まだ成立していないのが驚きなほど「合理的な5つのトレード」とは?

MLB公式サイトのリチャード・ジャスティス氏は、互いのチームのニーズが完璧にフィットする場合には、10分の電話でトレードが成立するもので、実際にここ数年の間でも多く起こっていることだと述べます。

その上で、「いまだに成立していないのが驚きと言えほど合理的な5つのトレード(Here are five trades that make so much sense it’s surprising they haven’t already been done)」と題して、2018年の夏に成立する可能性が高い5つのトレードをリストアップしています。

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夏のトレード市場で成立の可能性が高いトレードとは?

リチャード・ジャスティスがリストアップした5つのトレードとその内容の要約は以下のとおりとなっています。


1. ヤンキースがコール・ハメルズを獲得

  • ヤンキースは先発投手を必要としていて、レンジャーズは主力の放出に応じる姿勢
  • ポストシーズンでの強さ(16試合:防御率3.48)
  • 2018年の年俸が1200万ドル程度残るが、レンジャーズに多くを負担させることができるプロスペクトの質と層がヤンキースにある
  • レンジャーズは投手を何よりも必要としているので、メジャーレベルに近いユスタス・シェフィールド(ヤンキース内 No.3)、アルバート・アブレユ(同 No.4)、フレイサー・ペレス(同No.7)らが候補になる可能性。

2. マリナーズがJ.A.ハップを獲得

  • 最もアクティブなトレーダーであるジェリー・ディポトGMが、良い状態が続いているチームに先発投手を加えようとすることは、ほぼ確実。
  • すでに左腕3人(ジェームズ・パクストン、マルコ・ゴンザレス、ウェイド・ル・ブラン)がローテに入っているものの、マリナーズの先発ローテにフィットする。
  • J.A.ハップの直近4シーズンの成績は防御率3.48と安定している。
  • ブルージェイズはNO.1プロスペクトのカイル・ルイス(外野手)を欲しがるかもしれないが、ディポトGMは応じないだろう。
  • その代わりにアート・ウォーレン、マックス・ポブシーなどの投手の名前が浮上する可能性。

3. アストロズがザック・ブリットンを獲得

  • 右アキレス腱断裂からの復帰途上でリスクはあるが、アストロズが彼を必要とするのは10月なので、無理な起用をせずに調整されることができる。
  • ケルビン・ヘレーラ、ライセル・イグレシアス、ブラッド・ハンドらが市場にはいるが、健康な時のザック・ブリットンに勝る投手はいない。3年のフルシーズンの平均成績は68試合、防御率1.38、WHIP0.909、奪三振9.3を記録
  • アストロズは2017年のトレード期限前に獲得目前にいるとの感触を得ていたが覆された。しかし、今季終了後にブリットンがFAとなるので、今年は応じる可能性がある
  • アストロズのジェフ・ルフノーGMはフォレスト・ウィットリー(P)、カイル・タッカー(OF)、J.B.ブカウスカス(P)の3人はアンタッチャブルとするだろう。
  • そのためオリオールズはロジェリオ・アーメントロス(P)、J.D.デービス(3B)などをターゲットにする可能性。レンタル選手への獲得としては、大きい代償だが、ワールドシリーズ連覇の最終ピースだとアストロズは考えるかもしれない。

4. ダイヤモンドバックスがマニー・マチャドを獲得

  • オリオールズはプロスペクトを必要として、ダイヤモンドバックスは攻撃力を必要としているので、起こらないと考えるには合理的すぎる組み合わせ。
  • 昨シーズンオフにも両チームで交渉が行われていが、オリオールズが折れなかった。しかし、今季終了後にFAとなるので、より受け入れる姿勢となるだろう。
  • ダイヤモンドバックスは攻撃的になるべき立場ということを知っているので、NO.1プロスペクトのジョン・ダップランティアーでも応じることが否定できない。
  • もしダップランティアー一人では成立に不十分であれば、混戦で大きなチャンスが訪れているナ・リーグ西地区を制するために、さらに条件を上積みする可能性も十分。

5. カージナルスがジョシュ・ドナルドソンを獲得

  • シーズンオフにカージナルスはジョシュ・ドナルドソンの獲得を試みるも、ブルージェイズが今季に勝負をかけることを優先し成立せず。
  • 今は新しい世代の選手にチャンスを与える時がブルージェイズに訪れている。
  • ドナルドソンの肩やふくらはぎの問題はカージナルスにとてリスクではあるものの、離脱前には7試合連続と状態は上がっていた。
  • カージナルズは質の高い投手のプロスペクトをどこよりも抱えているチームだ。ダコタ・ハドソン(投手)、アンドリュー・ナイズナー(捕手)らも候補に。
  • ドナルドソンの健康面の不安が払拭できれば、成立までに多くの時間を要さないかもしれない。

マリナーズはJ.A.ハップを2014年12月にブルージェイズから獲得したものの、2015年7月31日にパイレーツにトレードで放出しています。

この一連のトレードを成立させたのは、前GMのジャック・ズレンシックでした。

マリナーズ在籍時のJ.A.ハップの成績は108.2回で防御率4.64と褒められた数字ではありませんが、先発ローテの5番手ならという状態でした。しかし、パイレーツに移籍後、MLB屈指の名伯楽であるレイ・シーレイジ投手コーチの指導でブレイク・アウトします。

パイレーツ移籍後は63.1回で防御率1.85、WHIP1.03、奪三振率9.8、与四球率1.8と素晴らしい成績を残します。マリナーズ在籍時の奪三振率6.8から大幅な改善を見せるなど、投手としての能力を開花させ3年3600万ドルでブルージェイズに戻ることになりました。

ブルージェイズに戻った後の成績も防御率3.46、WHIP1.21、奪三振率8.6、与四球率2.8と安定しているため、先発投手の補強を目指しているチームが関心を集める投手の一人となっています。

ただ、マリナーズの最近の補強は今季だけのレンタル選手でなく、来季以降も戦力となる選手を獲得する傾向が強まっています。

それなりのプロスペクトを手放すのであれば、少なくとも1年半、できるならば3年、4年と戦力になる選手を獲得するという方針のため、もう少し若い投手のほうが可能性が高い気がしないでもありません。

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