ハンリー・ラミレスが一塁に挑戦へ!その事情とレッドソックスのロースターへの影響

Boston Redsox Top Catch

レッドソックスの最大の補強ポイントは投手陣で、先発とブルペンの両方での補強を必要としている状況です。

そして、それに続く補強ポイントと考えられてきたのが一塁だったのですが、そのポジションにハンリー・ラミレスが挑戦することになるようです。

MLB公式サイト、ボストンの複数の地元メディアが火曜日のホワイトソックスとの試合前にハンリー・ラミレスが一塁でワークアウトを行い、本人もその挑戦に意欲を見せていることを伝えています。

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ハンリー・ラミレスが一塁に挑戦する理由と事情とは?

マイク・ナポリがトレードでチームを去りましたが、どちらにしても今シーズン終了後にFAとなるため、来季の一塁をどうするのかというのは、ボストンメディアの注目しているポイントでした。

ジョン・ラッキーとのトレードで獲得したアレン・クレイグが候補の一人となるのですが、今季は24試合52打数で打率.135/出塁率/.237/長打率.192と惨憺たる成績でマイナー降格となりました。

マイナー調整での復調が期待されていのたですが、3Aの87試合320打数で打率 .272/本塁打3/打点29/出塁率.369/長打率.341/OPS.710と褒められた成績ではありません。

そのためオフにはオリオールズからFAとなるクリス・デービスの獲得に動くのではないかとの声もありましたが、それなりの契約金額になること、そして打撃が荒く信頼性が乏しいことがなどネックとなりそうな気配でした。

そのため長期契約が残っているハンリー・ラミレスに白羽の矢が立ったことになるのですが、この動きには一塁の穴を埋めるというだけでなく、打撃面での復調と外野の守備強化という目的があると考えられます。

ハンリー・ラミレスは、今季のレッドソックス加入後にショートの守備に難があるため、レフトに転向しましたが、レフトでも大きく足を引っ張っています。

ハンリー・ラミレスの守備防御点(DRS)は-19で外野手で最下位であることはもちろんのこと、他の全ポジションでも最下位という酷い数字となっています。

それは守備のスタッツであるアルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)でも-16.7で全選手中最下位となるなど、壊滅的な守備でのダメージをチームに与えている状態です。

それでも「打撃が良いので」と擁護できれば良いのですが、打率.254/本塁打19/打点53/出塁率.296/長打率.435/OPS.731と期待されていた数字には程遠い成績となっています。

ハンリー・ラミレスがファーストに行くことでロースターのバランスは良くなる?

レッドソックスの外野にはルスネイ・カスティーヨ、ムーキー・ベッツ、ジャッキー・ブラッドリー Jr.と守備の良い3人が揃っているため、本来であれば指名打者にしたほうが良いラミレスなのですが、デビッド・オルティズの契約が来年も残っていますので、それもでできないというチーム事情があります。

そのためリスクもかなりあるのですが一塁に挑戦することになったようです。

一塁でのトレーニングは捕手だったマイク・ナポリを平均以上の一塁手にトレーニングしたコーチによって行われるようですが、ナポリが捕手として投手、野手からボールを受けることに慣れていたのに対して、ラミレスは遊撃手、左翼手のため、その経験がありません。

そのためナポリほどスムーズに移行できるのかはわからないのですが、うまくいけば外野手のダブつきの問題を解消できる上に、シーズンオフの補強でも一塁手分が不要となるため、投手の獲得に資金を注ぎ込むことができるようになります。

ただ、一番恐ろしい事態は、一塁で拙守を連発するようであれば、遊撃手や左翼手としての守備面でのダメージを遥かに上回る悪影響が出ることです。

他の内野手は安心してスローイングすることができないとなると、ハンリー・ラミレスのエラー数以上に大きなダメージが守備全体に生じる恐れがあります。

遊撃、三塁、左翼で守備が悪かった選手が一塁で急激に良くなるとは考えにくいため、不安が残るコンバート策ではあります。

まだあくまでも挑戦するという段階で、一塁に据えることをけってしたわけでありません。このハンリー・ラミレスの一塁挑戦の成否は、レッドソックスのシーズンオフの補強動向にも影響を与えることになりそうです。