アストロズが2年連続ポストシーズン進出に向けて浮上!最下位からカムバックできた5つの理由とは

Houston Astros Top Catch

2015年のMLBでのサプライズの一つがアストロズの2005年以来の10年ぶりのプレーオフ進出でした。

チームは完全な再建モードから勝つためのチームへの移行期にあり、本格的に戦えるチームになるには後2年くらいはかかるのではないかと予想されていたなかでの大躍進でした。

プロスペクトとして評価されてきた若い選手たちがメジャーでも頭角を現し、さらにチームも積極的な補強を行い、期待が高まる中での2016年シーズン開幕でした。

ところが、5月22日には17勝28敗と大きく負け越してア・リーグ西地区の最下位に落ち、首位とは10ゲーム差、ワイルドカードとは8.5ゲーム差と苦境に立たされました。

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アストロズが急浮上した原動力となったのは?

しかし、アストロズはそれ以降の31試合を22勝9敗と大きく勝ち越し、地区首位のレンジャーズとは10ゲーム差があるものの、ワイルドカードには1.5ゲームさまで詰め寄ってきました。

ではヒューストン・アストロズは借金を11も抱えていた状態から、どうやって急激に浮上することが出来たのかが気になるところです。

その理由についてFOXスポーツのMike Axisaが分析しています。

Mike Axisaが”Five reasons the Astros have been able to turn their season around”というタイトルの記事で指摘する、アストロズ急浮上の5つの要因は以下のとおりとなっています。

1. ルイス・バルブエナとカルロス・ゴメスが調子を取り戻した

シーズンの序盤はホセ・アルトゥーべ、ジョージ・スプリンガー、カルロス・コレア、コルビー・ラスマスの4人でしか得点を上げることができなかった。
昨年は25本塁打を記録し、OPSがリーグ平均を5%上回ったバルブエナは最初の24試合で打率.174/出塁率.296/長打率.232と不振を極めたが、その後の42試合では打率.293/出塁率.381/長打率.563、8本塁打21打点と大活躍。
さらに66試合で打率.181/出塁率.249/長打率.297だったカルロス・ゴメスが最近の11試合では41打数15安打で打率.366と好調になった。

2. ランス・マッカラーズ・ジュニアが故障者リストから復帰

ランス・マッカラーズ・ジュニアは昨シーズンの5月にメジャーに昇格し、125.2回で防御率3.22と活躍し大きく貢献した。今年も同様に5月中旬に故障者リストから復帰し、46イニングで防御率3.91とリーグ平均を7%上回る数字を残している。パワーピッチャータイプのためローテの他の投手との違いを生み出している。ランス・マッカラーズが現れたことにより、スコット・フェルドマンとクリス・デベンスキーを5番手に起用できるようになった。この2人を合わせた成績は防御率4.81/WHIP1.68だったので、マッカラーズは大きなアップグレードになった。

3. ダグ・フィスターが2015年より前のような投球をしている

2015年はナショナルズで先発ローテから外されてブルペンにまわるほど不調だった。FAとなったが再度、価値を証明するためにアストロズと1年700万ドルで契約した。
4月は22.2回で防御率5.56と2015年のような姿だったが、5月に入ってからは2011年から14年の5年間でWARが+17.1を記録した姿に似ている。5月以降の10試合はすべてクオリティスタートで、64.1回で防御率2.38となっている。では、なぜ成績が向上したのか?彼はプレートを踏む位置を一塁側に移し、そのことによりシンカーに良い角度がつくようなり、他のボールも活きてくるようになった。

4. ケンジャイルズが圧倒的なリリーフ投手の姿になり始めてきた

アストロズのシーズンオフでの最も大きな動きはプロスペクトをパッケージにして、フィリーズからセットアップマンのケン・ジャイルズを獲得したことだ。ジャイルズは2014-15年の2年間でベストのリリーバーの一人だったが、アストロズでの最初の1ヶ月は10イニングで防御率9.00/WHIP2.00、で許した本塁打数4本はフィリーズの2年間で与えた本塁打よりも1本多くなるなど悪かった。
そのためミドルリリーフにして負担を減らすことになったが、最近の20試合では18回1/3で防御率2.95、奪三振24と2014-15年のような姿を取り戻しつつある。

5. ウィル・ハリスがクローザーに定着

シーズン開幕当初はルーク・グレガーソンが務め、いずれはケン・ジャイルズに代わると考えられていたが、ウィル・ハリスがその役割を担っている。グレガーソンは最初の11回のセーブ機会で3回失敗し、18回のセーブ機会で5回目の失敗をした後にクローザーが交代した。ウィル・ハリスは6度のセーブ機会でいずれも成功し、今シーズンは32回2/3で3点しか失っていない。ウィル・ハリスは9回に安定感をもたらし、グレガーソンとジャイルズの負担を軽減することにも貢献した。

アストロズは次々とプロスペクトがメジャーで活躍をし始めているのですが、まだファームにもプロスペクトを抱えています。

シーズン開幕前のMLB公式サイトのプロスペクトランキングではトップ100に、アストロズから7人もランクインしています。

さらに3AにはA.J.リードという一塁手のプロスペクトが控えていて、打率.266/本塁打11/出塁率.345/長打率.509/OPS.854という成績を残していた、今季中には昇格が期待できる状況です。

特に一塁はマーウィン・ゴンザレスがいるものの、打率.252/出塁率.304/長打率.402/OPS.706と物足りないため、さらなるグレードアップが期待されます。

またアストロズのNO.1プロスペクトで2015年ドラフト1巡目全体2番目指名の遊撃手アレックス・ブレグマンは2Aで打率.297/本塁打14/打点46/出塁率.415/長打率.559/OPS.975と結果を残し、早くも3Aに昇格し、今シーズン中にもメジャーで貢献する可能性もあります。

このようにさらに今シーズン後半に起爆剤となるような若い選手も控えているため、残りシーズンでさらに浮上してくるポテンシャルがあるアストロズです。

若い選手がメジャーのロースターを構成し、さらに次の波もやってこうようとしているアストロズは、今シーズンの残りだけでなく、来季以降も興味と関心を引くチームとなりそうです。

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