3000本安打に近づくイチローの気になる数字・・・来季の契約の獲得に向けての課題は?

2015年シーズンの5月終了時点で積み重ねた安打数は2877で、現役の選手ではアレックス・ロドリゲスの2986安打に次ぐ2位。歴代でも40位にランクされるところまで安打数を伸ばし、通算打率は.317と高い数字を残し、アメリカメディアからも殿堂入りは間違いないと評価されているイチローです。

私も含めて多くのファンの願うところは長いメジャーの歴史でもわずかに30人しかいない3000本安打をイチローが達成してくれることですが、これまでのペースで試合に出続けた、同様のペースで安打を打った場合でも、年間105安打というペースにとどまっています。

その試算どおりの出場機会と打率で推移して場合には、今季終了時点の通算安打数は2950安打前後となり、3000本安打まで50本近く足りないことになります。

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イチローが来季の契約を獲得する上で気になる数字

出場機会に関しては外野手のイエリッチが離脱した際には増えたものの、復帰後はたまに先発出場するにとどまり基本は代打となっています。

マーリンズはシーズン開幕前に期待されたようなパフォーマンスを発揮できていませんが、チームが低迷し若手重視の色合いが強くなるほどベテランの出場機会は減っていきます。

そのため故障者が出ることによって出場機会が増えない限り、イチローが今季中の3000本安打を達成することは難しいと予想されます。そうなると来季の契約をどこかの球団と結ぶ必要があるのですが、その行方を左右するのが今季の成績となります。

そのイチローの成績は48試合115打数で、打率.287/本塁打1/打点8/出塁率.341/長打率.330/OPS.671/盗塁3となっています。打率は悪くありませんし、あまり四球を選ばないタイプでありますが、これまでに比較すれば出塁率と打率の差も大きく、四球を多めに選んでいるため悪くありません。

ただ、細かく成績を見ていくと気になる点がないわけではありません。イチローの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Ichiro Stats 20150601

かつてのような打率3割、長打率4割超に達していないことからも、以前のような打撃ではないことがわかるわけですが、気になるのが盗塁の成功率が極めて低く、さらに安打のうち長打(二塁打・三塁打・本塁打)の占める割合が低いことです。

イチローは本塁打の数こそ多くならないものの走力があるため、200本安打を継続していた頃には二塁打・三塁打の数も多く、安打のうち5本から4本のうち1本は長打になっていました。

年々、その割合は減ってはいたのですが、今季は33本の安打の内、二塁打0本、三塁打1本、本塁打1本となるなど、わずかかに2本しか長打がなく、安打の6.1%しか長打になっていません。

外野の両翼に求められるのは守備面での貢献もさることながら、攻撃面での得点への貢献となりますので、このままの状態が続けば、来季に向けて不安視される材料となりそうです。

続いて気になるのが盗塁成功率の低さです。代打だけでなく代走での出場もあるイチローですが、今季は7回盗塁を試みで4回刺されているため、成功率42.9%と極めて低い数字になっています。

一般的に盗塁成功率が75%を切ると、得点する上で効率が悪くなるとされていますので、50%を切ってしまうと、逆効果になってしまいます。イチローの2014年までのメジャーでの盗塁成功率は81.6%と非常に高い数字でしたが、今年は母数が少ないとは言え、イチローらしからぬ成功率です。

これから盗塁機会が増えれば数字が良くなっていく可能性はあるものの、現時点では今後に不安が残る数字となっています。

打撃面での良い点をあげるとすれば、四球を選ぶ割合が2002年のキャリアハイ(9.3%)に次ぐ、7.9%というペースで四球を選んでいることと、昨シーズン一気に増えた三振の割合が17.7%から9.5%に減ったことです。

ただ、それらの数字がイチローのストロングポイントの1つである走塁面での低迷と、長打が極端に少ないことを補うとは言いがたいことも否定できません。

イチローの守備力はどうか?

イチローの強みは打撃と走塁だけではなく、10年連続ゴールドグラブ賞を獲得した守備も高い評価を受けてきましたが、気になるのは今シーズンはどのような状態かというところです。

イチローは今季227イニング守備についているのですが、220イニング以上守備についている外野手の中での位置づけで、現在の状態を見ていきたいと思います。

外野手全体では守備防御点(DRS)は+1で160人中68位、アルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)は-0.9で160名中85位となっています。守備のこのようなスタッツには正確に実力が反映されていないとの批判の声もあるものの、一定の目安とはなります。

これらの数字を見る限りでは、かつてのような圧倒的な守備力はないものの、センターをメインとする守備力が高い選手も含めた外野手全体でも、平均前後のレベルを保っていると考えられます。

ただ、逆に言えば守備面での貢献がかつてのように絶大ではないことにもなりますので、42歳で来季を迎えることになることを考えれば、やはり打撃と走塁での貢献度を高くする必要があると考えられます。

出場機会も限定され、調整が難しい中で結果を求められることになりますが、道を切り拓き3000本安打を達成してくれることを願っています。

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