米スカウトが「マチャド」と「グレゴリウス」を比較・評価

ヤンキースのディディ・グレゴリウスがトミー・ジョン手術を受けたこと、ヤンキースがぜいたく税を回避し税率をリセットできたこと、ヤンキースがワールドシリーズ制覇を果たせなかったこと、そしてマニー・マチャドがヤンキースでのプレーを希望していること。

などの様々な情報が相まって、ヤンキースとマチャドの契約の可能性はホットなトピックとなっています。マチャドがポストシーズンで活躍していることで、ヒートアップしつつあったのですが、リーグチャンピオンシップでのマチャドの怠慢なプレーにより疑問の声も増えつつあります。

そのような中、ニューヨーク・ポストのジョージ・A・キング氏が、マニー・マチャドとディディ・グレゴリウスの比較・評価をスカウトにしてもらい、それを記事にしています。

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スカウト、選手評価担当者がマチャドとグレゴリウスを比較

以下はニューヨーク・ポストからの引用です。

“He is not going to hurt you at shortstop, but Didi is a plus defender and Machado is not,’’ said a scout who has seen a lot of Machado since Machado moved from third base to short full time in 2018. “He is not Didi.’’

『マチャドはショートでチームに害を与えることはないが、ディディ・グレゴリウスは守備力に優れた遊撃手である一方、彼はそうではない』『彼はディディ・グレゴリウスではない』と2018年に、サードからポジションを変え、フルタイムでショートを守ったマチャドを多く見たスカウトが話した。

とキング氏が話したスカウトは、マチャドのショートとしての守備力は月並みなものである一方で、グレゴリウスは優秀なレベルになると、大きな差があると評価しています。

またマチャドには勝負にかける情熱が欠けているのも問題だとスカウトは話しています。

“I want Mike Trout, Alex Bregman and Aaron Judge,’’ the scout said. “He isn’t Corey Seager or Didi Gregorius, they come to kick your [butt] every day. He plays when he wants to.’’

『私が欲しい選手はマイク・トラウト、アレックス・ブレグマン、アーロン・ジャッジだ。マチャドはコーリー・シーガーやディディ・グレゴリウスではない。彼らは毎日、自分を奮い立たせて、自分を押し出している。マチャドはやりたい時にやっているだけだ』とスカウトは話したようです。

スカウトが名前をあげたマイク・トラウト、アレックス・ブレグマン、アーロン・ジャッジ、コーリー・シーガー、ディディ・グレゴリウスは常に自分の最大の能力を引き出そうとし続けているが、マチャドはそうではないと辛辣な評価をしています。

マチャド本人も、ナ・リーグチャンピオンシップの第3戦の失態の後、自分は「常に全力プレー」というタイプの選手ではないと認めています。

“Obviously, I am not going to change. I am not that type of player that’s going to be ‘Johnny Hustle,’ and run down the line and slide to first base and … you know, whatever can happen,’’ Machado told Ken Rosenthal. “That’s just not my personality, that’s not my cup of tea, that’s not who I am.’’

全力疾走しなかったことに関して苦し紛れの言い訳をしないのは評価されます。しかし、『私はそういうタイプの人間ではない。私のスタイルではない。それを変えるつもりもない』と自分の性格・人間性に起因するものだと認めた結果、選手としての能力ではなく、資質に対して疑問の声が出るようになりました。

他の選手評価担当者は以下のような点においてもマニー・マチャドの守備に疑問があると述べています。

Another talent evaluator pointed to the possibility of the 6-foot-3, 185-pound Machado getting bigger as he ages, which will reduce his range.

“A little bit above average. Not as good as Didi as far as range, arm strength, instincts and coming to get the ball,’’ the person said.

『別の選手評価担当者は身長6フィート3インチ(190.5センチ)、185ポンド(83.9キロ)のマニー・マチャドは、年齢を重ねることで、さらに体重が増え、守備範囲が狭くなっていく可能性があると指摘した。「ほんの少しだけではある平均を上回るが、守備範囲、肩の強さ、野手としての本能、捕球までの動きなどはディディ・グレゴリウスほどには良くない」とその人物は話した。』

体格などを比較すると、ディディ・グレゴリウスの方が年齢の影響による守備力の低下も緩やかになる可能性が高そうではあります。

攻撃面では通算打率.282、4年間で142本塁打とマニー・マチャドに軍配があがります。ただ、遊撃手としての守備は守備防御点(DRS)が-12、アルティメットゾーン・レーティング(UZR)が-6.5とセイバーのデータは良くありません。その一方でディディ・グレゴリウスは守備防御点(DRS)が-2、アルティメットゾーン・レーティング(UZR)が3.9となっています。

マニー・マチャドが素晴らしい選手であることは間違いありません。しかし、3億ドルを越えるような金額を提示するとなると、攻守、そして選手としての人間性、資質も備えているような「完全なプレイヤー」を好むのが一般的で、プレイヤーとしての情熱に欠けることはネックになる可能性があると記事を書いたキング氏は述べています。

特にディディ・グレゴリウスはクラブハウスでもリーダーシップをとるな人間性があり、プレイヤーとしての情熱も評価されているため、その点はマニー・マチャドとの大きな違いとなります。

上記のような選手評価担当者、スカウトたちの見立てが正しいのであれば、ヤンキースはマニー・マチャドに3億ドル以上の契約を提示するよりも、ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン氏が提言するようにディディ・グレゴリウスと8000万ドルで契約延長したほうが賢明な選択になるのかもしれません。

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