ハーパーとジャイアンツが契約合意する可能性は?

サンフランシスコ・ジャイアンツは、ここに来てフィリーズとともに、ブライス・ハーパー争奪戦の本命候補の一つとして浮上してきました。

ロースター全体が高齢化し、年俸総額も高止まりしている中、アスレチックス、ドジャースで辣腕を振るったファーハン・ザイディ氏を野球運営部門のトップに迎えたこともあり、大金を投じる補強には動かないとの見方が大勢を占めていました。

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ジャイアンツがブライス・ハーパーがフィットする理由

しかし、球団の最高経営責任者であるラリー・ベール氏、監督のブルース・ボウチー氏らがブライス・ハーパーと4時間に渡り話し合ったり、ザイディ氏が代理人のボラス氏とプライベートジェットで話すなど、ここに来て本気で獲得に動いていることが明らかになりました。

ただ、ブライス・ハーパーは「優勝争いができるチームを希望している」とも伝えられていて、この2年間で187敗を喫したジャイアンツは、その希望にマッチしているとは言い難い状態です。

それでもなお、ジャイアンツとブライス・ハーパーが合意する可能性があると言える5つの理由についてCBSスポーツのデイン・ペリー氏が記事にしています。

その5つの理由とは以下のとおりとなっています。

  1. ハーパーの市場価値がジャイアンツを本気にさせるところまで下落している可能性がある
  2. ジャイアンツにはブライス・ハーパーと契約できる経済的な余裕がある
  3. ジャイアンツは外野手の強化を酷く必要としている。
  4. ジャイアンツ内部に「勝負をかける」というカルチャーが根強く残っている。
  5. ジャイアンツが解体に踏み切っても、ハーパーはそれに対応できるくらい若い

1つ目の理由はフリーエージェント市場の現在の状況です。シーズンオフの数ヶ月前にはブライス・ハーパーが4億ドル、5億ドルとも契約が予想されていましたが、現実はナショナルズの3億ドルが最高額で、しかも、その条件提示は交渉のテーブルから消えています。2月になってもブライス・ハーパー、スコット・ボラス氏が納得できるような金額が提示されていない現実から見ても、相場が下落していることは否定できず、ジャイアンツ側が本腰を入れて動けばチャンスがあると判断した可能性があるとペリー氏は分析しています。

2番目はジャイアンツの予算面の余裕についてですが、収入面では心配がないし、年俸総額もブライス・ハーパーの契約を吸収できる状況だとペリー氏は述べます。その根拠として、ぜいたく税の基準額である2億600万ドルまで、3500万ドル程度の余裕があると現状を伝えています。

3番目はジャイアンツの戦力的な側面です。ジャイアンツの3つの外野ポジションのWAR(Win Above Replacement: 同じポジションの代替可能な選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか)のトータルはメジャー全体で23番目にランクされるにとどまりました。さらに2019年はスティーブン・ダガー、マック・ウィリアムソン、クリス・ショー、オースティン・スレイター、ドリュー・ファーガソンと期待ができる状態ではありません。そのようなジャイアンツの最大の弱点をブライス・ハーパーは大きく変えることができる選手だとペリー氏は述べます。

4番目はジャイアンツの球団全体の方向性です。ロースターが高齢化し、なおかつ2シーズン連続で大きく負け越したことにより、ザイディ体制でチームの解体が行われるのではないかとの見方が大勢でした。ザイディ氏に与えられた権限は非常に大きく、オーナーに次ぐものとなっていることも、その見通しを後押ししました。しかし、実際には解体は実行されず、これまでのジャイアンツのという球団のカルチャーである「WIN NOW」という姿勢が堅持されていることが伺えます。

最後はチームに解体に踏み切った場合のシナリオについてです。仮にブライス・ハーパーと契約することは、チーム解体を完全に否定することになるとも受け取れるのですが、必ずしもそうではないとペリー氏は述べます。というのもブライス・ハーパーは26歳と若く、解体後のチームのコアとして見込めるからだと、その理由が説明されています。つまり、中長期的にブライス・ハーパーを中心としてチームを組み替えていくことができるということです。

ジャイアンツにとってブライス・ハーパーの加入は大きな戦力アップにつながると予想されるのですが、現実を言えば、それだけでポストシーズンに行ける戦力になるとは言えません。

外野はさらなる補強を必要としていますし、先発ローテとブルペンに不安がないわけではありません。ジャイアンツがブライス・ハーパーとの契約に成功した場合には、さらなる補強を促進することになるかもしれません。

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