2015年のFA選手でクオリファイングオファーを受けた12名のリストと今後の展望

ワールドシリーズ終了後にFAとなった選手に対するクオリファイングオファーの期限が、2014年は現地11月3日に設定されていました。

その期限日に駆け込みで多くのクオリファイングオファーが出され、最終的には12名の選手が提示を受けました。

ここから1週間以内にクオリファイングオファーを拒否するか、受諾するかを選手側が選択することになります。

過去2年間では22名がクオリファイングオファーを受けて、すべての選手が拒否していますが、今年は初の受諾があるのではないかとも予想されています。

そのクオリファイングオファーを受けた2015年FA選手の一覧と今後の動向の予想をまとめています。

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2015年FA選手でクオリファイングオファーを受けた選手の一覧リスト

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2015年FA選手でクオリファイングオファーを受けた選手の一覧リストは以下のとおりとなっています。

マックス・シャーザー(31歳・SP) タイガース

【拒否確実】

2014年成績:33試合220.1回/防御率3.15/18勝5敗/奪三振252/WHIP1.18

2015年FA選手で一番の大型契約を手にすることが濃厚なため、拒否することは確実です。

代理人のスコット・ボラス氏はシーズン前には6年1億4400万ドルを拒否していますので、カーショー(3000万ドル)やバーランダー(2800万ドル)に匹敵する年俸を要求すると予想されます。

ですが、実際には田中将大の契約(2200万ドル)が目安になるのではとも予想するメディアもあります。

スコット・ボラス氏はGMだけではなく、チームのオーナーに直接交渉して資金を引き出すケースも多くあると伝えられています。そのため、予想以上の大型契約になる可能性も否定できません。

ビクター・マルティネス(36歳・DH) タイガース

【拒否確実】

2014年成績:151試合561打数/打率.335/本塁打32/打点103/出塁率.409/長打率.565

本人が4年契約を希望し、多くのチームは3年契約までは提示することは確実なため、クオリファイングオファーを拒否することは確実です。

ほぼDH専任の選手ではあるのですが、このオフの野手ではトップクラスの攻撃力がある選手のため、タイガースが強烈に引き留めにかかることは必至です。

さらに複数の球団による争奪戦となりますので、カルロス・ベルトランの3年4500万ドル以上の規模となることは確実です。

ジェームズ・シールズ(33歳・SP) ロイヤルズ

【拒否確実】

2014年成績:34試合227.0回/防御率3.21/14勝8敗/奪三振180/WHIP1.18

レッドソックス、カブス、ヤンキースなど資金力のある複数チームが興味を示し、年平均で1800万ドル以上、期間は4年以上が最低ラインと目されていますので、拒否することは確実です。

ロイヤルズにとっては、チームに留めることが目的ではなく、ドラフト指名権の確保が目的のクオリファイングオファーであることは間違いありません。

メルキー・カブレラ(31歳・OF) ブルージェイズ

【拒否確実】

2014年成績:139試合568打数/打率.301/本塁打16/打点73/出塁率.351/長打率.458

メルキー・カブレラは複数年契約を求めていることと、年齢的にも若いため、拒否することが確実です。

ただ、禁止薬物使用による出場停止の影響もあり、本人側がのぞむような7年の長期契約を手にできるかは微妙な状況でした。そこにドラフト指名権の問題が加わりましたので、さらに情勢が読みにくくなっています。

このような状況のため、有力視される選択肢としては、クオリファイングオファーを一旦は拒否はするものの、ブルージェイズとの再契約するというものになりそうです。ただ、その場合には金額は低めに、期間は短めに抑えられたものとなりそうです。

アービン・サンタナ(32歳・SP) ブレーブス

【拒否が確実】

2014年成績:31試合196.0回/防御率3.95/14勝10敗/奪三振179/WHIP1.31

昨シーズンオフにクオリファイングオファーによる影響をもろに受けた1人だったアービン・サンタナでした。

ただ、代理人が法外な契約を要求したことが原因で契約がもつれてしまったことが、クオリファイングオファー以上に大きな影響を与えていました。

そのため大型の契約は怪しいものの、昨年オフのマット・ガーザ、ウバルド・ヒメネス程度の4年5000万ドル以上の契約は手にすると予想されます。

ラッセル・マーティン(32歳・C) パイレーツ

【拒否確実】

2014年成績:111試合379打数/打率.290/本塁打11/打点67/出塁率.402/長打率.430

攻撃力と守備力を兼ね備えた捕手で、しかもリーダーシップもあるという選手のため、争奪戦になることが確実なラッセル・マーティンです。

そのため拒否することは確実で、昨年オフのブライアン・マッキャンが手にした5年7500万ドルにどれだけ近づく契約を手にできるかが焦点となりそうです。

追記:ラッセル・マーティンがクオリファイングオファーを拒否しました。

フランシスコ・リリアーノ(31歳・SP) パイレーツ

【受諾の可能性あり】

2014年成績:29試合162.1回防御率3.38/7勝10敗/奪三振175/WHIP1.30

パイレーツは年俸総額7766万ドルのため、仮にフランシスコ・リリアーノが受け入れた場合には、年俸総額の5分の1を費やすことになるので、クオリファイングオファーを出せるのか疑問視する声がありました。

