クリーブランド・インディアンスは、クオリファイング・オファーを拒否された後も、カルロス・サンタナとの再契約を模索していました。が、フィリーズが3年6000万ドルで獲得したことにより、正一塁手の補強が課題として残ったままとなりました。
その空いた一塁の補強として、マリナーズからFAとなっていたヨンダー・アロンソと2年契約で合意に達したことが伝えられています。
一塁の穴埋めとしてヨンダー・アロンソを獲得
USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール氏が以下のように伝えています。
The Cleveland #Indians have found a first baseman: Yonder Alonso has agreed to deal with Cleveland
— Bob Nightengale (@BNightengale) 2017年12月21日
この後、FOXスポーツのケン・ローゼンタール氏が合意した条件について伝えています。
Free agent 1B Yonder Alonso in agreement with #Indians on two-year, $16M contract, sources tell The Athletic. Deal includes $8M vesting option for a third year. Agreement first reported by @BNightengale.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2017年12月21日
2年1600万ドルは保証され、3年目は条件を満たすことで自動的に更新される800万ドルのオプションが設定されている契約で合意に達したようです。
2016年まで二桁本塁打を記録したことのなかったヨンダー・アロンソですが、2017年のトレンドとなったフライボールレボリューション、打球に角度をつけるスイングと導入した結果、ブレイクしました。
アスレチックスでは100試合371打席で打率.266/出塁率.369/長打率.527/OPS.896、22本塁打という成績を残し、特に前半が好調だったこともありオールスターに初出場しました。
マリナーズに移籍後は42試合150打席で打率.265/出塁率.353/長打率.439/OPS.793、6本塁打とやや停滞しましたが、1年全体では打率.266/出塁率.365/長打率.501/OPS.866、28本塁打と、ほぼ全ての面でキャリアベストを更新しました。
シーズン後半に打率.254/出塁率.354/長打率.420/OPS.774と数字が落ち、左投手には打率.181/出塁率.263/長打率.417/OPS.679と弱いの懸念されるところです。
ヨンダー・アロンソをレギュラーで起用していた場合にはカルロス・サンタナからの戦力ダウンになることは否めませんので、できれば左投手用の一塁手と併用としたいところです。ただ、守備面では優れる選手で、その点ではサンタナからのグレードアップが見込まれています。
予想されるラインナップは以下のとおりとなっています。
- フランシスコ・リンドーア(SS)
- ジェイソン・キプニス(2B)
- ホセ・ラミレス(3B)
- エドウィン・エンカーナシオン(DH)
- マイケル・ブラントリー(LF)
- ロニー・チゼンホール(RF)
- ヨンダー・アロンソ(1B)
- ヤン・ゴームズ/ロベルト・ペレス(C)
- ブラッドリー・ジマー(CF)
打線全体で厚みによる得点力があるインディアンスですが、FAでジェイ・ブルースとカルロス・サンタナを失っています。獲得したヨンダー・アロンソと、この2年間で101試合しか出場できないマイケル・ブラントリーの復活による穴埋めを期待することになりそうです。