ダルビッシュとカブスの契約が及ぼす影響とは?米大手メディアが今後を予想

長く時間はかかり、シーズンオフ当初に予想されていた金額よりは低いものとなりましたが、6年1億2600万ドルでダルビッシュ有はカブスと契約しました。

このことによりカブスは大きな戦力アップとなり、FA市場からはトップ2の投手が1人消えたことになりました。

そのダルビッシュとカブスの契約が与える影響についてESPNが予想しています。

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FA市場のNO.1投手であるダルビッシュの契約が与える影響

ESPNのデビッド・ショーンフィールド氏が”What does the Darvish deal mean for other free agents and teams?”というタイトルの記事で、他球団とFA市場の動向に与える影響について分析しています。


  1. ブルワーズとツインズは今後、どうするのか?
  2. ドジャースの次なる一手は?
  3. カージナルスは対抗措置をとるのか?
  4. ジェイク・アリエッタはどこと契約するのか?

データサイトのファングラフスは、ツインズの先発ローテをMLB全体で23番目、ブルワーズを同20番目にランクしている状態で、ポストシーズンを狙うのであれば補強が不可欠となっています。そのため今後はジェイク・アリエッタ、アレックス・カッブ、ランス・リンというトップ3に照準を定めることが予想されます。

ただ、予算規模が大きくはないツインズとブルワーズにとって、ジェイク・アリエッタの要求額に応じることは簡単ではなく、ランス・リンは186イニングを投げて防御率3.43という成績を残しているのですが、その中身に疑問符がつくことを、ショーンフィールド氏は指摘しています。

ジェイク・アリエッタは2017年に168イニングしか投げていません。ランス・リンは防御率は良いものの、FIP(野手が関与しない奪三振、与四球、被本塁打を使用して疑似防御率を算出し投手の実力を測る指標)は4.82とかなり悪い数字になっています。

奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)が月並みなレベルで、被本塁打が多く、奪三振を与四球で割ったK/BBは100イニング以上投げた134人の中で113番目と下位にランクされています。

これらのような問題があるため、必ずしもこれらの投手のために、ダルビッシュに用意していたような資金を投じるかどうかわからないと、ショーンフィールド氏は述べています。

ドジャースは2年4200万ドルが残るマット・ケンプを放出して、ぜいたく税を回避しながらダルビッシュと契約しようとしていましたが、トレードが成立せず、カブスに争奪戦で敗れることとなりました。

ショーンフィールド氏はダルビッシュの争奪戦に最後まで残っていたからと言って、FA市場で積極的に動くとは思えないと今後を予想しています。

その理由としてジェイク・アリエッタ、アレックス・カッブ、ランス・リンの3人が、現時点の先発ローテ候補である前田健太、柳賢振、プロスペクトのウォーカー・ビューラーらかの大きなアップグレードになるか不透明であること。

そして、ドジャースのフロントはブランドン・マッカーシーやスコット・カズミアーらのような故障がちな投手との契約に懲りていて、同じような傾向があるアレックス・カッブは魅力的な補強候補には映らないだろうと述べています。

このようにFA市場の投手が魅力的ではなく、現時点でも悪くない先発ローテなので、ブルペンの補強を優先するのではないかと、ショーンフィールド氏は予想しています。

カージナルスはマーセル・オズナを獲得したあとは、大きな補強を行わず、クローザーがルーク・グレガーソンという編成になっています。
トレード市場にはグレッグ・ホランドが残っているのですが、カージナルスが5000万ドル程度を用意することに確信は持てないし、トレードでアレックス・コロメのような投手を獲得するには、さらにファームのプロスペクトを失うことになるとして、今後の大きな補強に懐疑的な見解をショーンフィールド氏は示しています。

カージナルスがカブスにマッチアップするためには、プロスペクトとして期待されてきたルーク・ウィーバー、ジャック・フラハティといった若い投手が、カルロス・マルティネスに続く存在となる。もしくは、可能性は低いもののアダム・ウェインライトがバウンスバックすることが理想的なシナリオとなるとショーンフィールド氏は考え、先発補強もないと予想しています。

カブスからの6年契約を蹴ったとされるジェイク・アリエッタですが、そのカブスからのオファーが最高の条件になる可能性もあります。ショーンフィールド氏は契約先を見つけるのは簡単ではないと述べて、その中でも可能性があるのはフィリーズかナショナルズだろうと予想しています。

ダルビッシュが契約した年数と金額を考えれば、他球団は高い条件を提示する必要はなくなってい、4年1億ドル、3年7500万ドルあたりであれば、フィリーズは契約するかもしれないとショーンフィールド氏は述べています。

ナショナルズは先発ローテの5番手がA.J.コールで、その後の層がやや手薄だとショーンフィールド氏は指摘します。これまでボラス氏のクライアントを多くナショナルズは買ってきていることもあり、契約する可能性があると予想されています。

最後にまとめると以下のような予想がなされています。


  1. ツインズ、ブルワーズはFA市場ではジェイク・アリエッタよりは、アレックス・カッブ、ランス・リンが先発ローテ補強の候補となる。
  2. ドジャースは無理をしてまで先発投手の補強には動かない
  3. カージナルスは先発ローテ、ブルペンともに大きな補強は控える
  4. ジェイク・アリエッタはフィリーズか、ナショナルズが候補に

ダルビッシュの契約が今後のトレード市場とFA市場にどのような影響をあたえるのか、注目されます。

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