石井一久はメジャー1年目に12試合で10勝到達!田中将大の今後はどうなる?

田中将大が6勝0敗とこれ以上ない滑り出しを見せ話題となったわけですが、その時に合わせて石井一久がメジャー1年目に開幕6連勝を飾っていたことが報じられていました。

実は石井一久は連勝こそ6で止まったものの、その後も勝ち続けて、6月の時点で二桁勝利に到達していました。つまり、今シーズンの田中将大と同様のペースで勝ち星を重ねていたことになります。

石井一久はMLB1年目の6月8日の12試合を終えた時点で10勝に到達していて、74回1/3で防御率3.15/10勝1敗/奪三振73/WHIP1.44という成績で、ややWHIPは高いものの、奪三振もほぼイニング数と同じ数で素晴らしい成績を残しています。

その石井一久の1年目の成績を見ながら、田中将大の今後について考えていきます。

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石井一久は6月中旬以降はメジャーの打者に苦しめられた

では、最終的に石井一久の1年目はどうなったのでしょうか?

石井一久の1年目の成績は、最終的には28試合154回/防御率4.27/14勝10敗/奪三振143/WHIP1.58という成績で、防御率は4点台でいま一歩ですが、メジャー1年目としては十二分に素晴らしい数字を残しています。

その一方で、10勝1敗の後はあまり順調には勝ち星が伸びず、負けが増えてしまったことがわかるシーズンの成績ともなっています。もう少し具体的にするために6月8日までと、それ以降の成績を比較してみると・・・

  • 12試合74.1回/防御率3.15/10勝1敗/奪三振73/WHIP1.44
  • 16試合79.2回/防御率5.31/4勝9敗/奪三振70/WHIP1.71

6月8日までは先発すると6イニング以上を投げていて、12試合中8試合がクオリティスタートとなっていましたが、それ以降は1試合あたりが4.95回と5回を切る数字となっていて、かなり6月中旬以降は早い回に打ち込まれることが増えたことがわかる記録が残っています。

石井一久のメジャー1年目となった2002年の試合別成績は以下のとおりとなっています。

石井一久のメジャー1年目2012年の試合別成績一覧

この記録を見ると相手チームによる研究が進んで、シーズン後半はかなり対応されたことがわかります。

さらにわかりやすくするために月別に成績をまとめてみると・・・・

石井一久のメジャー1年目2002年の月別成績一覧

4月は防御率3.03、5月は防御率2.78と良いのですが、6月は4.68、7月は5.02、8月は6.95とシーズンが進むにつれて、打ち込まれてしまいました。

では、田中将大はどうなるのでしょうか?

田中将大は「引き出しの多さ」でメジャーの打者の対応を上回る可能性が十分に

石井一久が田中将大の開幕6連勝を受けて以下のような評価を与えています。

自分の1年目と比較すると、田中の方が打ち取るバリエーションが断然多い。僕は基本、真っすぐとスラーブの2種類で、フォークを少し投げたぐらい。勝ち星を伸ばすにつれて、相手も相当研究してきているのが分かった。田中も今後、マークはさらに厳しくなる。でも、この試合の「引き出し」の多さを見ると、シーズンを通して安定した成績を残せそうな予感はする。
開幕から簡単に勝っているように見える田中だが、実際は苦労しながら、1試合ずつ、いろいろなことをアジャストしてきたはず。その積み重ねが完封という結果につながったと思う。

引用元:スポニチ 6連勝の“先輩”石井一久氏 マー君の多彩な配球パターンに感嘆

と評価しています。田中将大に対する研究が進み、何かしらの対策がなされてくることが予想される一方で、球種が多彩で相手に的を絞らせにくくすることができるため、自分のようには苦しまないのではと予想しています。ただ、断言はせずに、「予感はする」という表現にとどめてはいます。

メジャーの厳しさを身をもって体験しているだけに、断言まではできなかったというところでしょうか。

確かに、石井一久氏が指摘するように、田中将大には、多彩な球種があり、どれでもストライクがとれるため、投球の「引き出し」が多く、その時の調子に合わせた最善の投球ができ、相手の対策の裏をかくことができるという強みが田中将大にはあります。

試合の流れを読むうまさ、そして打者の心理を読みとれる洞察力の鋭さがあり、それを活かせる制球力がありますので、対策されたとしても、その対策をさらに上回る投球をすることは、今後も十分に可能と考えられます。

またスプリットに関しては、現時点において「わかっていても打てない球種」となっていて、今後もそれが続く可能性は十分にあります。

【参考記事】
田中将大のスプリットのどこがすごいのか?プロ野球選手が語るそのスプリットの凄さ

あとは、疲労が蓄積してきた時にどれだけ踏みとどまれるかということと、さらに幾多のエース級の投手も打ち崩してきたメジャーの打者が、田中将大のスプリットにも対応できるのかどうかも焦点の1つとなります。

【参考記事】
田中将大の真価が問われるのは6月以降に?ヤンキースの日程から予想されるカベ

1年間を通じて、さらに言えば3年以上の期間にわたって活躍してこそ、そのチームのファンが記憶するエースとなります。

石井一久は1年目に14勝、2年目に9勝、3年目に13勝を上げるなど、ドジャースの3年間で36勝していますが、それでも石井一久をドジャースのエースだったと評価するファンや専門家が、現在においてどれだけいるでしょうか?少なくともアメリカやロサンゼルスのファンの大多数の見解となっているように見受けられません。

田中将大には1年間を通じた成績を残し、さらには数年にわたって実績を残して、10年以上の時が経過した後に、ヤンキースのファンが「歴代のエースでNo.1は誰だ?」と議論するときに、田中将大の名前があがるような投手になってくれることを期待しています。

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