MLB公式サイトが選ぶトレード期限前のバーゲン選手!獲得の可能性があるチームは?

7月31日のウェーバー公示なしのトレード期限まで一ヶ月を切り、各メディアでもトレードに関する情報が増えつつあります。

そんな中MLB公式サイトのコラムニストであるジム・デュケットが”5 trade candidates who could be bargains(バーゲンになる可能性がある5人のトレード候補)”と題して、お買い得になる可能性のある5人の選手をピックアップし、それと同時に獲得に動く可能性があるチームをまとめています。

スポンサーリンク

MLBコラムニストが選ぶ5人お買い得トレード候補

ジム・デュケットはワイルドカードの枠が広がったことで、より多くのチームにポストシーズン進出の可能性が増えることになり、売り手にまわるチームが減る傾向であるとします。

そのため市場に出る有力な選手の数が少なくなる結果、争奪戦が過熱することで、獲得のための代償も大きくなりつつあることを指摘します。

そのためジョニー・クエト、コール・ハメルズ、ベン・ゾブリスト、アロルディス・チャップマンといった人気選手を獲得するのは簡単ではありません。

そこでデュケットは上記のような選手よりもより小さい代償で獲得でき、かつチームの大きな戦力アップにつながる可能性がある5人の選手を選び、獲得に興味を示す可能性があるチームをまとめています。

それは以下のとおりとなっています。

  1. マイク・リーク(レッズ) 先発投手(右)
    2013年からの防御率が3.71、2013年と2014年の2シーズン平均で200イニング登板。
    本拠地が打者有利なことも影響して、長打を浴びやすい傾向があるが、ゴロを打たせることができる投手でもある。
    今季終了後にFAとなるので獲得するチームはクオリファイングオファーを出せず、そのことにより価格が下る可能性がある。

    >→ ドジャース、ヤンキース、オリオールズ、アストロズ、ブルージェイズ、レンジャーズ、タイガース

  2. タイラー・クリッパード(アスレチックス) リリーフ投手(右)
    2012年からナショナルズではセットアップマン、アスレチックス移籍後の2015年はクローザーを務める。
    昨年のアンドリュー・ミラー(BOS→BAL)のように優勝を争うチームに、違いを生み出せる可能性がある選手。
    ミラーのような圧倒的な球種はなく奪三振率も高くはないが、投球の柔軟性とファーストボールとチェンジアップのコンビネーションが良い。

    >→ ブルージェイズ、オリオールズ、ドジャース、オリオールズ、タイガース、レンジャーズ

  3. マーティン・プラド 内野手(右投両打)
    90%前後のコンタクトアベレージで打線に貢献することができるし、複数ポジションを守ることができる。ただ、年俸により、すべてのチームにフィットするわけではない。来季の年俸は1100万ドルで、ヤンキースが300万ドルを負担するものの、800万ドルと安くはない。ただ、ユーティリティとして使える選手ではあるおんで、今シーズン終了後にトレードに出すこともできる。

    >→ エンゼルス、メッツ、ジャイアンツ

  4. マーロン・バード 外野手(右投右打)
    バードは打率は.234だが、長打率.440と長打力が魅力となっている。彼の持つ技術などからして打線の中軸から後半を任せることができ、打線の良いチームであれば6番あたりが良いかもしれない。

    >→ エンゼルス、カージナルス、ジャイアンツ、場合によってはメッツも

  5. アラミス・ラミレス 三塁手(右投右打)
    打撃面の全体的な数字は落ちてきているものの、環境を変えることで改善する可能性がある。バットスピードは速く、パワーもあるため攻撃面で苦しむチームの助けとなりうる選手で、打線の後半を打つことが期待できる。指名打者で休養をとりながらプレーできるアメリカンリーグが良いかもしれない。

    >→ エンゼルス、レイズ、インディアンス、場合によってはメッツも

獲得に動く可能性があるとされた9つの球団の現状は?

これらの選手の獲得に動く可能性があると挙げられたチームがブルージェイズ、ドジャース、オリオールズ、タイガース、レンジャーズ、エンゼルス、メッツ、ジャイアンツ、カージナルスの9球団についてまとめていきたいと思います。

ブルージェイズはチーム総得点441が両リーグトップで1試合平均5点をたたき出しているのですが、その一方で防御率4.16が両リーグ25位と低迷しているため、ア・リーグ東地区で抜け出すことが出来ずにいます。

先発投手とリリーフ投手ともに補強が必要でマイク・リーク、タイラー・クリッパードの2人がプラスになると予想されます。

ドジャースはブランドン・マッカーシーと柳賢振の2人が今季絶望となっていますので、先発投手を必要としています。ブルペンに関してはケンリー・ジャンセンが防御率1.93/13SV/WHIP0.59と安定していますが、セットアップが左のJ.P.ハウエルとなっていて、クリス・ハッチャー、パロ・ロドリゲスらが故障者リスト入りしていますので、右のクリッパードが加わることでより安定化することが期待できます。

