J.D.マルティネスは「待ち」の姿勢に・・・6年契約と1億8000万ドルが合意の最低ラインか

野手のFA市場はカルロス・サンタナが3年6000万ドルを手にしたものの、ジェイ・ブルースは3年3900万ドルにとどまるなど、どの球団も財布の紐が堅い状態です。

その影響もありスコット・ボラス氏が代理人を務めるトップFA野手のJ.D.マルティネス、エリック・ホズマーの2人は希望するような条件を提示されていないようで、交渉が大きく進展しているとの報道はありません。

このような状況の中、J.D.マルティネスは安易にディスカウントに応じるのではなく、市場価値に合った契約を手にできるまで待つことを選ぶ可能性が高まりつつあるようです。

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J.D.マルティネスが希望する金額と年数は?

ファンラグスポーツのジョン・ヘイマン氏が以下のように伝えています。

Miami acquaintances of Martinez say he is willing to “hold out,” certainly into spring training, for what he believes should be his market value. The Red Sox have offered Martinez a five-year deal, and sources suggest at least one other has, too.

マイアミ在住のJ.D.マルティネスの友人が「スプリングトレーニングまでずれこんだとしても、彼が考えている適正な市場価値のオファーが提示されるまで待つ姿勢だ」が話していることが伝えられています。

最もJ.D.マルティネスに関心をよせているとされているのがレッドソックスと伝えられていて、すでに正式なオファーが提示されたと伝えられています。しかし、J.D.マルティネスが最低でも6年契約と考えているのに対して、レッドソックスが提示したのが5年契約で折り合うことができていないことも合わせて伝えられています。

2017年にトレードでJ.D.マルティネスを獲得したダイヤモンドバックスも興味を示しているようですが、レッドソックスと同じく6年契約の提示などには踏み込んでいないようです。

この後、ジョン・ヘイマン氏は本人の希望金額、MLB関係者による現状からの予想などを詳細に伝えています。その要約は以下のとおりとなっています。

  • 「J.D.マルティネスは可能であるならば年平均3000万ドル、総額2億ドルの契約を手にしたいと考えているが、それが難しい場合でも少なくとも1億8000万ドルは手にしたい希望を持っている。」と複数の情報筋は話している。
  • J.D.マルティネスに関心を示しているチームが提示したのは1億2000万ドルから1億5000万ドルと考えられている。
  • レッドソックスが最有力候補も、マルティネスが指名打者ではなく外野でのプレーを、より希望しているため、その点ではダイヤモンドバックスにアドバンテージがある。さらにマルティネスの個人的に契約している打撃コーチを、ダイヤモンドバックスはチームの打撃戦略部門に招いている。
  • 複数のMLB関係者はジャスティン・アップトンが手にした6年1億3275万ドルの契約を比較として言及している。
  • どのチームも6年以上の契約は提示していないとされていますので、現時点でJ.D.マルティネスが手にしている最大の契約は5年1億5000万ドルではないかと考えられます。そうであるながら年平均3000万ドルという希望は満たされています。

    J.D.マルティネスの年齢が30歳で、足に不安があるため外野手としての守備力は低く、将来的なポジションに不安があることを考えれば、悪くないオファーではないかと考えられます。ただ、本人が適正だと考えている市場価値からは契約年数では1年、総額では3000万ドル足りないことにはなります。

    契約年数を伸ばすとなると36歳のシーズンまで保証することになります。現時点で外野守備は平均レベルを大きく下回っていますので、外野を守るとしても2年くらいが限度ではないかと考えられます。

    ナ・リーグのチームが手を出すにはリスクが高い契約で、指名打者があるア・リーグであれば、ある程度許容できると考えられます。

    マリナーズのネルソン・クルーズは、契約当初は外野守備を希望していましたが、指名打者に固定される度合いがシーズンを追う毎に強くなっていています。ア・リーグのチームであれば、J.D.マルティネスを同様に起用していくことが可能で、6年目を保証する決断もできなくはありません。ただ、守備ができなくなり、指名打者に固定することを想定された場合には、選手の市場価値は下がらざるをえないというジレンマがあります。

    2017年には僅かに131試合で45本の本塁打を打ち、OPS1.066と素晴らしい成績を残しましたが、足の故障や守備面でのリスク、30歳という年齢を考えると、6年1億3000万ドルから、最大で5年1億5000万ドルくらいが適正ではないかと考えられます。

    スコット・ボラス氏は選手の価値を釣り上げるために、長く待つことを選ぶ傾向がありますが、それが裏目に出たケースがないわけではありません。ただ、彼の交渉の強みはフロントオフィスを飛び越えて、オーナーと直接交渉できることです。

    GMなどが契約をためらっても、亡くなったタイガースの前オーナーであるマイク・イリッチ氏、ナショナルズのテッド・ラーナーらを納得させて大型契約を成立させてきた実績があります。

    J.D.マルティネスとスコット・ボラス氏の「待ちの姿勢」が奏功するのか、それとも裏目に出るのか、今後のなりゆきは興味深いものとなります。

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