しかし、昨年はA.J.バーネットを失った経験があるためか、フランシスコ・リリアーノにクオリファイングオファーを提示することに踏み切りました。

フランシスコ・リリアーノは、クオリファイングオファーがない場合には、複数球団で争奪戦になることが予想されていましたが、ドラフト指名権の問題により価値が下がったことは確実です。

つまり、通常のFA選手としては価値があるものの、ドラフト1巡目の指名権を放棄してまでも獲得するほどの選手ではないとの評価が大勢を占めているということです。

またリリアーノのこれまでの最高年俸が2014年の600万ドルということもあり、クオリファイングオファーを受け入れる可能性が高い選手の1人と予想されています。

マイケル・カダイアー(36歳・1B/3B/RF) ロッキーズ

【受諾の可能性あり】

2014年成績:49試合190打数/打率.332/本塁打10/打点31/出塁率.376/長打率.579

驚きをもって伝えられたのがマイケル・カダイアーへのクオリファイングオファーでした。

マイケル・カダイアーは来季で36歳になることや、2014年は故障で49試合の出場にとどまったため、長期の複数年契約を手にする可能性は極めて低い状況です。

そのためマイケル・カダイアーがクオリファイングオファーを拒否した場合には、ドラフト指名権の問題で多くの球団が興味を示さなくなることは確実です。

普通にFAとなれば2年から3年の契約を手にする可能性もありましたが、クオリファイングオファーを受けたことで、かなりタフな状況となりました。

ただ、マイケル・カダイアーのキャリアハイの年俸は1050万ドルで、1年1530万ドルは魅力的な金額でもあります。そのためクオリファイングオファーを受け入れる可能性が高い選手の1人と見られています。

追記:クオリファイングオファーを拒否して、メッツと2年2100万ドルで合意しました。

ハンリー・ラミレス(31歳・SS) ドジャース

【拒否確実】

2014年成績:128試合449打数/打率.283/本塁打13/打点71/出塁率.369/長打率.448

ハンリー・ラミレスは複数年契約を強く希望しているため、高い確率で拒否すると見られています。

このオフのマーケットの右打者としてはトップクラスの評価を受けているものの、守備力に疑問符がつくことと、2年間で214試合の出場にとどまるなど故障が多いことが懸念されています。

さらに年齢も来季は31歳となるため、より守備力と故障が不安視されるため、本人がのぞむような1億ドル、7年の長期契約を手にできるかは微妙な状況です。

パブロ・サンドバル(29歳・3B) ジャイアンツ

【拒否確実】

2014年成績:157試合588打数/打率.279/本塁打16/打点73/出塁率.324/長打率.415

9桁の複数年契約、つまり1億ドル以上の契約をサンドバル側が求めています。

大舞台で力を発揮するメンタルの強さ、体重は増えているもののゴールドグラブ賞の最終候補3人に残る守備力、左右の打席からの攻撃力で、ジャイアンツに加えて、レッドソックスが強烈にプッシュするとの予想もあります。

そのためパブロ・サンドバルがクオリファイングオファーを拒否することは確実です。

動向

11/05:クオリファイングオファーを拒否

デビッド・ロバートソン(30歳・RP) ヤンキース

【受諾の可能性あり】

2014年成績:防御率3.08/39セーブ/奪三振96/WHIP1.06

見解が分かれているのがデビッド・ロバートソンです。

ヤンキースが複数年契約の意志を交渉の過程で提示したものの、合意には程遠いレベルだったとESPNは伝えています。その結果、クオリファイングオファーに至ることになりました。

1年1530万ドルという年俸は、マリアノ・リベラの1500万ドルを上回るMLBのクローザーでは過去最高年俸となり、2014年の522万ドルから3倍近い額となるため、ロバートソンにとっても魅力的な金額です。

ただ、契約があくまでも1年にとどまるため、そのことはデメリットとなります。

仮に拒否した場合には、他球団がロバートソンを獲得する際に、ドラフト指名権を失うことになるため、価値が下がることは確実です。

またロバートソンの複数年契約を手にできた場合でも、年平均では1530万ドルを越える可能性はないため、そのこともポイントとなります。

メディアによって見解も分かれていて、ワールドシリーズ終了前までは受諾する可能性が高いと予想されていましたが、ニューヨーク・デイリーニュースは6球団以上が獲得に興味を示しているので、拒否する可能性が高いとも予想しています。

クオリファイングオファーの決断に関する注目選手の1人です。

追記:クオリファイングオファーを拒否しました。

ネルソン・クルーズ(34歳・OF/DH) オリオールズ

【拒否確実】

2014年成績:159試合613打数/打率.271/本塁打40/打点108/出塁率.333/長打率.525

1年1410万ドルのクオリファイングオファーを拒否して、7000万ドル以上の大型契約を求め続けたもののうまくいかず、マリナーズと1年+オプションで合意しかけたものの破断するなどした挙句、オリオールズと1年800万ドルに落ち着きました。

今シーズンは40本塁打でタイトルを獲得するなど活躍したため、昨シーズンオフよりは評価が高いものの、来季は34歳となる年齢がネックとなり、長期の大型契約は難しいと予想されています。

それでも右打ちの外野手で、長打力もあるという希少価値がありますので、複数年契約を手にできる可能性は高く、今年もクオリファイングオファーを拒否することが確実です。

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