ブルージェイズのイチローに対しての真剣度と実現性は?地元メディアがその動きについて分析

初回投稿日:2015年1月10日午前10時27分

USAトゥディのボブ・ナイチンゲールが、イチローに関心を持っている球団としてマイアミ・マーリンズ、トロント・ブルージェイズ、ボルティモア・オリオールズの3つの球団をあげました。

オリオールズに関しては、ここ数日でEPSNのジム・ボウデンが以下のようにツイートしました。

「関係者からの情報によると、オリオールズとコルビー・ラスムスとの話が熱を帯び始めている」

そしてこのツイートと前後してボルティモア・サンのダン・コノリーが「コルビー・ラスムスが問題なくクラブハウスにフィットすると、オリオールズが考えているような感触が組織の内部から伝わってくる」と記事にしています。

オリオールズがラスムスと合意した場合には、40人枠がいっぱいのため、選手1人を外す必要がある状態です。バックアップの捕手を探していたオリオールズですが、そういう状況もあるためか、昨年はレンジャーズでプレーしたJ.P.アレンシビアとはマイナー契約で合意しています。

そのためオリオールズがラスムスと契約した場合には、その後に補強があるとしても、基本的にはマイナー契約で選手を確保する動きになると予想されます。

スポンサーリンク

イチローとブルージェイズの契約の可能性について地元メディアが言及

スポンサーリンク
[googlead]

マーリンズに関しては、ジャンカルロ・スタントン、マーセル・オズナ、クリスチャン・イエリッチとしっかりと3名揃っています。さらにFA市場で獲得したマイケル・モースは一塁での起用がメインではありますが外野も守れ、一塁のバックアップであるジェフ・ベイカーも同様です。

そのためマーリンズの寄せているイチローへの関心は、完全に控えの外野手としてのものです。

また40人枠には入っていないものの、スプリングトレーニングに招待されているマイナー契約の選手で、開幕ロースター候補となる外野手が2名います。

その2人は、アストロズからトレードで獲得したオースティン・ウェイツとFAからマイナー契約したコール・ギレスピーで、両者ともに外野の3つのポジションを守れます。

オースティン・ウェイツは2014年に3Aで、打率.286/出塁率.374で、37盗塁を成功させるなど、そのスピードが評価されていて、コール・ギレスピーは2014年にマリナーズとブルージェイズでプレーし、打率.243/出塁率.300/長打率.311とイマイチですが、3Aでは打率.357/出塁率.433/長打率.600と好調だったため、チャンスが与えられるようです。

FA選手に複数球団が関心を寄せていると報じられていても、蓋をあけてみたらマイナー契約ということが、この時期になると少なくありません。そのため、マーリンズが関心を持っていても、メジャー契約を考えているのかどうかは不透明です。

そしてブルージェイズに関してですが、地元メディアであるスポーツネットのベン・ニコラス・スミスが「現在のブルージェイズのトレード・FAに関する噂」について検討しています。

ベン・ニコラス・スミスはイチローが3000安打まで残り156本であることと、未来の殿堂入り選手であることを伝えた上で、「しかし、興奮する前に、考慮するに値する警告が多くある」と述べています。

具体的には3つのことをあげています。

  1. ブルージェイズは同様の多くの選手をチェックしている
  2. 興味が本物であってもプレー時間の問題がある
  3. ブルージェイズはブルペンの補強のために500万ドルから700万ドルの予算を持っているが、それが削られてしまう

ブルージェイズが関心を持っているのは、イチローだけではなく、他の多くのプレーヤーにも探りをいれているようです。

続いて、プレー時間の問題ですが、ブルージェイズはレギュラーの外野手として、ライトにホセ・バティスタ、レフトにマイケル・ソーンダース、センターにドルトン・ポンペイが予定されています。

マイケル・ソーンダースは能力は高いのですが故障が多く、ドルトン・ボンペイは2014年にメジャーデビューし、17試合の出場にとどまっていて、将来性は高く評価されているものの、2015年が本格的なファーストシーズンとなりますので、両者ともに不安があります。

