マリナーズがジーン・セグラをトレードで獲得!ウォーカー、マルテが交換要員に

Seattle Mariners Top Catch

アクティブな動きが続くシアトル・マリナーズのジェリー・ディポトGMです。

マリナーズはダイヤモンドバックスからジーン・セグラ内野手、ミッチ・ハニガー外野手、ザック・カーティス投手を獲得し、交換容易としてタイファン・ウォーカー投手、ケーテル・マルテ投手を放出するトレードを成立させました。

マリナーズはシーズンオフに入るにあたり、攻守で苦しんだケーテル・マルテの負担を減らすようなベテラン遊撃手の獲得に動くと見られていました。

2016年シーズン中にシンシナティ・レッズのザック・コザートのトレードでの獲得に動いていたため、シーズンオフにも再び同様の動きをすると見られていました。

しかし、ジェリー・ディポトGMの動きは遥かに大胆なものでした。

2016年に打率.319/出塁率.368/長打率.499/OPS.867、20本塁打、63打点、盗塁33という成績を残し、MVP投票でも13位になったジーン・セグラ遊撃手を獲得しました。

そしてもう一人このトレードのポイントとなったのがミッチ・ハニガー外野手となります。2016年のメジャーデビューをしていますが打率.229/出塁率.309/長打率.404/OPS.713と結果は残しきれませんでした。

しかし、2Aと3Aの2つのレベルでは素晴らしい成績を残しています。

2Aでは55試合で打率.294/出塁率.407/長打率.462/OPS.869、5本塁打、30打点で、3Aの74試合では打率.341/出塁率.428/長打率.670/OPS1.098、20本塁打、64打点という成績でした。

この2つのレベルの合算では124試合で打率.321/出塁率.419/長打率.581/OPS.999、25本塁打となったため、ダイヤモンドバックスのマイナーリーグ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれています。

3人目のザック・カーティスは2016年に2Aか飛び級でメジャー昇格をしているのですが、13回1/3で防御率6.75と結果は残せませんでした。

それでも2Aでは19回2/3で防御率3.20、マイナー通算では防御率1.95という成績であることなど、将来性を買っての獲得のようです。

ジェリー・ディポトGMは地元メディアに対して獲得した3人ついて以下のように説明しています。

シアトル・タイムズの”Mariners acquire shortstop Jean Segura and two other players from Diamondbacks for Taijuan Walker and Ketel Marte”の記事からの引用です。

“Segura was one of the premiere offensive players in the Majors last season,” Dipoto said. “His combination of average, power and speed is extremely difficult to find, especially at a position like shortstop and at the top of our lineup. We believe pairing him with Robinson Canó gives us tremendous offensive potential in the middle of our infield.”

2016年のセグラは攻撃面でもプレミアなプレイヤーの一人だったこと。打率、パワー、スピードを合わせもっていて、しかも遊撃手であり、リードオフマンを務めることができることを高く評価しています。

その上で、二塁のロビンソン・カノとともに、内野の二遊間から大きな攻撃面でのプラスをもたらしてくれると考えている、とディポトGMは話しています。

さらに一番打者としてチームにとって大きなプラスになる期待を持っていることも、別のコメントで明かしています。

ミッチ・ハニガーとザック・カーティスについては以下のように話しています。

“We see Haniger as a high ceiling prospect who projects to join our outfield as soon as next season, while Zac Curtis’ track record in the minors gives us great confidence in his future as a big league pitcher,” Dipoto said.

ハニガーのポテンシャルは非常に高く評価していて、来季にもメジャーの外野手の枠に入ってくる、と期待していること、ザック・カーティスのマイナーでの成績は、将来的にメジャーリーグレベルに到達できる投手であると強く信じさせるもであること、というようにディポトGMは獲得した理由を説明しています。

外野に関してはセンターのレオニス・マーティン、両翼にセス・スミスが入ることが濃厚なくらいで、あとはベン・ギャメル、ギジェルモ・エレディアなどの若い選手がいるものの、流動的な面がありました。

そこにセンターを含めた3つの外野のポジションを守れるミッチ・ハニガーを加えたことになります。

懸案事項だったショートにレギュラークラスの大物を獲得し、外野手の層も厚くすることができたのは収穫なのですが、失ったものも小さくありません。

ブラッド・ミラー、クリス・テイラーと次々にミドルインフィルダーを放出しましたが、これでマルテまで放出してしまいました。

ジーン・セグラは2シーズンでFAとなりますが、その後を担う期待ができるプロスペクトは1Aとルーキーリーグまでいかないと見当たりません。

フリースインガーのため打率.257でありながら出塁率は.287にとどまり、守備面ではUZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)が-10.0となっていたマルテに見切りをつけたところがあるのかもしれませんが、これからの2シーズンで後釜を確保することも課題となりました。

また先発ローテに関しては来季もそうですが、将来的に見ても重要な役割を期待されていたタイファン・ウォーカーを放出しました。

フェリックス・ヘルナンデスの後を継ぐエース候補と期待されてきましたが、それには程遠いシーズンが繰り返されてきたのは、否定し難い事実です。

それでも中長期的な視点で、もう1年期待するのかと思われましたが放出に踏みきりました。

このトレードの結果、来季の先発ローテの編成はフェリックス・ヘルナンデス、岩隈久志、ジェームズ・パクストン、アリエル・ミランダ、ネイト・カーンズという顔ぶれに現状はなります。

頭数は5人いますが、実績が乏しい投手が多くなり不安材料は増えました。

2Aのアンドリュー・ムーア(163.0回で防御率2.65)といった若い投手がいるものの、先発ローテの手薄感はさらに増しましたので、こちらもFA市場かトレードでの補強が必要となっています。

限られた予算と、手薄なファームを利用してトレードを行いますので、どうしてもメジャーリーグレベルの選手も交換要員とせざるを得ないマリナーズです。

一つの穴を埋めれば、他のところで穴ができるという状態のロースターですが、このトレードで補強が終わらないことは確実です。

さらなるトレードやFA選手の獲得でどのようにロースターのバランスをとってくるのか、ディポトGMの手腕が注目されます。

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