先発投手は5人では足りない!先発ローテの層を厚くする補強の重要性

MLB30球団がシーズンオフに入ると同時に戦力補強などに動くことになり、FAや引退などで生じた穴を埋めることに、まずは力を注ぐことになります。

大きな注目をあつめるのはチームの主力となるような選手の獲得となりますが、それ以上に重要なのは選手層を厚くすることです。

162試合を6ヶ月足らずでこなす過密な日程の上に、広大なアメリカ全土を飛び回るようにして移動するため、疲労も蓄積することは避けられないため、どうしても故障が起こりやすくなります。

そのため重要なことは主力の離脱に備えて選手層を厚くすることで、特に、質の高い先発ローテーションのバックアップオプション多く持っておくことは重要です。

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2014年のメジャーリーグでは1チーム平均で10名以上が先発マウンドに

2014年シーズンのメジャーリーグ30球団チーム別の先発した投手の人数、成績などは以下の表のとおりとなっています。

Chart of Five Starters are not enough

先発した投手の人数がメジャー30球団で一番少なかったのがオリオールズとブルワーズの2球団で7名となっています。

それに続くのが、エンゼルス、ロイヤルズ、インディアンス、ナショナルズ、パイレーツ、ジャイアンツ、ブレーブスの7球団で8名となっています。

先発ローテが強力、安定していると評価されることが多いチームとしてカーショー、グレインキーが並ぶドジャース、ウェイランとリンが並ぶカージナルス、シャーザーとバーランダーが並ぶタイガースなどが、2014年シーズンではあげられます。

それらのチームも5名で先発をまわせることはなく、ドジャースとカージナルスは12名、タイガースは11名といずれも先発ローテ5人枠の倍以上の選手を起用しました。

また先発で一番多く投手を使ったのがレンジャーズとロッキーズの15名で、それに続くのがヤンキース、マーリンズ、カブスの13名となっています。

このように30チーム中18チームが10人以上の投手を先発として起用しているため、メジャー全体では1チーム平均で10.3名となっています。

ポストシーズンの可能性がないチームが、若い選手にチャンスを与えるために、先発した投手の数が増えているケースもあるので、これは致し方ない面があります。

しかし、ポストシーズンに進んだ10チームでも平均では9.3名は起用していることになるため、本気でポストシーズンを狙うためには、先発投手として使えるような投手を最低でも7名、できれば9名程度は用意する必要があることがわかります。

先発として起用される投手が多くなるのは主戦投手が故障で離脱してしまうことや、パフォーマンスが悪い選手がいるため、代わる代わる起用せざるを得なくなることなどが理由として挙げられます。

どちらにしても、素晴らしい5名を先発ローテに揃えるだけでは不十分で、ある程度計算ができるバックアップオプションをもっていなければ、安定した成績は残せず、ポストシーズンを狙うことは難しいことだけは、はっきりとしています。

そのためシーズンオフでとりあえずローテ5人を揃えると同時に、FAのベテラン投手をマイナー契約もしくはロングリリーフ兼任の先発投手を外部から確保することや、内部からは、リリーフがメインでありながらからスポットで先発できる投手やマイナーから昇格させられる選手を用意しておくことは非常に重要です。

さらには、状況に応じて先発投手を外部から補強できるように、シーズン中に使える資金を残して開幕を迎えることも、重要なポイントとなってきます。

MLB.comのジョーダン・バスティアンによると、アメリカンリーグの歴史において1シーズンを先発投手5名でまわしたというケースは、わずかに10回しかないとのことです。

この事実から、先発ローテを5人でまわせることは、非常に幸運な、稀な出来事であって、そこに期待するのは楽観的すぎると言わざるを得ません。

各チームの戦力や補強の動向を見ていく時に、先発ローテの選択肢を多くできているかどうかは、重要なポイントで、毎年、安定した成績を残している球団のGMは、このあたりの準備が周到です。

もちろん多く選択肢を準備していても、それがことごとくダメになるケースもあるのですが、安定した成績を残せる「確率は高く」なるため、3年から5年以上のスパンで見てみると優秀な成績を残せるようになります。

スプリングトレーニングからシーズン開幕までの残り2ヶ月あまりは、その層を厚くするための動きが増えてきますので、地味で目立たないのですが、重要な補強はこれからも続いていくことになります。

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