マット・ケンプのトレードに破談の可能性が浮上!フィジカルチェックでの問題が障害に

サンディエゴ・パドレスがマット・ケンプをトレードで獲得することで合意したと報じられたのが、ウィンター・ミーティング開催中でした。

フィジカルチェックを終えたあとに正式発表になる見込みでしたが、合意から1週間が経過しているのですが、未だにトレードの成立が両チームからアナウンスされていません。

そのことについて昨日、一昨日あたりから各メディアから情報が漏れていたのですが、今日になってUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲールが以下のようにTweetしました。

「マット・ケンプのトレードが停滞しているのは、フィジカルチェックで明らかになった、両股関節の関節炎が原因だ。パドレスはメディカルエキスパートと相談している。」

USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールは上記のツイートの後、記事ではsevere arthritis(深刻な関節炎)だと伝えていて、パドレスはこのトレードを成立させるかどうかを検討していると伝えています。

FOXスポーツのケン・ローゼンタールも、このマット・ケンプの身体の問題が原因で、正式発表に至っていないとの情報を確認しています。

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マット・ケンプのトレードが破談となれば、他のトレードにも大きな影響が

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マット・ケンプは最近の3シーズンは肩、太ももの筋肉、足首の故障などで故障者リストで多くの時間を過ごしてきました。

下半身に多くの問題を抱えていて、身体のバランスが悪くなっていたと考えられ、そのことが股関節にも影響を与えていたと考えられそうです。

このトレードの成立期限は現地の12月18日までとされていたのですが、EPSNロサンゼルスのマーク・サクソンは、交渉が続いていれば、比較的容易に延長できるようだとしています。

このマット・ケンプのトレードが破談した場合の影響は小さくありません。

  • ドジャースはケンプのトレードで削減した金額を見込んでブレット・アンダーソンを獲得
  • ドジャースはパドレスから獲得するザック・エフリンを交換要員としてジミー・ロリンズのトレードを合意
  • パドレスはヤスマニ・グランダルをケンプの交換要員としているので、レイズからライアン・ハニガンを獲得

ドジャースはマット・ケンプの残契約の5年1億700万ドルのうち、3200万ドルを負担することで合意していました。

そのためドジャースは、年平均で1500万ドルを削減できることになり、それを見込んでブレット・アンダーソンの年俸1000万ドル+400万ドルの出来高という契約に充てていました。

しかし、このトレードが破談した場合には、他の方法で年俸総額を減らす方法を模索する必要に迫られることになりそうです。

2番目のジミー・ロリンズのトレードへの影響ですが、ケンプのトレードでパドレスから獲得するザック・エフリンを、そのままフィリーズに渡すことで、成立させることになっていました。

ケンプのトレードが破談となれば、交換要員がなくなりますので、他の交換要員をドジャースが準備しなければ、このジミー・ロリンズのトレードも破談となる可能性があります。

ただ、このトレードに関しては、ドジャースとフィリーズで他の選手で成立させる方向性で交渉がすでに行われているようだと、コムキャストフィラデルフィアのジム・サルズペリーが関係者からの情報として伝えていますので、すぐに流れてしまうという可能性は低そうです。

最後に3番目の問題ですが、パドレスはケンプの交換要員として捕手のヤスマニ・グランダルを放出する予定でした。その穴を埋めるために、パドレスはウィル・マイヤーズが絡む3チーム・11名のトレードで、レイズからライアン・ハニガン捕手を獲得することで合意しています。

しかし、ケンプのトレードが破談になれば、ハニガン捕手は必要ではなりますので、こちらのトレードも見直しが必要となる可能性があります。

パドレスとドジャースがケンプのトレード破談を回避する方法は?

このようにマット・ケンプのトレードを中心として、他のトレードや戦力補強が組まれているため、破談となると大きな影響があります。

またパドレスは打線の中核にマット・ケンプを据える予定で補強活動を展開していましたので、これが成立しなければ、ブレーブスのジャスティン・アップトンなどの強打の外野手の獲得に、再度アタックする必要が生じることになります。

そのためパドレスにとっても、フィジカルに問題があるからと、単純にトレードを破棄しにくい側面があります。

そこで考えられる回避策が、マット・ケンプのトレードの合意内容の見直しです。

現在、考えられる選択肢は、マット・ケンプの年俸をドジャースが3200万ドルを負担することになっている金額を増額してもらう。ドジャースから獲得する交換要員をさらに増やす、もしくはより質の高い選手に変更する、などが考えられます。

上記の方法以外では、ドジャースの年俸負担の3200万ドルはそのままで、ケンプが故障者リストに入った期間の年俸をドジャースに負担してもらうという約束をとりつける方法もあると、元GMであるESPNのジム・ボウデンは提案しています。

交渉の結論は、今日にも出ると予想されていたマット・ケンプのトレードですが、期限は延長できるようですし、様々な要素が絡んでいるため、結論が出るにはもう少し時間がかかりそうです。

追記(14/12/18 12:00pm):その後、パドレスが条件のつり上げを要求したものの、ドジャースは応じなかったとFOXスポーツのケン・ローゼンタールが関係者からの情報として伝えています。結局は、当初の内容通りにトレードが成立することとなりました。
ドジャース側は、パドレスがマット・ケンプのフィジカルの問題をマスコミにリークしたことに不満を持っていて、パドレスとしばらくトレードが成立することはないだろうとESPNロサンゼルスのマーク・サクソンが報じています。
ドジャースはパドレス側がメディアに情報を流すことで、条件をあげようとしたと捉えていて、パドレスのA.J.プレラーGMを快く思っていないようです。