トレード期限前にジョシュ・ドナルドソンの獲得に動く可能性があるチームは?

2年連続でポストシーズン進出を果たし、今年もア・リーグ東地区で優勝を争うと目されていたブルージェイズでしたが、故障者が続出し低迷が続いています。

ジョシュ・ドナルドソン、アーロン・サンチェス、J.A.ハップ、フランシスコ・リリアーノ、スティーブ・ピアースなど、次々と主力選手が故障者リストに入るなどオーダーやローテを組むのにも苦心する状態です。

そのような状態を反映して成績は19勝26敗で地区最下位に沈み、首位とは8ゲーム差、4位のレイズとも3.5ゲーム差をつけられる苦しい状況です。

そのことに加えて、年俸総額がオーナー側の設定する上限に達していること、さらにマイナーの選手層が薄く、期待できるプロスペクトが乏しいこと、メジャーの主力選手の年齢が高く、しかもFAが近接ていること、などの要素が、トレード期限前に売り手となることを後押しする状態です。

そのトレード期限前に動向が注目されるのが、2018年シーズン終了後にFAとなるジョシュ・ドナルドソンです。

2015年に打率.297/出塁率.371/長打率.568/OPS.939、41本塁打、123打点でア・リーグMVP、2016年に打率.284/出塁率.404/長打率.549/OPS.953、37本塁打、99打点でア・リーグMVP投票2位とメジャーを代表する三塁手としての地位を確立しました。

2017年の年俸は1700万ドルのため、この後戦列に復帰し、シーズン終了後に年俸調停のプロセスを経ると2000万ドルを超えることが確実です。

来季で年齢が32歳となることもあり、ブルージェイズが契約延長を試みる可能性は低く、それよりはアレックス・アンソポロスGM時代の大型トレードで層の薄くなったファームにプロスペクトを加えることを選ぶと考えられます。

特に現在のマイク・シャピーロ社長とロス・アトキンスGM体制では、ファームからの育成を重視する方向性になっていますので、なおさらトレード放出の可能性が高まります。

では、優勝、ポストシーズンを争うチームの中で、どのチームが三塁手を補強ポイントとしているのかが、次の焦点となります。

カナダのスポーツネット電子版のJonah Keri氏が以下のように予想しています。

Think of all the contending teams with holes at third base. The Cardinals could move sudden world-beater Jedd Gyorko to second and slide Donaldson into the middle of the lineup. The Astros could move an erratic-fielding rookie Alex Bregman to DH, shunt Carlos Beltran to part-time duty, and supercharge an already loaded lineup. And if the Jays want to flout tradition, they could open the floor for two of the teams in most desperate need of a star third baseman: the Yankees and Red Sox.

優勝を争うチームが三塁手のポジションに悩みを抱えているとJonah Keri氏は指摘します。

カージナルスは三塁をジェド・ジョーコが守り、打率.331/出塁率.380/長打率.591/OPS.970と非常に好調です。ですが、ジョシュ・ドナルドソンを獲得すれば、ジョーコがこれまでメインで守ってきたセカンドに戻せるため、打線の中軸がさらに強力になるります。

またアストロズは期待のプロスペクトであるアレックス・ブレグマンが三塁を守っていますが、打率.253/出塁率.329/長打率.370/OPS.699と今一歩で、守備面ではアルティメット・ゾーン・レイティングを150試合に換算したUZR/150で-25.9と大きくマイナスになっています。

ジョシュ・ドナルドソンが代わって守れば攻守で大幅なプラスとなり、ブレグマンをDHにまわせば、こちらも今一歩のカルロス・ベルトラン(.247/.293/.390/.683)をパートタイムの出場にとどめることができます。

さらに同地区のライバルであるヤンキースとレッドソックスは三塁に悩みを抱えていて、ここを補強ポイントとしていると指摘し、トレード先の候補として名前を挙げています。

ヤンキースは三塁をチェイス・ヘッドリーがメインで守っていますが、このポジションのOPS.660で両リーグで20位、レッドソックスはサンドバルらを故障で欠いていますが、離脱前の時点でも穴となっていて、現在のOPS.566は両リーグ最低の数字となっています。

このような状況を踏まえて、Jonah Keriはカージナルス、アストロズ、ヤンキース、レッドソックスをジョシュ・ドナルドソンのトレード先の候補として名前を挙げています。

他にもこのポジションを補強ポイントとしているのはデビッド・ライトの復帰の見込みが立たず、ホセ・レイエスら4人で回していますが、このポジションのOPSは.587で29位と低迷しています。そのためESPNのバスター・オルニー氏やキース・ロー氏は、メッツがポストシーズンを本気で狙うならドナルドソンがターゲットには合理的な選択肢だと述べています。

ジョシュ・ドナルドソンの復帰は近づいてきていて、数日中には復帰すると報じられています。離脱前は9試合だけでしたが打率.310/出塁率.429/長打率.586/OPS1.015と素晴らしい成績で、復帰後も継続するようであれば、大型トレードにつながる可能性は高いと予想されます。

投手ではダルビッシュ有、野手ではジョシュ・ドナルドソンらを中心にトレード期限前の噂や憶測が飛び交うことになりそうです。

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