スタントンはヤンキースタジアムが苦手?ホームでの打撃成績が低迷

New York Yankees Top Catch

ジャンカルロ・スタントンのヤンキースへの移籍が決まった際に、期待されたのが本拠地がマーリンズ・パークからヤンキースタジアムに変わることによる、さらなる本塁打増でした。

マーリンズ・パークは左翼340フィート(103.6メートル)、中堅420フィート(128.0メートル)、右翼335フィート(102.1メートル)とメジャー屈指の広い球場ですが、ヤンキースタジアムは左翼が318フィート(96.9メートル)、中堅408フィート(124.4メートル)、右翼314フィート(95.7メートル)と狭くなっています。

2017年にマーリンズ・パークを本拠地としながら59本塁打を記録したため、ヤンキースタジアムでさらに本塁打が増えるのではないかという期待が高まるのは自然なことでした。その点においては期待はずれなジャンカルロ・スタントンのシーズン序盤となっています。

スポンサーリンク

ヤンキースタジアムで苦しむジャンカルロ・スタントン

スタントンはシーズン序盤は苦しみましたが、徐々に状態が上がり、4月の成績は打率.230/出塁率.313/長打率.425/OPS.737まで戻し、5月は打率.268/出塁率.337/長打率.549/OPS.886と復調しました。

そのため2018年シーズン全体の数字も50試合で打率.246/出塁率.323/長打率.477/OPS.800、11本塁打、28打点と、期待通りではないものの、中軸打者としてのものとなりました。

ただ、問題が続いているのがホームであるヤンキースタジアムで打てないことです。

以下はニュージャージー・アドバンスメディアのランディ・ミラー氏の記事からの引用です。

Stanton was hitting .202 in 28 home games through Monday with six homers, 15 RBIs, 42 strikeouts in 109 at-bats and a .688 OPS compared to .302 in 22 road games with five homers, 13 RBIs 27 strikeouts in 86 at-bats and a .941 OPS.

「スタントンはヤンキースタジアムでの28試合では42打数で打率.202、本塁打6、打点15、三振42、ロードでの22試合86打数では打率.302、5本塁打、13打点、三振27」と、ホームで打てていないことが紹介されています。

さらに細かく数字を見ると以下のとおりとなります。

  • ホーム:打率.202/出塁率.285/長打率.404/OPS.688、本塁打は20.5打席に1本、三振は2.9打席に1回、四球は11.2打席に1回
  • ロード:打率.302/出塁率.371/長打率.570/OPS.941、本塁打は19.4打席に1本、三振は3.6打席に1回、四球は12.1打席に1回

打者有利な球場で、逆方向への長打も多いジャンカルロ・スタントンが本来の力を発揮していれば、ヤンキースタジアムでの数字の方が良くなるのが自然です。しかし、現実はそうではありません。

ジャンカルロ・スタントンがニューヨークのプレッシャーに対応しきれていないのではないか?という懸念がファンやメディアの中にはあるのですが、アーロン・ブーン監督はそう考えていないと話しています。

“To me, that’s about timing and rhythm. For as many ups and downs that he’s had so far, he’s been really productive for us.

調子の波とバイオリズムが良い時に本拠地でプレーする機会が少なく、逆に調子が落ちている時に本拠地でプレーするという「めぐり合わせの問題」であって、全体で見た時にはチームに貢献してくれていると、ブーン監督は話しています。

この後、ブーン監督は、シーズン全体で見れば数字を残すことができる選手のため、長いシーズンを戦っていけば調子の良い時にホームでプレーする機会も増えるため、いずれはホームでの数字も良くなるだろうとの見通しを話し、ミューヨークのプレッシャーが影響を与えているという見解には否定的です。

アーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェスに加えて、若いグレイバー・トーレスなどの台頭もあり、ヤンキース打線は両リーグトップの得点力を誇っています。ジャンカルロ・スタントンが本来の力を発揮していない状態で、メジャー屈指の得点力を維持していますので、まだまだ打線は伸びしろを残している状態です。

ただ、ニューヨークやボストンというファンとメディアの声が大きい場所でプレーすることに慣れるのに、時間が必要な選手がいるのも事実ですし、対応しきれない選手がいるのも現実です。レッドソックスではデビッド・プライスなどが苦労しながら徐々にアジャストしている気配がありますが、ハンリー・ラミレス、パブロ・サンドバルらは対応しきれませんでした。

ジャンカルロ・スタントンがニューヨークのプレッシャーの影響を受けているのか?もし影響を受けているのであれば克服できるのか?それともブーン監督が話すようにタイミングの問題、サンプルサイズが少ないことによる単なる誤差なのか。シーズンが進むに連れて、どのように推移していくのか注目されます。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています