゾ・ケイン(+49)、アストロズのカルロス・ゴメス(46)に続く4番目となっています。

同じく守備の指標であるUZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)でも30.2で5位となっていますので、中堅手としての守備力はメジャーで5本の指にはいる数字を残しています。

レンジャーズではリードオフマンを務めることもありましたが、フリースインガーの傾向が強く出塁率が高くはないため理想的なリードオフマンではありませんが、ジェリー・ディポトGMはこの高い守備力を買って獲得に動いたようです。

ジェリー・ディポトGMは以下のようにコメントしています。

“The addition of Martin gives us a premier defensive center fielder,” said Dipoto. “His athleticism and speed will be strong additions to our lineup as we continue to mold the roster.

「マーティンを獲得することにより素晴らしい守備力をもつ中堅手を我々は手に入れることができた。ロースターを形づくっている中にあって、彼の身体能力とスピードは私たちのラインナップに強力な補強となるだろう」

ジェリー・ディポトGMは加入を喜ぶ一方で、正中堅手とまでは明言していません。とういのも先に挙げたように攻撃面ではやや不安を抱えるためではないかと考えられます。

レオニス・マーティンは左打ちで、キャリア通算成績では左投手を苦にしていて打率.233/出塁率.274/長打率.298/OPS.573ですが、右投手には打率.263/出塁率.317/長打率.386/OPS.703と数字が良くなります。

そのためレオニス・マーティンとプラトーンを組める右打ちの外野手の獲得をさらに模索する可能性はありそうです。

またレオニス・マーティンには守備面だけにとどまらず、走塁面でも期待されます。

2013年は36盗塁、2014年は31盗塁、2015年は少ない出場試合数ですが14盗塁を記録するなど、盗塁することができる技術とスピードをもっています。

マリナーズの2015年シーズンは盗塁数69個が両リーグ21位と良くないのですが、さらに酷いのが盗塁成功率で60.53%(45/69)で両リーグ29位となっています。

広いセーフコ・フィールドを本拠地としながら守備力のある外野手が乏しく、スピードがあることで長打が生まれやすくなるにも関わらずスピードのない選手ばかりという編成でした。

その中でレオニス・マーティンのスピードはマリナーズにとって足りない部分を埋める補強として期待されます。

またFAは最短でも2018年シーズン終了後のため、チームが3年間はコントロールできることもマリナーズにとっては獲得のポイントとなったと言えそうです。

本拠地の特性を活かさないチグハグな編成が続いていたマリナーズですが、新体制に移行してからは、セーフコ・フィールドに合った編成を志向していることを感じさせる動向となっています。

ジェリー・ディポトGMの言葉からは、まだまだトレードなどの動きがあることを予感させますので、次なる一手が注目されます。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています