ザイディ体制でジャイアンツのハーパー獲得は消滅?バムガーナーは放出?

ファーハン・ザイディ氏はアスレチックスでビリー・ビーン、ドジャースでアンドリュー・フリードマンというメジャーを代表する優秀なトップの右腕として辣腕をふるいました。

そのザイディ氏を、ブライアン・セイビアンというこちらもメジャーを代表するフロント幹部が招聘し、ジャイアンツは新たな出発をすることとなりました。

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ザイディ氏が編成トップに就任したことの影響は?

ザイディ氏はジャイアンツのベースボール・オペレーションのトップに就任することとなり、編成に関しては全権に近いかたちで手腕を発揮できることとなりました。

ザイディ体制では、よりデータを重視した体制へと変遷していくことが確実で、当然のことながら来季以降の編成方針も大きく代わっていくことになります。

注目されるのは一時はジャイアンツが獲得を検討しているとされていたブライス・ハーパーへの対応です。

サンフランシスコ・ジャイアンツは六年連続で地区優勝を果たせず、ポストシーズンには二年連続で進出できませんでした。 しかもその二年間の成...

MLBネットワークのジョン・モロシ氏は、ザイディ氏の就任会見を受けて、ブライス・ハーパーの獲得に動く可能性は低くなったと述べています。

Farhan Zaidi has been the Giants’ president of baseball operations for all of one day, so it’s a little too soon to know if he’s ready to spend more than $300 million on Bryce Harper.

But a number of clues suggest that he isn’t.

『ファーハン・ザイディ氏のジャイアンツのベースボール・オペレーション社長としての初日を迎えたばかりなので、彼がブライス・ハーパーに3億ドル以上の投資をする準備ができているかどうかを判断するには早すぎる。しかし、いくつかの手かがりから考えると、ブライス・ハーパーの獲得に動かないのではないか。』

以上のようにモロシ氏は述べた後、その根拠について列挙しています。以下はその要約です。


  • 水曜日の就任会見で、獲得時の年俸は50万ドルだったアスレチックスのクリス・デービスに言及した。それ以降、デービスは133本塁打と、この期間で最もホームランを打った選手となった。ザイディ社長はリーグトップクラスのパワーヒッターを獲得するために、必ずしも大金を投じる必要はないとほのめかした。
  • 2018年の年俸総額はMLBで4番目に高額であった。ザイディ社長はどちらかと言えば年俸総額の柔軟性と、ポジションを柔軟にこなせる野手を求めている。ハーパーの獲得は、そのどちらにも合致しない。
  • ドジャースのGMとして、野手と結んだ最も高額のフリーエージェント契約はジャスティン・ターナーの4年6400万ドルだった。
  • ハーパーと契約することは、ザイディのジャイアンツのフロント幹部としての最初の時期を固定してしまうことになる。つまりハーパーのプレースタイルがザイディの望む方向性だと、熱狂的で、要求の厳しいファンから考えられてしまう。それはこれまでのザイディ氏の戦略的かつ組織的な手法とは異なるように思える。

以上のようにモロシ氏は述べて、ザイディ社長がフリーエージェント市場に大金を注ぐとは考えにくいと述べています。

加えて、球団CEOのラリー・ベール氏が「彼は自分のビジョンを実現する全権を与えられている」「オーナー側からの大金を注げとの指示にも拘束されない」と話したことも、ザイディ氏がこれまでと同様の手法で動くと考えられる理由として、モロシ氏は言及しています。

さらにモロシ氏は、ジャイアンツは昨シーズンオフにエバン・ロンゴリア、アンドリュー・マッカチェンを獲得したような編成ではなく、継続的に優勝を争える編成を志向することになると述べて、以下のような大胆な予想もしています。

In fact, based on Wednesday’s news conference, the Giants are more likely to trade an icon (ace Madison Bumgarner) than sign one (Harper). Bumgarner has only one season left before free agency, and he could appeal to GMs who are reluctant to meet the market price for Patrick Corbin, the top free-agent starting pitcher.

『水曜日の記者会見の内容を元にすると、実際のところ、ジャイアンツは象徴的な選手(ハーパー)を獲得するよりも、象徴的な選手(バムガーナー)をトレードする可能性が高い。バムガーナーの契約は僅かに1年が残るだけで、トップFA投手であるパトリック・コービンに必要な金額を支払うことをためらうGMにとって魅力的な投手だ。』

ジャイアンツはザイディ氏をベースボール・オペレーションのトップに据えました。それは5シーズンで3度のワールドシリーズ制覇を果たしたという栄光にすがるのではなく、今の時代に即した先進的な編成で勝負をかけることを選んだことにもなります。

ファーハン・ザイディ社長の下で聖域のない改革が断交されていくのか、ウィンター・ミーティングにかけての興味深いポイントとなりそうです。

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