40人枠で、この3人の他に外野手登録されている選手はケビン・ピラーだけと、手薄な状況となっているため、補強が必要ではあるのですが、あくまでも控えとしてのものです。

「ブルージェイズはドルトン・ポンペイの多くのチャンスを与えることに対して真剣」で、イチローは控えとならざるを得ず、出場機会は保証されないことをベン・ニコラス・スミスは指摘しています。

そしてブルージェイズは補強の予算が多く残されていません。残る補強ポイントとして、外野の控えの他には、クローザーを含むブルペンと二塁手が挙げられます。

地元メディアからの情報を元に、これらの補強ポイントに、優先順位をつけると、(1)クローザー(2)ブルペン(3)セカンド(4)外野の控え、という順番になります。

ケイシー・ジャンセンが抜けたクローザーには、現状ではブレット・セシルやプロスペクトのアーロン・サンチェスが候補となっているのですが、セシルは通算で6セーブとクローザーの経験が豊富ではなく、サンチェスはそもそもメジャー経験が多くありません。

そのためクローザーのポジションは、ラッセル・マーティン、ジョシュ・ドナルドソン、マイケル・ソーンダースと出血をしてまで獲得し、勝負をかけているチームにとって不安材料となっています。

その問題の解消のため、FA市場とトレードでクローザーを探している状態ですが、予算は500万ドルから700万ドル程度で、質の良いクローザーを獲得すれば、あっという間に消えてしまう金額です。

ブルージェイズは鳥谷敬に関心を持っていましたが、「正式なオファーはしていない」とアメリカメディアが報じています。このような予算に制約があることを考えれば、川崎宗則と同様のマイナー契約を模索していた可能性が否定できません。

そしてブルージェイズは川崎宗則との再契約にも関心は持っているようですが、メジャー契約を用意しているような情報は伝わってきません。

イチローが2014年の650万ドルから年俸が下がることを受け入れたとしても、残っている補強予算を使うことにはなる、と述べて、暗に他のブルペンなどの補強がが中途半端になることをベン・ニコラス・スミスは指摘しています。

そのためブルージェイズがイチローに関心があり、契約が提示された場合でも、同様の選手を多くチェックしているということを考慮すれば、メジャー契約が提示されるか不透明と言わざるを得ません。

メジャー契約を優先するか?出場機会を優先するのか?

イチローの残る選択肢に関して言えば、外野手4番手もしくは5番手としてのメジャー契約も少なくなりつつあり、マイナー契約もちらつくという状況です。

ただ、見方を変えれば、外野のレギュラーが固定されているチームの4番手もしくは5番手で契約するよりも、外野の選手層が薄いチームや、故障者が出ているチームとマイナー契約したほうがチャンスは多くあるとも考えられます。

ワシントン・ナショナルズのライトを守るジェイソン・ワースが肩の手術を受け、復帰まで2-3ヶ月はかかるため、開幕に間に合うか微妙になっています。

ナショナルズは選手が揃っているので、補強に動くかは微妙ですが、選手層の薄いチームでレギュラーに故障者が出れば、昨年のヤンキース同様に出場機会は多くなります。

先発投手であることを重視して、リリーフとしてのメジャー契約を断り、先発としてのマイナー契約を選ぶベテラン投手は少なくありません。

イチローもそれらのベテラン選手と同様に、マイナー契約で、招待選手としてスプリングトレーニングに参加し、開幕で25人枠に入れない場合には、契約をオプトアウトして、再度、故障者が出ているチームと契約を結ぶということも選択肢となってくるかもしれません。

レギュラーとしての契約が難しくなりつつある現状で、出場機会を多く得ることを最優先するなら、控えとしてのメジャー契約で飼い殺しにされるよりも、マイナー契約でも可能性が多くあるチームを選んだほうが、確率は高まります。

長いメジャーの歴史の中で、球団数も多く、マイナーも含めた選手までカウントすると膨大な数の選手がプレーしてきたわけですが、その中で3000本安打を達成したプレーヤーはわずかに28人しかいません。

イチローが1試合でも、1打席でも多く出場できるチームに移籍し、3000本安打のプレーヤーの1人に名を連ねてくれることを期待しています。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています