2016年スプリングトレーニング直前で獲得できるFA選手は?NBCスポーツ電子版がランキング

メジャーリーグの2016年シーズンのスプリングトレーニングが2月18日から20日にかけて始まります。

そのスプリングトレーニングまで3週間あまりとなったのですが、それでもFA市場にはチームの戦力アップにつながるレベルの選手が未契約で残っています。

それらの選手をNBCスポーツ電子版のAaron Gleemanが”Last-minute shopping: Top 10 unsigned free agents(直前のショッピングリスト:未契約のフリーエージェント選手のトップ10)”というタイトルの記事で、残るFA選手をランキングしています。

スポンサーリンク

駆け込みでの戦力補強ができるFA選手のトップ10は?

Aaron Gleemanは以下の10名の選手をリストアップして、それぞれコメントをつけています。

そのリストとコメントの要約は以下のとおりとなっています。

1. デクスター・ファウラー(30歳・中堅手)

ドラフト指名権を失うなどの問題はあるが、比較的若く、スイッチヒッターの中堅手で、スピードと走塁技術があり、7年間のフルシーズンでいずれもOPSは.750以上。

2. ハウィー・ケンドリック(32歳・二塁手)

打撃は非常に安定していて、ほぼどのシーズンでも打率.290、OPS.750を残しているが、32歳という年齢による守備力の低下が懸念される。セカンド以外のポジションの経験が少ないことがネックとなっている。

3. イアン・デズモンド(30歳・遊撃手)

かつては1億ドルの契約を手にすると予想されていたが、2012年のベストのシーズン以降、OPSは.845、.784、.674と降下した。それでも2015年には19本塁打を記録するなど、やはり平均以上の遊撃手であると言える。

4. ヨバニ・ガヤルド(30歳・先発投手)

奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)の低下と洗練されていない投球がネックに。それでも残っているFA先発投手ではトップで、ドラフト指名権の問題はあるが、複数年契約を手にするだろう。2015年の防御率3.42は彼のベストの数字で、ナ・リーグからア・リーグへ、打者有利の球場への移籍を考えると素晴らしいものだ。ただ、多くの三振を奪っていた投手が30歳となり、奪三振率は5.9に落ちた。

5. デビッド・フリース(33歳・三塁手)

14本塁打・OPS.743というキャリアの平均値に近い数字で2015年を終えた。ドラフト指名権の問題はないが、契約先を見つけることができていない。33歳なので長期契約は難しいが、それでも平均以上の三塁手ではある。

6. オースティン・ジャクソン(29歳・中堅手)

ジャクソンはかつて期待された基準には全く到達できていない。しかし、堅い守備、スピード、OPSで.700を記録できることを考えると、やや過小評価されている。基本的には左投手用の選手だが、一部のチームにとってはレギュラーとして起用してもアップグレードになる。

7. ダグ・フィスター(32歳・投手)

フィスターは三振の多い投手ではなかった。そして球速は80マイル中盤に落ちている。それでもガヤルドにドラフト指名権と複数年契約を費やすことと、フィスターでドラフト指名権を守り、1年契約で済ませることを比較すると、フィスターの方が良いという見方が間違いなくある。2015年は故障と不調で苦しんだが、2014年は防御率2.41、2011-14年の4年間は防御率3.11だ。

8. マット・レイトス(28歳・投手)

レイトスはこの2シーズンは疲れ切っているようで、獲得した全てのチームが、すぐに嫌気がさしているように見える。それでも28歳と若く2010年から2014年にかけて防御率3.50より良い数字を残し続けている。

9. アルフレッド・サイモン(35歳・投手)

2014年はオールスターに出場したが2015年はタイガースで防御率5.15だったが、膝の問題が大きかったようだ。35歳のためより健康になるとは考えられず、奪三振率も低い。それでも先発ローテの穴をベテランで埋めたい複数のチームが1年契約を提示するだろう。

10. フアン・ウリーベ(37歳・三塁手)

デビッド・フリースが決まらないことは、4歳も年上で同じポジションのウリーベに良い影響を与えていない。しかし、近年3年間はOPS.761で、三塁守備は堅いので、優勝を狙うチームが1年契約を提示しそうだ。

クオリファイング・オファーがFA市場での価値に影響

先発投手と外野手を補強ポイントとするボルティモア・オリオールズのダン・デュケットGMは、「ドラフト指名権を失う補強は行わない」と述べて、クオリファイング・オファーを拒否した選手を獲得しない意向を示しています。

他にもダイヤモンドバックスも補強を続ける意向を持っていますが、ザック・グレインキーの獲得で1巡目指名権を失ったため、2つ目の指名権は失いたくないと、こちらもクオリファイング・オファー組はリストから外す意向です。

トップFA選手となるとドラフト指名権に大きく影響されることはありませんが、ランクが低いFA選手にとっては非常に厳しい立場に追い込まれる要因となります。

クオリファイング・オファーを拒否した選手のうちヨバニ・ガヤルドは複数年契約が確実で、デクスター・ファウラーはトレード市場で外野手がいることもあり、微妙なライン上です。

出戻りでのシカゴ・カブスとの契約であれば逆に複数年契約の可能性が高まりそうです。

そして場合によってはクオリファイング・オファーの1年1580万ドルより低い契約になる可能性があるのがハウィー・ケンドリックとイアン・デズモンドです。

両者ともに良い選手なのですが、ドラフト指名権を失ってまでも獲得したいかと言われれば微妙なラインで、さらに複数年契約を提示しにくい選手でもあります。

ただ、スプリングトレーニングなどで優勝を狙っている主力クラスに故障者が出れば、一気に状況が変わりますので、両者はそういったロースター上の動きを待つ必要に迫られるかもしれません。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています