ジェームズ・シールズがウェーバーをクリア!シーズン終了までいつでもトレードができる状態に

San Diego Padres Top Catch

一般的に「7月末のトレード期限」とは、ウェーバー公示をすることなくトレードを成立させることが期限となります。

ウェーバーにかけられた選手は、順位が下のチームから順に獲得意思の有無が確認されいてき、その獲得意思を示したチームとウェーバーにかけたチームとで交渉が行われることになります。

そうなると通常のトレードのように、あのチームのあの選手が欲しいとなり交渉をし合意しても、その選手が他チームにクレーム(獲得意思表示)することなく、自チームのところまで順番が回ってくるのを待つ必要があります。

このように8月以降はトレード成立のハードルが上がるものの、主に高額の契約が残っている選手を中心に、引き続き戦力補強としてトレードが模索されていくことになります。

そのような状況下で、サンディエゴ・パドレスのジェームズ・シールズがウェーバーにかけられ、どのチームもクレーム(獲得意思表示)することがなかったため、ウェーバーをクリアしました。

そのためパドレスはシーズン終了まで、全球団と自由にジェームズ・シールズのトレード交渉をし、成立させることができる状態となりました。

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ウェーバーをクリアしたため全ての球団とのトレード交渉が可能に

ESPNのバスター・オルニー氏がTwitterでジェームズ・シールズがウェーバーをクリアしたことを伝えています。

もしジェームズ・シールズがクレームされていた場合には、パドレスはそのままシールズを手放して、獲得意思を示したチームに契約そのもののを引き取ってもらうか、獲得意思を示したトレード交渉する、もしくはウェーバーを取り下げて自チームに戻すことなどが選択肢としてありました。

ですが、今回は完全にウェーバーをクリアしましたので、パドレスは残りの29球団全てとトレード交渉ができることになりました。(参考:MLBのトレードはまだ終わらない!8月以降のトレードはどうなる?)

33歳のジェームズ・シールズは、オフに4年7500万ドル+1年チームオプションという内容でパドレスと契約しました。その契約の内訳は以下のとおりとなっています。

年(年齢) 年俸 備考
2015年(33歳) 1000万ドル
2016年(34歳) 2100万ドル 2016年終了後オプトアウト可
2017年(35歳) 2100万ドル
2018年(36歳) 2100万ドル   
2019年(37歳) *1600万ドル *チームオプション(200万ドルバイアウト)

4年7500万ドルの契約ですが、今年は1000万ドルの設定で、今シーズンの残額は200万ドル程度とされています。

2016年シーズン終了後にジェームズ・シールズ側で契約を破棄してFAを選択することができるのですが、35歳となるシーズン前にFAとなっても、2年4200万ドル以上の契約を手にできる可能性は低いので、基本的にはこの権利を行使しないと予想されます。

2019年はチームオプションとなっていますので、チームは契約更新をしなくても良いわけですが、その場合には200万ドルを支払う必要があります。

そのためこれからジェームズ・シールズを獲得するチームが現れた場合には、最低でも3年4500万ドルを準備する必要があることになります。

投手有利の本拠地ながら成績が下降しているジェームズ・シールズ

今季のジェームズ・シールズは146.1回を投げて防御率3.75/8勝4敗/奪三振160/WHIP1.29という成績です。

悪くはないものの、投手有利のペトコパークを本拠地とし、さらに投手有利の球場が多いナ・リーグ西地区であることを考えれえば、この成績は期待はずれと言えるものではあります。

また味方の守備の影響を排除して、投手がコントロールしやすい与四球と被本塁打をベースに算出するFIPでは4.21となっています。

FIPは投手の実力を測る指標として用いられることが多く、戦力補強の際に重視しているチームも多いのですが、ジェームズ・シールズの4.21は物足りないものとなっています。

またFIPが防御率よりも悪いということは、一般的に味方守備に助けられての防御率となっていると考えられますので、ジェームズ・シールズの成績への評価は、やや低いものとなってしまいます。

ただ、パドレス投手陣全体の数字が落ちていて、捕手の能力の問題も大きいともされていますので、その分を割り引けば大きな実力の低下はないとも捉えることができます。

オフには争奪戦になり、チームのエースとなれる精神的な強さもあるジェームズ・シールズですし、パドレスにとっても年俸が上がる来季を前に放出した方が年俸総額にも余裕ができます。

今後の動向を注目したいサンディエゴ・パドレスとジェームズ・シールズです。

8月以降のトレードについては以下のページにまとめています。