ジャコビー・エルズベリーが2100万ドルのベンチ要員に・・・ジラルディ監督が本人に伝達

New York Yankees Top Catch

ヤンキースが2017年にポストシーズン争いに絡むことができているのは、ガードナー、グレゴリウス、カストロなどのベテラン選手が奮闘していることに加えて、若い選手の育成プロセスが順調で、しかも急速に進展しているためです。

特に外野に関してはアーロン・ジャッジ、アーロン・ヒックスに加えて、クリント・フレイジャーも活躍するなど、ヤンキースの強みの一つとなっています。

ブレット・ガードナーはこれまでのキャリアベストの17本塁打に近づく16本塁打を90試合で打つなど、ベストのシーズンをお送ろうとしています。

アーロン・ジャッジは後半戦開幕後はややもたついているものの、それでも打率.313、本塁打32、OPS1.086と素晴らしい水準を維持しています。

アーロン・ヒックスは故障者リストに入っていて7月中の復帰が見込まれていますが、離脱前の時点の60試合で打率.290、10本塁打、OPS.913と、トレード獲得時に期待されていたポテンシャルを発揮しつつありました。

さらにヒックス、ファウラーらの故障によりチャンスが与えられたクリント・フレイジャーは、15試合と少ない出場機会ではありますが、打率.304、3本塁打、OPS.935と活躍しています。本塁打が際立って多くはないのですが、安打17本のうち二塁打が5、三塁打が2、本塁打が3と、単打よりも長打が多いため、長打率は.625と高い数字となっています。

打率が.304にも関わらず出塁率が.310にとどまるなど、四球を選べないことが課題ではあるものの、期待に沿うようなメジャーデビューイヤーを過ごしています。

このような外野手の状況により、出場機会を失いつつあるのが、7年1億5300万ドルの大型契約を結び、それが3年半も残るジャコビー・エルズベリーです。

ジャコビー・エルズベリーは7月22日の試合でも先発を外れ、2試合連続でスタメン落ちとなりました。スタメンから外れるのは最近の5試合では3度目、シーズン後半の10試合では5回目のこととなります。

ジャコビー・エルズベリーに体調面での問題が、特にあるわけではなく、単にフレイジャーが好調で、エルズベリーが低迷しているためです。

フレイジャーは7月1日のメジャー昇格後に、先に述べたような成績を残しているのですが、エルズベリーは後半の5試合で20打数2安打と不振です。このような両者の比較をした時に、好調なフレイジャーを多く起用した方がプラスになると、ジラルディ監督は判断しているようです。

Girardi has informed Ellsbury that he’s going to be seeing less playing time going forward.

“It’s tough to address a player that has had a really good career and you tell him that you’re going to go with someone younger and the hot hand,” Girardi said. “That’s never an easy conversation. But it is part of the game that you have to deal with. The big thing is we’re not saying it’s permanent, but when he gets his chances it’s important that he plays well.”

引用元:Yankees’ Jacoby Ellsbury demoted to $21M backup for time being | What it means

ジラルディ監督は、今後、出場機会が少なくなることをエルズベリーに伝達しています。そして「素晴らしいキャリアを過ごしてきた選手にとって、若くホットな選手に譲ることはタフなこと」「それを伝えることは簡単ではなかった。しかし、これもゲームの一部であり、上手く受け入れることが必要なこと。」「重要なのは、これがずっと続くということではないことだ。ただ、チャンスが与えられた時に良いプレーをする必要がある」と話しています。

これまでジャコビー・エルズベリーは高額の年俸と大型契約があるため、調子が悪くても我慢して起用しているところがヤンキースにはありました。地元メディアがしきりにエルズベリーを叩いても、キャッシュマンGMにしても、ジラルディ監督にしても、擁護することに終始していました。

しかし、「ベンチに座ることが多くなることを、受け入れるのもゲームの一部」「チャンスが与えられた時に結果を残す必要がある」とポジションを保証しないスタンスであることを明確にしています。

さらに今後ヤンキースが難しい問題に直面するのは、アーロン・ヒックスが復帰するタイミングで、引き続きクリント・フレイジャーが好調だった場合の、ロースター編成上の決断です。

Would Yankees dare to avoid the expected move of optioning Frazier back to Triple-A to consider eating the final three years of Ellsbury’s seven-year, $153-million contract?

A strong case could be made that the Yankees are a better club with Hicks and Frazier on the club instead of Hicks and Ellsbury.

引用元:Yankees’ Jacoby Ellsbury demoted to $21M backup for time being | What it means

ジャコビー・エルズベリーの残る3年の大型契約を受け入れて、クリント・フレイジャーを3Aに降格させることが、現時点での大方の予想ではあります。ただ、「ヤンキースはヒックスとフレイジャーを残した方が、ヒックスとエルズベリーを残したときよりも良いチームになるだろう」と記事を書いたRandy Miller氏は述べています。

ジラルディ監督は、そのロースター上の編成に関しては、「ヒックスが復帰する時に決断することだ」と、明確な回答を避けています。

1年半の高額契約が残っていたアレックス・ロドリゲスを「引退」というかたちでロースターから外したヤンキースですが、エルズベリーは期間が3年半、金額はバイアウトも含めると7700万ドル余りと、より大型の契約が残っています。

ジャコビー・エルズベリーの処遇は、若手の躍進が目立つヤンキースにあって、頭の痛い問題の一つとなりそうです。

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