ジャイアンツはバムガーナーのトレード放出を検討すべき!?米大手メディア記者が提言

San Francisco Top Catch

サンフランシスコ・ジャイアンツはジャンカルロ・スタントンの獲得には失敗したものの、エバン・ロンゴリア、アンドリュー・マカッチェンといったオールスタープレイヤーを獲得し勝負をかけました。

しかし、マディソン・バムガーナー、マーク・メランソン、ウィル・スミスといった投手の主力が離脱し、野手でもハンター・ペンスが戦列から離れるなど、万全の体制は整えることが出来ず、10勝12敗で出遅れ気味のシーズン序盤となっています。

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ジャイアンツがバムガーナーのトレードを検討すべき理由とは

懸念された先発ローテは若いクリス・ストラットンが台頭してきたこともあり、主力選手たちが戦列に復帰してくれば、まだまだ巻き返しができる状況ではあります。

ただ、ナ・リーグ西地区のライバルであるドジャース、ダイヤモンドバックス、ロッキーズは手強い存在で、他地区でもワイルドカードを争うチームの戦力は侮れず、これからの展望も楽観視はできません。

このようなサンフランシスコ・ジャイアンツの出だしでの停滞を受けて、米大手メディアであるESPN電子版のバスター・オルニー氏が「このまま浮上できないようであれば、マディソン・バムガーナーのトレードを検討すべき」と提案しています。

But if there are not a lot more good days for the Giants before the July 31 trade deadline — if they drift out of contention in the National League West — then the team should do everything it can to steer around the abyss that swallowed the Phillies in recent seasons. If the Giants struggle over the next couple of months, they should take October legend Madison Bumgarner into the trade market.

ナ・リーグ西地区の争いから脱落するようであれば、フィリーズが受け入れたようにチーム再建のためにやれるすべてのことを行うべきと述べて、マディソン・バムガーナーを7月のトレード市場に出すべきだと提言しています。

ジャイアンツの主力にはアンドリュー・マカッチェン、エバン・ロンゴリア、ブランドン・ベルト、ブランドン・クロフォード、ジョニー・クエト、ジェフ・サマージャなどがいるものの、いずれもトレード市場での価値が高まるとは考えにくく、チームを再建するためにはバムガーナーをトレードするのがベストだとオルニー氏は述べています。

アンドリュー・マカッチェンは今季終了後にFAとなるレンタル選手のため放出しても大きな見返りは期待しにくい選手です。エバン・ロンゴリアは6000万ドル、ブランドン・ベルトは6500万ドル、ジョニー・クエトは3年7000万ドル、ジェフ・サマージャは2年3960万ドルといった契約が残っているため、トレードをしても質の高いプロスペクトは獲得できないことが濃厚です。

ブランドン・クロフォードは3年4560ドルと安くはない金額であることに加えて、優勝を争うチームは優秀な正遊撃手を抱えているため争奪戦とはならず、価値が高まりにくいとオルニー氏は指摘します。

アストロズはカルロス・コレア、ヤンキースはディディ・グレゴリウス、ドジャースはコーリー・シーガー、カブスはアディソン・ラッセル、エンゼルスはアンドレルトン・シモンズ、レッドソックスはザンダー・ボガーツ、メッツはアーメッド・ロサリオ、ナショナルズはトレア・ターナー、カージナルスはポール・デヨングといるため、2021年まで契約が残るクロフォードはマッチしません。

バスター・ポージーはフランチャイズの顔で、ジャイアンツにとってアンタッチャブルなプレイヤーのため、ジャイアンツが抱える選手でトレード市場で価値が高騰するのはマディソン・バムガーナーだけとなります。

バムガーナーは今季の年俸は1200万ドルと実績を考えれば安い金額で、来季も1200万ドルで更新できるチームオプションが残るなど、非常にリーズナブルな契約となっています。

さらにポストシーズンでの圧倒的な強さは、「ワールドシリーズ制覇以外は落胆」というチームにとっては大きな魅力です。ポストシーズンの通算16試合(先発14試合)で102回1/3で防御率2.11、特にワールドシリーズでの強さは圧巻で5試合(先発4試合)36イニングで防御率0.25、4勝0敗という数字が残っています。

トレードに出せばジャイアンツのファームは一気に好転する可能性も

そのためマディソン・バムガーナーをトレードすれば、ファームの層が薄いジャイアンツの状況を一気に好転させる選手を獲得できると予想されるとオルニー氏は伝えています。

The left-hander would become the most coveted trade target in baseball — maybe one of the most sought-after summer market pieces in baseball history — if the Giants ever auctioned him off, and he would probably glean at least two high-end prospects for an organization thin on minor-league talent. “Maybe two top-tier guys and two second-tier guys,” said an evaluator. “I mean, if any team traded for Bumgarner, it would be [a move] to win the World Series.”

マディソン・バムガーナーがトレード市場にでた場合には、「夏の移籍史上で最も激しい争奪戦になる可能性がある」とオルニー氏は述べて、少なくともトップクラスのプロスペクトを2人は獲得できるだろうと予想しています。さらに他球団のある選手評価担当者は「トップクラスの選手が2名、さらにそれに続くレベルの選手が2名獲得できるかもしれない」とまで述べていることも、合わせて紹介されています。

つまりマディソン・バムガーナーをトレードに出した場合にはMLB全体でトップ100にランクされるようなプロスペクトを2名から4名ほど獲得できる可能性がある予想されるほど、価値が高まる可能性があるということです。

サンフランシスコ・ジャイアンツはチームに残して契約延長を試みる可能性がありますが、その場合には7年2億4500万ドル程度は用意することになるだろうとオルニー氏は述べています。

30歳を越える選手への長期大型契約はリスクが高く、特に投手ではマックス・シャーザーを除いて良い結果を生み出しているとは言い難くなっていますので、数年先にジャイアンツの重荷になってしまう可能性も否定できません。

ジャイアンツと同様に黄金時代を築いたフィリーズは、ライアン・ハワード、ジミー・ロリンズ、チェイス・アトリーらの高額年俸の主力が下り坂に差し掛かっているにもかかわらず、勝負にこだわった結果、2011年以降はポストシーズンから遠ざかり、この3シーズンは63勝、71勝、67勝と低迷しています。

オルニー氏はこのままではそのフィリーズの二の舞となる可能性があるため、決断のときは近づいているのではないかと述べています。

マディソン・バムガーナーは打球を受けて手を骨折するまではファーストボールが94マイル超をコンスタントに出すなど、この数シーズンでもベストの状態だとされていました。これから7月までのサンフランシスコ・ジャイアンツの戦績に影響されることになりますが、マディソン・バムガーナーが市場に出ることになれば、近年稀にみる大争奪戦が繰り広げられることは確実で、大きな注目を集めることになりそうです。

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