マリナーズ番記者が答える「2018-19シーズンオフの7つの質問」

17年連続でポストシーズン進出を逃したシアトル・マリナーズですが、2019年シーズンも「再建」ではなく「勝負」をかける方向性となっています。

シアトル・マリナーズは89勝を上げながらもアストロズ、アスレチックスに続く地区3位に沈み、ワイルドカード争いではレイズにも遅れをとり、ポスト...

しかし、レッドソックス、ヤンキース、アストロズ、インディアンスの4チームは来年も強いロースターを編成できることは確実で、さらにはレイズとアスレチックスが若いロースターで再び勝負をかけれる状態となっています。

それらの状況を考えれば、89勝した2018年から、かなりの戦力の上積みが必要となることが確実です。

そのマリナーズの2019年シーズンに向けたシーズンオフの動向についてのファンからの質問に対し、MLB公式サイト番記者のグレッグ・ジョンズ氏が回答しています。

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マリナーズの2018-19シーズンオフのポイント

グレッグ・ジョンズ氏が回答しているマリナーズの2018-19シーズンオフに関する7つの質問とは以下のものです。


  1. 誰が、いつマリナーズからFAとなるのか?
  2. 自チームからFAとなる選手の獲得に動くのか?
  3. 来季の契約がオプションとなっている選手は?
  4. どのような補強が必要であるのか?そしてFA市場で積極的に動くのか?
  5. どの選手がマイナー降格のオプションがなくなるのか?
  6. どの選手がノンテンダー(契約を提示されない)となる可能性があり、それはいつが期限となるのか?
  7. ディポトGMはトレード市場で再びアクティブに動くのか?

1番目の「誰が、いつマリナーズからFAとなるのか?」という質問ですが、以下のような選手です。

  1. ネルソン・クルーズ(DH)
  2. キャメロン・メイビン(CF)
  3. アンドリュー・ロマイン(UT)
  4. ゴードン・ベッカム(UT)
  5. デビッド・フェルプス(RP)
  6. アダム・ウォーレン(RP)
  7. ザック・デューク(RP)

「FAとなるのはワールドシリーズ終了の翌日朝で、10月28日から11月1日の間となる見込み」「FAとなった後はどの球団とも話ができるものの、ワールドシリーズ終了後5日目の午後2時までは契約は前所属球団のみで、その後は全球団と契約できる」とジョンズ氏は回答しています。

2番目の「自チームからFAとなる選手の獲得に動くのか?」という質問に対して、可能性がある選手としてネルソン・クルーズとデビッド・フェルプスの2人に言及しています。

ネルソン・クルーズはマリナーズのフィールド内外で重要な役割を果たしてきていることもあり、監督とGMともに再契約を歓迎することを表明しています。一方のクルーズも再契約したい考えを持っていると明かしています。ただ、両サイドともに「ビジネス」であることも付け加えるなどしているため、「再契約が確実な状況とは言えない」「マリナーズは38歳の指名打者専任の選手に複数年契約を用意することに対して悩んでいるようだ」とジョンズ氏は回答しています。

デビッド・フェルプスに関してはトミー・ジョン手術からのリハビリをマリナーズで行ってきていることなどを理由に、マイナー契約もしくはメジャー最低年俸での再契約の可能性があると予想されています。

3番目の「来季の契約がオプションとなっている選手」ですが、デナード・スパン一人となっています。来季の契約は双方が行使の意向を示した場合に1200万ドルで更新されるミューチュアル・オプションです。マリナーズがこれを行使する可能性は低く、400万ドルのバイアウトを支払うことを選ぶだろうとジョンズ氏は予想しています。ただ、一旦、FAとなった後に、差額の800万ドルより少ない金額であれば再契約の可能性があるとも付け加えています。

4番目のFA市場での動きについては、層に厚みを加えるような補強として動くだけだろうと予想されています。1億700万ドルをフェリックス・ヘルナンデス、カイル・シーガー、ロビンソン・カノ、ジーン・セグラ、ファン・ニカシオ、ディー・ゴードンの7人に費やすため、資金が多くは残っていないためです。補強ポイントとしては野手は外野手、バックアップ捕手、投手はブルペンとリリーフの両面となるとジョンズ氏は述べています。

オプションがなくなった選手を、マイナー降格させるには、ウェーバーを通過させることになります。そのためシーズン開幕時に25人枠に入らないものの、メジャーレベルで戦力になる選手はトレード要員となることが少なくありません。2019年シーズンにマイナー降格オプションがなくなる選手は以下のとおりとなっています。

  • マルコ・ゴンザレス(SP)
  • エラスモ・ラミレス(SP/RP)
  • アレックス・コロメ(RP)
  • ショーン・アームストロング(RP)
  • ライアン・クック(RP)
  • サム・トゥイバイララ(RP)
  • ジャスティン・グリム(RP)
  • ニック・ビンセント(RP)
  • ロエニス・エリアス(SP/RP)
  • クリス・ハーマン(C)
  • ダン・ボーゲルバック(1B)
  • クリストファー・ネグロン(UT)

マルコ・ゴンザレスは先発ローテに入ることが確実で、コロメ、アームストロング、ビンセントはブルペンの核となることが予想されています。それ以外の選手に関してはトレードもしくはDFAの可能性があるとされています。

ノンテンダー(契約を提示されれない)となるのは、「一般的に年俸調停のプロセスを経ると、球団の評価よりも遥かに高い年俸になる選手だ」とジョンズ氏は述べます。

2019年シーズンに年俸調停権を有するマリナーズの選手は9名です。

  1. ジェームズ・パクストン(SP)
  2. アレックス・コロメ(RP)
  3. ライアン・クック(RP)
  4. ロエニス・エリアス(SP/RP)
  5. ジャスティン・グリム(RP)
  6. エラスモ・ラミレス(SP/RP)
  7. ニック・ビンセント(RP)
  8. マイク・ズニーノ(C)
  9. クリス・ハーマン(C)

ノンテンダーとなる候補として名前が上がっているのはエラスモ・ラミレス、ニック・ビンセント、ジャスティン・グリム、ライアン・クック、クリス・ハーマンの5人です。エラスモ・ラミレスは420万ドルから、ニック・ビンセントは275万ドルが土台となっての年俸上昇となるため、金額とパフォーマンスのバランスが精査されることになるだろうと予想されています。

ジャスティン・グリムは120万ドル、ライアン・クックは110万ドル、クリス・ハーマンは93万7000ドルからの上昇となります。より高い金額でメジャー契約を保証するよりはノンテンダーを選ぶ可能性があるとジョンズ氏は予想しています。

ノンテンダーとするかどうかの決断の期限は11月30日となります。

最後のディポトGMがトレード市場で積極的に動くかどうか?という質問への答えは、ほとんどの人が番記者の見解を聞くまでもなくわかるもののです。

ゴードンにセカンドを守らせるのか、それともセンターに戻すのかによって変わるものの、前者を選んだ場合には、センターを守れる外野手、スパンと再契約しない場合にはレフトも補強ポイントとなるとジョンズ氏は述べています。

「もしディポトGMが若く、柔軟に編成できるロースターを作ることを志向した場合には、何が起こっても不思議ではない」ともジョンズ氏は述べています。ただ、ワールドシリーズ終了からウィンター・ミーティング(12月9日から13日)までは、取引が多く成立しないのが一般的だと付け加えています。

クラブハウスでのいざこざもあったマリナーズで、ディポトGMもチーム内のカルチャーを変える必要性に言及しています。

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意外な選手のトレード放出の可能性も否定できないため、このオフもディポトGMの大胆な動きを目にすることになりそうです。

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