FAとなるジョン・レスターの獲得にシーズンオフに動くのは?シカゴ・カブスにとってレスターがフィットする理由

このシーズンオフのFAとなる投手で目玉とされる投手の1人が、レッドソックスからアスレチックスへトレードで移籍したジョン・レスターです。

本人はレッドソックスに復帰する可能性を否定せず、さらにはレッドソックスもオファーする準備をするなど、一見すると相思相愛のように見えますが、実際にはそうでない側面もあります。

レッドソックスはチームの方針として30歳を越えるプレーヤーに大型契約を提示しない方針となっているため、オファーはしても、7年契約のような大型契約を提示しないだろうと、地元メディアを中心に予想されています。

そのためレッドソックスが、現実的にターゲットとするのは契約年数や規模が少なくてすむ、ジャスティン・マスターソンやジェームズ・シールズなのではないかとの見方が強い状況です。

またレスター自身もそれを理解していて、希望はレッドソックスではあるものの、家族にとって一番良い決断をすることが最優先だと述べています。そのためレスターもレッドソックスに必要以上に執着しているわけではなく、あくまでもレッドソックスのオファーが他と比較して大きく劣らない条件であれば、復帰する可能性が高いと考えられる状況です。

シーズン終了前の9月時点で、ジョン・レスターの獲得に動く可能性がある球団として、エース級の先発投手が必要なヤンキース、シャーザーがFAとなるタイガース、ベケットがチームを去るドジャースなどの名前が上がる状況です。

そして、それらのチームに加えて、頻繁に名前が上がっているのがチーム再建中のシカゴ・カブスです。

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野手は育成で、投手は外部からという方針のシカゴ・カブス

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シカゴ・カブスは野手で若い選手が次々と育ち、すでに今シーズンは25歳のアンソニー・リゾ打率.278/本塁打30/打点71/出塁率.375と本格的なブレイクをし始めています。また2019年まで契約延長をしている24歳のスターリン・カストロも134試合528打数で打率.292/本塁打14/打点65/出塁率.339と数字を残しています。

これらの選手に加えて今シーズンMLBに昇格した選手では、ハビアー・バエズは35試合143打数で打率は.175と荒削りながらも、7本塁打と評価されていたパワーを発揮し、ホルヘ・ソラーは11試合41打数で打率.366/本塁打3/打点12と好調な滑り出しです。

この2人に加えて、MLB全体でも3位の評価を受けているクリス・ブライアントや5位評価のアディソン・ラッセルも来季中の昇格が濃厚で、攻撃陣のタレントは目白押しです。

特にクリス・ブライアントは以下のような成績を2Aと3Aで収めるなど活躍し、Baseball Americaが選ぶマイナーリーグのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。

  • 2014(3A):70試合244打数/打率.295/本塁打21/打点52/OPS1.036
  • 2014(2A):68試合248打数/打率.355/本塁打22/打点58/OPS1.160
  • 2014マイナー計:138試合492打数/打率.325/本塁打43/打点110/OPS1.098

このクリス・ブライアントとアディソン・ラッセルの2人は、来シーズンにはMLBで姿を見る可能性が高く、来季のカブスの攻撃陣は得点力と守備力の両面での強化が期待できます。

ところが投手のプロスペクトとなるC.J.エドワーズという評価されている投手はいるものの、野手の層の厚さに比較すると薄いことは明白です。

ただ、これは球団副社長のセオ・エプスタインとジェド・ホイヤーらのチームの再建策のプランに沿ったものです。

ESPNにも記事を提供しているGrantlandのRany Jazayerliはカブスのチーム再建の方針は明確だと分析しています。

それは(1)野手はドラフトなどで獲得したプロスペクトを育成する。そして投手はスタッツによる分析で活躍が見込めるすでに(2)MLBレベルにある投手を安い値段で獲得するというものだと指摘しています。

今年に関して言えばジェイソン・ハメルジェイク・アリエッタ、昨年であればスコット・フェルドマンなどは、その例と言えます。そのため投手編成に関しては、ある程度完成された投手を獲得することで整備していくことが予想されるカブスです。

若い野手が育っているため、2016年には地区優勝やワイルドカードに争えるような戦力が整いつつあると考えられるカブスですが、やはり決定的に足りないのはエースと呼べるような投手です。

そのためカブスが、チームの軸となる投手としてジョン・レスターの獲得に動くだろうとの見方は強まっています。

ジョン・レスターがシカゴ・カブスにとって必要な理由とは?

ESPNシカゴのJesse Rogersは、「ジョン・レスターがカブスにとって理にかなっているのか」と題した記事で、レスターがカブスにいかにフィットするかという理由を以下のように列挙しています。

  • 2008年から毎年31試合以上先発してい
  • セオ・エプスタイン副社長とジェド・ホイヤーGMと旧知の中
  • セオ・エプスタインとジェド・ホイヤーに対するレスターの印象も良い
  • ア・リーグからナ・リーグにきた投手の成功例が多い
    スコット・フェルドマン、ジェイソン・ハメル、ジェイク・アリエッタなど
  • レスターはフライボールピッチャーだが、風の強いリグレー・フィールドでも最近の風向きからすると問題がなさそう
  • シーズン中にトレードされているので、獲得してもドラフト指名権を失わない

そして、サマージャをトレードに出したことで、さらに苦しい先発ローテの台所事情で、30試合をコンスタントに投げれる投手というものが、乏しいチーム事情です。また若い投手が多いカブスにとって、コンスタントに投げてくれる上に、経験も豊富なレスターが獲得できれば、数字以上のメリットがあると考えられます。

Jesse Rogersは、まだカブスが勝負にでる状態ではないので、糸目もつけずに大金を注がない可能性もあるとはしています。しかし、レスターがエプスタインやホイヤーに関して「最高の尊敬をもって自分に対してくれる。彼らについては良いことしか言えない」と述べるような、強い人間関係のつながりが助けになるかもしれないとも述べています。

レッドソックスのかつてのチームメイトの複数が、「レスターがオフにカブスに行く可能性が高い」と予測しているのも、この人間関係のつながりによるものが大きな理由であるとFOXスポーツのKen Rosenthalも伝えています。

カブスは、田中将大を獲得してチームの軸に据えるために、1億ドルを用意したこともありますので、本気を出せば経済的にもレスターの契約にも用意することは可能です。

複数の専門家が、カブスは若い野手による攻撃力で、得点のサポートが期待できるようになるので、FA投手にとってはカブスを選ぶ魅力の1つになるだろうとも予測もしています。

このオフの目玉の1人であるジョン・レスターを巡って、シカゴ・カブスがより注目を集めることになりそうです。

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