ジャイアンツがエバン・ロンゴリアをトレード獲得!レイズはスパンら4選手を見返りとして獲得

パブロ・サンドバルがいるものの、レギュラーとしての立場を約束できるような状態ではないこともあり、サードが補強ポイントとなっていたサンフランシスコ・ジャイアンツです。

外野手補強に関する報道が先行し続けていましたが、具体的な成果としてあらわれたのは三塁手補強のほうでした。

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ジャイアンツがロンゴリアの獲得で弱点の三塁を補強

ジャイアンツがエバン・ロンゴリアを獲得し、レイズが交換要員としてデナード・スパン、クリスチャン・アローヨ、マット・クルック、スティーブン・ウッズの4選手を獲得するトレードが成立しています。

日付 チーム:獲得選手 チーム:獲得選手
12/20 SFG:エバン・ロンゴリア
SFG:金銭
TBR:クリスチャン・アローヨ
TBR:デナード・スパン
TBR:マット・クルック
TBR:スティーブン・ウッズ

エバン・ロンゴリアは2022年までの5年8100万ドルに、2023年の1300万ドルのオプションを破棄した場合のバイアウトを加えると、総額8600万ドルの負担が残っています。

現在のFA市場の相場を考えれば高額年俸とは言えない金額です。ですが、年俸総額7000-7600万ドルの規模からの削減を要請されている状況では、負担するには大きい金額となりつつありました。

特に契約最終年は年俸が1900万ドルを越えてくる設定になっていますので、どこかで決断をする必要がありました。

エバン・ロンゴリアはレイズで2018年開幕を迎えた場合には4月の時点で、MLBで10年、過去5年間を同一球団で過ごした選手に与えられる全球団のトレード拒否権(10&5)を手にする見込みとなっていました。

トレード拒否権を有する選手のトレードが簡単ではないことはジャンカルロ・スタントン、イアン・キンスラー、ジャコビー・エルズベリーらの状況を見ても明らかで、レイズとしてはこのオフが決断のタイミングとなっていました。

ジャイアンツはサードの補強を必要としていましたので、それを埋めることはできたとも言えるのですが、2017年の成績が低迷していたことを考えると、リスクも伴っています。

打率.261/出塁率.313/長打率.424/OPS.737、20本塁打という成績は、フルシーズンでは2014年と並ぶワーストのシーズンを終えたところです。さらにAT&Tパークに本拠地が変わることにより本塁打数に関しては苦しむ可能性があります。来年開幕時は32歳となりますし、36歳まで契約が残っていますので、やや不安を感じさせる面もある補強となっています。

中長期的には経済的なリスクのともなうトレード補強には感じられます。が、2017年のジャイアンツの三塁手のOPSは.568という壊滅的な数字で、両リーグダントツの最下位であったことを考えれば、エバン・ロンゴリアの獲得は大きなグレードアップとなりそうです。

このトレードでは、守備力の低下が目立ち、攻撃面でも期待には程遠いものだったデナード・スパンを放出していますので、来季に関しては年俸総額への負担は軽減されています。
デナード・スパンは2018年の年俸が1100万ドル、2019年の1200万ドルのオプションにはバイアウトが400万ドルが設定されています。

最低でも1500万ドルの負担が必要でしたが、これを予算から外すことができています。ただ、長期間に渡る負担が残ることにはなりますので、金額はまだ明らかになっていませんがレイズがロンゴリアの年俸を一部負担することになるようです。

ジャイアンツは外野手2人の獲得をシーズンオフ当初から目指していました。


参考記事:SFジャイアンツが外野手を2名獲得へ!エバンスGMがハンター・ペンスを控えにまわす構想


その時点ではスパンをレフトにまわし、センターに高い守備力の選手、ライトにはジャンカルロ・スタントンなど長距離砲という構想が有力視されていました。

しかし、デナード・スパンを放出したことにより、どのように外野を編成していくのかは、さらに流動的になったと考えられます。

レイズのトレードの軸はクリスチャン・アローヨ

レイズにとってはエバン・ロンゴリアの長期契約を予算から外すということが最大の目的で、デナード・スパンは欲しかった選手ではなく、ロンゴリアの年俸負担の一部と考えられます。
また、さらなる主力級外野手の放出も想定される状況でもありますので、その場合にポジションを埋めることができる選手を確保できたことになります。

レイズにとって交換要員のメインはクリスチャン・アローヨだと考えられています。22歳のアローヨは2017年にメジャーデビューを果たしたものの34試合で打率.192/出塁率.244/長打率.304と低迷しました。

しかし、3Aでは25試合で打率.396/出塁率.461/長打率.604/OPS1.065、4本塁打と好成績を残しています。守備では二塁、三塁、遊撃手と柔軟にポジションをこなすことができるのも魅力で、レイズではセカンドでの起用が増えることが見込まれています。

2016年シーズン開幕前にはベースボール・アメリカがMLB全体で62位、MLB公式サイトが82位、2017年シーズン開幕前にはMLB公式サイトが公式サイトが89位とプロスペクトランクでトップ100に入っていました。

2017年シーズン終了後のランキングではMLB公式サイトが57位にランクするなど、ジャイアンツの中で高い評価を得ているプロスペクトでしたが、それをレイズは獲得したことになります。

契約をコントロールできる期間が長く、コストの安い若い選手が多く必要なレイズのニーズにマッチし、トレード交渉の軸となったようです。

同じく交換要員となったのはマイナーリーグの2投手です。22歳のスティーブン・ウッズは2017年に1Aで110イニングを投げて防御率2.95、奪三振113という成績を残している選手です。
もう一人は23歳のマット・クルックで1Aアドバンスドで91回1/3で防御率5.12、奪三振105という成績となっています。

クリスチャン・アローヨは移籍後にMLB公式サイトのプロスペクトランクではチーム内のNO.4にランクされましたが、他の2人はトップ30にも入っていません。

アレックス・コロメらの放出が先行するかと思われましたが、フランチャイズの顔であるエバン・ロンゴリアのトレードが先行することになったレイズです。今後は、さらに主力級の放出を継続してロースターの解体に進むのか、それともロースターの再編にとどめるのか、舵取りが注目されます。

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