オリオールズはマイク・リークとタイラー・クリッパードで名前があがっているものの、先発投手は内部でのオプションもいくつかあります。今季終了後にチェンとノリスがFAとなるのですが、そのノリスが絶不調となっているのですが、その代わりとして、より内部の若い投手にチャンスを与えることを選ぶことが有力視されます。リリーフ投手陣も防御率2.85でア・リーグ3位、クローザーもザック・ブリトンが防御率1.82/23SV/WHIP1.01と安定していますので、どうしても必要というわけではありませんが、昨年のミラーのようにチームにより勢いをもたらす役割を期待してのクリッパード獲得の可能性は残りそうです。

タイガースはリリーフ投手の防御率が3.87で両リーグ21位、先発投手陣は防御率4.30で同22位と低調です。打線は昨年ほどの得点は奪えていないものの346点で両リーグ9位となっていますので、投手陣が安定すれば勝ち星が増える期待ができますので、マイク・リークとタイラー・クリッパードともに獲得に興味を示すと予想されます。

ヤンキースは田中将大、ピネダ、サバシア、ノバ、イオバルディと揃い、リリーフにまわったアダム・ウォーレンやマイナーにもトッププロスペクトのルイス・セベリーノも3Aにいる状態です。先発投手を獲得する場合には、現在のローテ5人から誰か外す必要がありますので、現時点ではさほどマイク・リークの獲得に積極的にならないのではないかと予想されます。

レンジャーズは打線は348点と両リーグ8位と悪くない状態で、先発ローテはダルビッシュ、デレク・ホランド、マーティン・ペレスらが不在でありなが、先発の防御率は3.90で両リーグ13位と健闘しています。その状態でマット・ハリソン、デレク・ホランド、マーティン・ペレスの3人が7月中に復帰する見込みのため先発投手陣は補強を必要としていません。ですが、リリーフ陣の防御率は4.20で両リーグ27位でクローザとして起用されたネフタリ・フェリスが防御率4.58/WHIP1.68と振るわずDFAとなりました。代役となったショーン・トールソンは防御率2.60/12SV/WHIP1.07と機能しているものの、その結果、さらにブルペンの層が薄くなっています。リリーフ陣が良くなれば地区優勝を狙える位置にいるだけにクリッパードは魅力的なオプションとなりそうです。

地区首位を走るアストロズは得点374が両リーグ3位、リリーフ陣の防御率は2.63で同4位と非常に良い状態ですが、先発投手陣は4番手・5番手が定まらない状況で、泣き所となっていますので、先発3番手以降が期待できるマイク・リークはフィットすると言えそうです。

ジャイアンツはハンター・ペンスと青木宣親が故障離脱し、またサードはケーシー・マギーを40人枠から外すなどしていて、手薄になっています。そのためマーロン・バード、マーティン・プラドらの名前が補強候補として名前があがっても不思議ではありません。ただ、三塁はマット・ダフィーが一定の働きをしていますし、外野は故障した2人が7月末には戻ってくる予定のため、そのリハビリの進捗次第となりそうです。

カージナルスに関してはマーロン・バードの名前があがっているものの、7月中旬にマット・ホリデーとジョン・ジェイが復帰する際には、外野手のプレー時間のやりくりに困るとされている状態なので、その2人の復帰が長期化しない限り、補強に動く可能性は低いと予想されます。

レイズは防御率3.44が両リーグ7位と良いものの、打線は総得点296が同26位と低迷しています。投手陣に関してはア・リーグ東地区トップのクオリティがあるだけに、打線のテコ入れが必要です。主砲のロンゴリアの本塁打数が伸びず、指名打者も良いオプションがありませんので、アラミス・ラミレスの獲得を検討する可能性はありそうです。

エンゼルスはハミルトンを放出した後のレフトを任せられる選手がいないため、長打力のあるマーロン・バードの名前があがっても不思議ではありません。また指名打者の良いオプションがない状態のため、アラミス・ラミレスがそこにフィットする可能性はありそうです。

メッツは三塁のデビッド・ライトが故障離脱していることもあり、アラミス・ラミレスに興味を持っていると報じられましたが、すでにスカウティングの結果、興味を失っているとの情報もあります。外野に関してはマイケル・カダイヤー、フアン・ラガーレス、カーティス・グランダーソンと揃っているのですが、攻撃面でのパフォーマンスは今一歩です。ですが、いずれも複数年契約を結んでいる選手ばかりで、故障でもない限り積極的に補強に動くかは微妙です。メッツに関しては、可能性はゼロではないという程度と考えたほうが良いかもしれません。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています