ジャコビー・エルズベリーの有力なトレード先はマリナーズ!?有力記者が可能性に言及

ヤンキースの外野にはアーロン・ジャッジ、ブレット・ガードナー、アーロン・ヒックス、ジャコビー・エルズベリーに加えて、クリント・フレイジャー、ビリー・マッキンニー、エステバン・フロリアルと来季に戦力となる有望選手が控えています。

外野の基本的な体制は4人で、そこに外野も守れる一塁手、内外野を守れるスーパーユーティリティプレイヤーが選手層に厚みを加えることが一般的になりつつあります。

そのようなことを考えると、クリント・フレイジャーを含めるとメジャーレベルの選手が5名もいる状態は、人数が完全にだぶついていていますし、若い選手のメジャー昇格をブロックしてしまうことにもなっています。

このような外野の選手層により、ベテランのブレット・ガードナー、ジャコビー・エルズベリーのどちらかがトレード放出される可能性があると多くの専門家が予想しています。

ヤンキースのオーナーとGMともに、来季の年俸総額をぜいたく税の基準である1億9700万ドル以下に圧縮することを示唆しているため、

ブレット・ガードナーは来季途中で35歳になりますが、年俸1150万ドルで契約最終年となっていて、2019年はチームに1250万ドルで更新できる選択権があり、行使しない場合には200万ドルのバイアウトを負担する必要があります。

そのため確定している負担分は1350万ドルとなります。来季の年齢は不安材料ではありますが、151試合に出場して打率.264/出塁率.350/長打率.428/OPS.778、21本塁打、23盗塁という成績を残していますので、実績や経験なども踏まえると法外なものではありません。

その一方でジャコビー・エルズベリーは来年9月に35歳となりますが、2018年から2020年までの3年契約が確定していて、年俸は2100万ドルと高額です。さらに2021年には2100万ドルで更新できる選択権がチーム側にあるのですが、行使しない場合には500万ドルのバイアウトが必要となります。つまりジャコビー・エルズベリーには来年からの3年間で6800万ドルを最低でも負担する必要があります。

それでも成績が良ければ話は別なのですが、2014年から2016年の3年間で408試合に出場し、打率.264/出塁率.326/長打率.382、32本塁打、80盗塁という数字にとどまっています。さらに33歳で開幕を迎えた2017年は脳しんとうの影響はあったものの112試合の出場にとどまり、打率.264/出塁率.348/長打率.402、7本塁打、22盗塁に終わりました。

残っている契約の金額、年齢、最近の成績などを考えると、ヤンキースは年俸総額を削減するためにも放出したい1番の候補がジャコビー・エルズベリーとなるのですが、不良債権化していますので引き取り手を見つけるも簡単ではありません。

そのような状況でシーズンオフを迎えることになるのですが、エルズベリーのトレード先としてシアトル・マリナーズの名前が浮上しています。

トレードやFAなどの移籍情報に精通しているFanRag Sportsのジョン・ヘイマン氏が以下のように伝えています。

Look for the Yankees to shop Jacoby Ellsbury after a disappointing season in which he sat in the ALCS while Aaron Hicks, who slumped badly, played. The Yankees would have to offset much of the contract. But they are trying to get below the $195 million mark, have a surplus of outfielders and believe Ellsbury might do better with a change of scenery.

アーロン・ヒックスはア・リーグチャンピオンシップで24打数2安打で打率.083とスランプに陥っていました。にも関わらずジャコビー・エルズベリーは2試合1打席の出場機会しか与えられませんでした。それは指揮官のジョー・ジラルディのエルズベリーへの評価であると同時に、ヤンキース全体での評価でもあるようで、このシーズンオフにトレードを試みるだろうとヘイマン氏は伝えています。

ただ、そのためには残契約の大部分を負担することが必要となるが、それでも年俸総額を削減したいという事情と、外野手が余っていること、エルズベリーも他球団であれば再生する可能性があること、などを理由にヤンキースが放出に動くことになるとヘイマン氏は述べています。

Ellsbury has three years to go on his $153 million, seven-year deal, so there would have to be a significant paydown to facilitate a deal. Some have always envisioned Ellsbury going home to play in Seattle, which could use an outfielder but is not believed to have a lot of money in its budget.

「7年1億5300万ドルという大型契約が3年残っていることもあり、トレードを成立させるためにヤンキースが多くの部分を負担する必要がある」と述べた上で、「多くのMLB関係者が、シアトルに戻ってプレーすると、常々予想している」ことを紹介しています。

ジャコビー・エルズベリーはオレゴン州マドラスというところで生まれ、高校までこの街で過ごしているのですが、シアトルとは300マイル程度の距離です。大学はオレゴン州立大学に進学していて、ここからレッドソックスに指名されてプロ入りしています。オレゴン州立大学からシアトルも250マイル程度と、アメリカの基準では比較的近い地域となります。

そのためシアトルはジャコビー・エルズベリーにとっては準ホームタウンといえる地域ということもあり、全球団へのトレード拒否権を破棄して、キャリアの最後をここで過ごすことに応じるのではないか予想する声が少なからずあるようです。

シアトル・マリナーズはシーズン途中にレオニス・マーティンを失い、ジャロッド・ダイソンがFAとなりました。ミッチ・ハニガー、ベン・ギャメル、ギジェルモ・エレディアといますが、エレディアは健康面に不安があり、シーズンオフに中堅手が補強ポイントになると目されています。

ジャコビー・エルズベリーはセンターを守ることができますので、補強ポイントに合致することにはなるのですが、問題はマリナーズには多くの補強資金枠が残っていないことです。そのためマリナーズへトレードする場合には、ヤンキースがかなりの部分の金銭を負担することになることは確実です。

しかし、その動きを後押しする可能性があるのが代理人のスコット・ボラス氏です。エルズベリーは後半戦に打率.263/出塁率.359/長打率.419/OPS.778と一定の数字を残し、レッドソックス時代にポストシーズンで好成績を残しています。ボラス氏はそのような事実に触れた上で、今年のポストシーズンで9回しか打席に立たせてもらえないことに遺憾の意を表明しています。

来年はさらにジャコビー・エルズベリーのヤンキースでの出場機会が減ることは確実なため、ボラス氏がトレード移籍を要望して働きかける可能性も否定できません。

現時点で具体的にヤンキースとマリナーズが動いているというような情報まではないようですが、エルズベリーの合理的なトレード先が少ないこともあり、こういった予想が話題になっているようです。

ヤンキースが積極的にジャコビー・エルズベリーのトレード放出に動くことは確実なため、その行方が注目されます。

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