主力選手が残るインディアンスの補強ポイントは?MLB公式サイト記者がシーズンオフを展望

Cleveland Indians Top Catch

2016年にワールドシリーズ制覇目前まで行き、2017年はシーズン終盤に22連勝をして地区制覇を果たしたため、ロイヤルズの2014-15年と同様に「今年こそは」と期待が高まりました。

しかし、若い選手の台頭著しく、強力なブルペン陣に加えて、シーズン中は不安定だった先発ローテが機能したヤンキースに苦杯をなめることとなりました。

インディアンスはカルロス・サンタナ、ジェイ・ブルースの2人がFAとなります。さらに右足首の手術を受けて、復帰まで5ヶ月は要すると見られているマイケル・ブラントリーですが、インディアンスが1200万ドルのオプションを行使しない場合には、さらにもう一人失うことになります。

これらの選手の流出は痛いものではあるのですが、投手陣はほぼ同じメンバーが来季も戻ってきて、野手もコアのプレイヤーの多くが契約が残っています。

そのため基本的な来季のチーム構成はできているのですが、流出があった部分の補強はもちろんのこと、ワールドシリーズ制覇のためのさらなるグレードアップを必要としているインディアンスです。

そのインディアンスの2017-18シーズンオフをMLB公式サイトのジョーダン・バスティアン(Jordan Bastian)氏が展望しています。

バスティアン氏による補強ポイントは以下のとおりとなっています。


  • カルロス・サンタナがFAとなるファースト
  • ジェイ・ブルースがFAとなるライト
  • ブルペンを厚くする補強
  • 先発ローテのバックアップを厚くする補強

続いて、それぞれの補強ポイントを見ていきます。

サンタナには、クオリファイング・オファー(1年1740万ドル)が提示する可能性があると予想されています。サンタナもチームに残りたい思いはあるため、それを受諾する可能性もあります。ただ、複数年契約を求めてくることが予想されるため、インディアンスが再契約を確実に見込めるわけではないようです。

クオリファイング・オファーを出しつつ、継続的に複数年契約をインディアンスとサンタナで交渉するということも選択肢となるかもしれません。

もしサンタナと再契約できない場合には、内部ではマイケル・ブラントリーやロニー・チゼンホールを一塁にまわすか、外部からはヨンダー・アロンソ、ミッチ・モアランド、マイク・ナポリ、エリック・ホズマーらが補強候補となるとバスティアン氏は予想しています。

ライトに関しては、ブルースが移籍後にもたらしたインパクトを考えると、こちらも再契約が選択肢となるだろうと予想されています。ただ、FA市場にでれば争奪戦になる選手のため、インディアンスが競り勝つのは容易ではありません。

内部でのオプションはロニー・チゼンホールとブランドン・ガイヤーの併用という選択肢もあるためか、ブルースとの再契約以外は補強候補として名前は上がっていません。

ブルペンのメンバーからジョー・スミスとブライアン・ショウがFAとなり、来季の700万ドルのオプションが行使されないことが濃厚なブーン・ローガンもチームを去ることが予想されています。

リリーフ陣のコアであるコディ・アレン、アンドリュー・ミラーの他、ダン・オテロ、ニック・グッディーら周りを固めるメンバーも、そのまま戻ってきます。
そのため大きなテコ入れは必要はないのですが、層をより厚くするために、経済的な負担が大きくならないベテランのリリーフ投手を獲得することが予想されています。

先発ローテに関してはコーリー・クルーバー、カルロス・カラスコ、トレバー・バウアーがそのまま戻ってきます。ジョシュ・トムリンの来季300万ドルのオプションは行使されることが確実です。
その4人に加えてマイク・クレビンジャー、ダニー・サラザー、ライアン・メリット、コディ・アンダーソンといった投手も候補となるため、すでに内部で十分な選択肢があります。ただ、現在のMLBでは1シーズンで先発投手が10人必要になるのが一般的なこともあり、層を厚くするベテランの獲得に動く可能性があります。

左手薬指を骨折したブラッドリー・ジマーも戻ってくるため、ジェイソン・キプニスをセンターからセカンドに戻すことができ、その結果、ホセ・ラミレスをサードに戻すことができます。
ジェイソン・キプニスをレフトに移動させた場合には、足首の手術を受けたマイケル・ブラントリーをファーストで起用するということも想定されます。

選手の故障からの回復のペースによって、補強ポイントが変わっていく可能性のあるインディアンスですが、基本的には大幅な動きが必要なわけではありません。

2017年開幕時の年俸総額は球団史上最高額となる1億2400万ドルを記録しました。来季の確定分は7300万ドルにとどまるのですが、マイケル・ブラントリーの1200万ドルのオプション、コディ・アレン、ロニー・チゼンホール、トレバー・バウアー、ダニー・サラザー、ダン・オテロ、ザック・マカリスターら年俸調停権を有する選手たちへの3500万ドルなどが加わります。

すでに1億2000万ドルが見込まれる状況のため、マーケットの規模が小さく、予算に制約のあるインディアンスに、オフの補強資金がどこまで残っているのかは懸念されるところです。

2016年はワールドシリーズ、2017年はリーグチャンピオンシップと勝ち進んだことによる、収入増があったため、ある程度は上積みできると予想されます。が、大幅に年俸総額を増やすのは難しいと考えられます。

復帰に5ヶ月を要し、来季の戦力となるかが不透明な1200万ドルのマイケル・ブラントリーのオプションを破棄した場合には、予算枠に柔軟性が増します。
まずはブラントリーの来季契約オプションを行使するかどうか。そして、サンタナにクオリファイング・オファーを提示するかどうかが注目されます。

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