ホセ・アブレイユはビックバーゲン!高額FA選手の半額で高パフォーマンス

MLBもまもなく開幕して1ヶ月が過ぎようとしています。

本格的な戦いはオールスター以降で、まだまだトッププレーヤーたちは、トップギアには入れていない状態です。

それでもホワイトソックスのホセ・アブレイユのパワーとパフォーマンスが素晴らしく、残している数字も素晴らしいため大きな注目を集めています。

ホセ・アブレイユは6年6800万ドルで契約を結んだわけですが、ホセ・アブレイユの契約はFAの歴史の中で、ベストの契約の1つになる可能性があると、CBSスポーツの名物ライターであるジョン・ヘイマン(Jon Heyman)が指摘しています。

その記事の内容を今回は紹介してみたいと思います。

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打撃もさることながら人間性も評価されるアブレイユ

記事のタイトルは、”MLB Stock Watch: Powerful, polite rookie Jose Abreu is a steal so far”、「MLBの市場観測:パワフルで礼儀正しい新人のホセ・アブレイユは今のところの掘り出し物」というような意味のタイトルです。

このso farというのは、「今のところ」とというような意味ですが、田中将大の評価にもよく使われる表現で、シーズンを通じての活躍ではありませんので、メディアは評価をある程度にとどめようとします。

そのため、今後まではわからないが、今の時点ではホセ・アブレイユはビックバーゲンになりそうだという評価をしています。

Who says there are no more bargains on the free-agent market?(誰がこのFA市場でこれ以上のバーゲンがあると言えるのか?)として、投資した金額と比較して、チームが得ているメリット、利益が大きいことを指摘しています。

その比較対象として、このオフに契約を結んだFA選手であるヤンキースのジャコビー・エルズベリーとレンジャーズの秋信守の名前をあげています。

この2人はextreamly good players(とても素晴らしい選手)だとその能力を評価していますが、ホセ・アブレイユの2倍の年俸を受け取っていると指摘しています。

さらにこの2人はクオリファングオファーを拒否したため、獲得する際にドラフト指名権を失うわけですが、ホセ・アブレイユにはそれもなかったと、いかにホセ・アブレイユがリーズナブルの存在だったかを説明しています。

またホセ・アブレイユがパワーだけでなく、礼儀正しく、騒動を起こして話題を振りまいているヤシエル・プイグのようなことはなく、人格的にも良いとしています。

もちろん本塁打10本、打点31が両リーグ1位で、逆方向にも大きく打つことができて、貧打に苦しんだホワイトソックスを両リーグトップの143点を生み出すチームに変えたとしています。

この記事の内容をまとめると、打撃面でのパフォーマンスの高さに加えて人間的にもよく、年俸が安く、ドラフト指名権も失わないなど、大きなメリットをチームにもたらしていて、FA契約の歴史に残るような良い契約だったということです。

FAでは格安と言える年俸で桁外れのパワーを発揮するアブレイユ

現在、ホワイトソックスの打線は3人のキューバ出身の選手が牽引しています。

  • ダヤン・ビシエド(25)
    24試合79打数/打率.367/本塁打1/打点9/出塁率.420
  • アレクセイ・ラミレス(32)
    27試合103打数/打率.350/本塁打4/打点18/出塁率.376
  • ホセ・アブレイユ(27)
    27試合103打数/打率.262/本塁打10/打点31/出塁率.330

これだけのパフォーマンスを発揮していると、キューバ選手への評価と人気は高まらざるを得ません。4月27日終了時点ですが、ホセ・アブレイユが本塁打と打点でリーグトップ、ビシエドが打率でリーグトップとキューバ勢が席巻しています。

そしてホセ・アブレイユは6年6800万ドルの契約を結んでいますが、記事の中で比較されていた、エルズベリーと秋信守の年俸を比較してみたいと思います。

  • ホセ・アブレイユ
    契約総額:6年6800万ドル(年平均1133万ドル)
    2014年:700万ドル
  • ジャコビー・エルズベリー
    契約総額:7年1億5300万ドル(年平均2185万ドル)
    2014年:2114万ドル
  • 秋信守
    契約総額:7年1億3000万ドル(年平均1857万ドル)
    2014年:1400万ドル

今シーズンだけであれば、エルズベリーは3倍、秋信守が2倍の年俸をもらっています。また年平均でもエルズベリーはほぼ2倍、秋信守は約1.6倍です。

ホセ・アブレイユがどれだけ掘り出し物であるかがわかるのではないでしょうか。

ホセ・アブレイユの2014年の4月に打っているホームランを集めた動画です。その凄さがよくわかるものです。

腕をたたんでレフトスタンドに運ぶ、センターから逆方向にもピンポン球のように飛ばしてスタンドインしてしまう技術とパワー。久しぶりにバッティングの映像を見て、鳥肌がたちました。

これとは別に、試合中にホセ・アブレイユの打ったボールの糸がほどけてしまい、皮が剥がれたこともあり、そのパワーは底が知れません。

これからマークされて苦しむことがあるかもしれませんが、図抜けたパワーと技術を持ち合わせている打者であることは間違いないのではないでしょうか。今後も注目していきたいホワイトソックスのホセ・アブレイユです。