ゲーリー・サンチェスの不安定な守備は「太りすぎ」が原因?ヤンキースの懸念材料の一つに

New York Yankees Top Catch

ヤンキースが常勝軍団としての姿を取り戻し、再び黄金時代を築く上での「コア」となる期待をされているのがゲーリー・サンチェスです。

強肩と強力な打撃を2016年のメジャーで披露したことで、ヤンキースの捕手はこれから数年に渡り安泰と見込まれました。

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ゲーリー・サンチェスの台頭があったからこそ、9年連続20本塁打と長打力があり、捕球技術やリード面も悪くなかったブライアン・マッキャンをトレード放出することに踏み切りました。

ゲーリー・サンチェスの2017年は77試合で打率.265/出塁率.339/長打率.488/OPS.827、17本塁打、52打点という成績で、昨年ほどのインパクトはありませんが、捕手としては十分過ぎる打撃成績を残しています。

しかし、守備面ではそうではありません。

以下は8月4日に7対2でインディアンスに敗れた後に、MLB公式サイトに掲載された記事からの引用です。

Irked after watching one of the Indians’ seven runs score on Gary Sanchez’s Major League-leading 12th passed ball of the season, Yankees manager Joe Girardi used his postgame news conference as a platform to challenge his catcher to do a better job of blocking behind the plate.

“He needs to improve. Bottom line. He needs to improve,” Girardi said after the Yankees’ fourth straight loss, a 7-2 Indians victory at Progressive Field. “He’s late getting down. That’s what I see sometimes. It’s something we’ve been working on. We need to continue to work on it.”

インディアンス戦でゲーリー・サンチュスは、今季のMLBで最多となる12個目のパスボールを記録しました。

その試合後にジョー・ジラルディ監督は「彼は改善する必要がある。それが結論だ。改善が必要だ」「ボールを止めるための態勢に入るのが遅れている。それを時々目にすることがあるが、私たちが一緒に取り組んでいる課題で、その取り組みを継続する必要がある」と話しています。

ジラルディ監督が選手の問題をメディアの前で取り上げて批判的なコメントするのは稀ですが、その対象となってしまいました。

特にこの試合はパスボールの他にも、ワイルドピッチが2つ記録されています。ワイルドピッチは投手の側に過失があると記録上はなるのですが、サンチェスがカバーしきれなかったという面もあり、守備面での不安が際立つことになりました。

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昨シーズンの鮮烈な活躍を見せていたときには、守備面での評価も悪くなかったサンチェスです。

ニューヨークポストのデビッド・ケンドフ氏は以下のように述べています。

If Sanchez’s defense was talked about last season, it was usually for his strong arm, as he caught 13 of 32 potential basestealers (41 percent) in 36 games while permitting six passed balls.
Sanchez’s throwing has been decent this year, nabbing 14 of 39 runners (36 percent), but his 10 errors also lead all American League catchers.

昨年は強肩が話題となり、数字上でも盗塁阻止率は41%(13/32)と良い結果を示していました。ただ、36試合でパスボールを6回記録しています。

今年も盗塁阻止率は36%(14/39)と良い数字を記録しているのですが、エラーは10個と多く、ア・リーグの捕手ではワーストとなっています。

つまりゲーリー・サンチェスはパスボールがMLBワースト、エラー数がア・リーグでワーストを記録していることになります。

その原因について、地元メディアの中で何回か指摘されていたのが「太りすぎ」です。

Before the Yankees’ 2-1 win on Saturday night, Yankees general manager Brian Cashman told The Post’s George King that Sanchez’s effort to gain muscle last winter has backfired, as it has hindered the catcher’s flexibility.

“It was good intentions and bad results,” said Cashman, who dismissed the notion that Sanchez had gotten fat.

8月5日の試合前にブライアン・キャッシュマンGMは、シーズンオフの間に筋肉をつけようとしたことが、捕手としての柔軟性を失わせてしまっていると述べていて、「良い意図ではあったが、悪い結果になってしまった」とサンチェスを擁護すると同時に、「太りすぎ」という見解を否定しています。

こうした声がメディアの中で上がってくるのは、過去にも「太り過ぎ」が問題となったことがあったためです。

This is a guy who experienced his share of turbulence in the minor leagues. He showed up to his first big league camp, in 2012, overweight. He earned a benching in 2014 with Double-A Trenton, for what the team’s manager, Tony Franklin, called “disciplinary action.”

2012年のマイナー時代に、初めてメジャーのキャンプに参加することになったのですが、球団から指定されていた体重をオーバーした状態で現れました。そして2014年の2A所属時には、監督のトニー・フランクリンが試合に出場させない処置をとり、「懲戒処分」とその理由を説明したことがあるようです。

キャッシュマンGMが話しているように「筋肉を増やした」影響なのか、それとも「単に体重が増えてしまった」影響なのかは、いずれメディカルリポートで明らかになるようです。

ただ、現時点ではデビッド・ケンドフ氏は後者の可能性が否定できないと考えているようで、”Gary Sanchez has to grow out of his bad habits”と、「成長して悪い習慣から卒業しないといけない」と記事のタイトルにしています。

ヤンキースのファームの選手層はいまだに厚いのですが、捕手に関してはそうではありません。チーム内でトップ30にランクされているのはNO.28のドニー・サンズだけで、所属は1Aの段階です。

ゲーリー・サンチェスがチームのコア、チームの正捕手となることを織り込んで、ヤンキースはロースターを組み上げていっています。

守備面での不安により一塁、指名打者、レフトなどに配置転換をせざるを得なくなれば、その支障は小さくありません。

ヤンキースとゲーリー・サンチェス本人が、この守備面の課題を克服できるかどうかは、シーズンオフの動きにも影響を与えることになりそうです。

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