マリナーズがマイク・モンゴメリーをトレード放出!3Aのダン・ボーゲルバッハをカブスから獲得

Seattle Mariners Top Catch

最もポストシーズンから遠ざかっているチームとなってしまっているシアトル・マリナーズですが、オールスターブレイクの後も勝率5割ラインをさまよう状況が続いています。

トレード期限前に売り手と買い手のどちらにもなる可能性のある状況となっていたのですが、リリーフとスポット先発で重要な役割を果たしていたマイク・モンゴメリーを放出するトレードに踏み切りました。

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マイク・モンゴメリーを放出し3Aの一塁手をマリナーズが獲得

Yahoo!スポーツのジェフ・パッサン記者が以下のようにツイートしています。

そして、この後複数の記者やライターたちも関係者から確認がとれ、成立したことが間違いない状況となっています。

現在、明らかになっている全貌はシカゴ・カブスがマイク・モンゴメリーと3Aの投手Jordan Pries、マリナーズが2Aの一塁手のダン・ボーゲルバッハ(Dan Vogelbach)と同じく2Aの投手であるポール・ブラックバーン(Paul Blackburn)を獲得するトレードとなるようです。

マイク・モンゴメリーはロイヤルズに1巡目36番目に指名され、2010年から2012年にかけてベースボールアメリカでMLB全体で19位、MLB公式サイトに同31位、ベースボールプロスペクタスに同21位と高い評価を受けていました。

その才能を高く評価されていたこともあり、ロイヤルズがジェームズ・シールズとウェイド・デービスを獲得したトレードで、レイズにジェイク・オドリッジ、ウィル・マイヤーズとともに移籍しました。

しかし、レイズではその評価された才能を開花させることができず、エラスモ・ラミレスとの交換トレードでマリナーズに移籍しました。

先発投手として期待されていたこともあり2015年は16試合に先発したものの防御率4.60と結果を残しきれず、2016年からはリリーフに配置転換となりました。

そのリリーフで好投を続けたことにより、スポット先発ではありますが2試合に登板しています。

2016年は先発として2試合11.1回で防御率3.18、リリーフとしては50.1回で防御率2.15、合計では61.2回で防御率2.34とマリナーズ投手陣で重要な役割を果たしていました。

左腕のリリーフ投手が必要で、ポストシーズンを睨んだ上で先発のバックアップも欲しかったシカゴ・カブスにとっては、先発とリリーフの両面で大きなアップグレードとなります。

またFAまで契約が5年も残っていることはシカゴ・カブスにとっても魅力的なものとなりました。

マリナーズはフェリックス・ヘルナンデス、タイファン・ウォーカーが間もなく復帰する予定で、岩隈久志、ウェイド・マイリーに加えて、ジェームズ・パクストン、ウェイド・ル・ブラン、ビダル・ヌーニョ、ネイサン・カーンズといった先発ローテのオプションが多くなっていました。

そのため放出できると言えばできるのですが、今年勝つためには小さくない代償を支払ったことは間違いありません。

そしてマリナーズが獲得したのは3Aと2Aのマイナーリーグ2選手です。

ダン・ボーゲルバッハ(Dan Vogelbach)は23歳の右投左打ちの一塁手で、2011年のドラフトで2巡目全体68番目でカブスに指名されてプロ入りしています。

一方のポール・ブラックバーン(Paul Blackburn)は23歳の右腕投手で2012年のドラフトで1巡目全体56番目にカブスから指名されています。

現時点での評価はダン・ボーゲルバッハの方が高く、プロスペクトの層が厚いカブスではトップ10以内にランクされなかったものの、それに続く評価を得ています。

昨年は2Aで打率.272/出塁率.403/長打率.425/OPS.828、今年は3Aの89試合で16本塁打を記録し、打率.318/出塁率.425/長打率.548/OPS.972という成績を残し、徐々に評価が高まりつつあるところでした。

ただ、走力がなく、ポジションが一塁しか守れないにも関わらず上手い方ではない上に、カブスには主砲のアンソニー・リゾがいるため将来的なポジションが見当たりませんでした。

そのため指名打者のあるア・リーグの方が良いのではないかとの声(MLB公式サイト:Blocked by Anthony Rizzo with the Cubs, Vogelbach would be best served by a trade to an American League club so he could DH.)が以前からあったようです。

マリナーズは一塁がアダム・リンドと李大浩の併用となっていますが、リンドは今季終了後にFA、李大浩は34歳、指名打者のネルソン・クルーズも36歳となっています。

3AのD.J.ピーターソンがいるくらいで、それ以外には一塁を守らせることができるようなパワーヒッターがファームに見当たらない状況だっため、今シーズン中に昇格させることができそうなダン・ボーゲルバッハは魅力的な選手でした。

リナーズのこれまでのファームで育ってきた選手はジャスティン・スモーク、マイク・ズニーノ、ブラッド・ミラー、ニック・フランクリン、ダスティン・アクリーらのように長打力はあるけれど、三振が多く、出塁率が低いといった傾向がありました。

しかし、ダン・ボーゲルバッハは四球を多く選ぶことができるため出塁率が非常に高く、三振も極端に多くはなく、長打力も持ち合わせていますので、ジェリー・ディポトGMが求める選手像に合致するタイプであると言えます。

ポール・ブラックバーンは1巡目指名の投手ですが、プロスペクトランキングにランクされることもなく、目立った選手ではありません。

が、先発投手として2013年に1Aショートで防御率3.33、2014年に1Aフルで防御率3.23、2015年に1Aアドバンスドで防御率3.61、今年は2Aで18試合102.1回で防御率3.17と、早いスピードではありませんが、着実にステップアップしています。

奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)はマイナー通算でも8.6、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は2.8で、どのレベルでも同様の数字を残すなど、先発投手としてのバランスの良さも魅力となりそうです。

今回のトレードでは重要な役割を果たしているモンゴメリーを放出し、今年ポジションが固まっている一塁/指名打者タイプの3Aの選手、すぐに戦力とはならない2Aの先発投手を獲得しています。

この流れから次の動きとして頭に浮かんでくるのは、同じ左打ちで今季で契約が終わるアダム・リンドのトレードです。

未知数ではありますが左打ちのダン・ボーゲルバッハをアダム・リンドに代えて李大浩との併用にすることができますし、もしうまく機能しない場合でも李大浩は対右投手へのOPSは.814、対左投手は.807と、左右を苦にせず対応できますので、大きな痛手とはなりません。

このトレードが次なるトレードの動きの呼び水になる可能性もありそうです。

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