エンカーナシオン争奪戦は佳境に!レンジャーズ、インディアンス、アスレチックスがリードか

2016-17シーズンオフの野手ではヨエニス・セスペデスと並ぶ大物と目され、早い段階で契約が決まると見られていたのがエドウィン・エンカーナシオンでした。

しかし、その予想に反しシーズンオフ当初にブルージェイズから提示された4年8000万ドルを拒否した後には、それに続く具体的な金額を含んだ報道はなされませんでした。

その停滞気味だったエドウィン・エンカーナシオンの交渉が進展し始めているようです。

ESPNのシニアライターを務めるジム・ボウデン氏が以下のように伝えています。

Cleveland, Texas, Houston, Oakland and Toronto have all made offers to Edwin Encarnacion according to club sources of each of those teams. Negotiations are continuing at a rapid pace for two of the teams as he is clearly recognized as an impact bat and a difference maker especially for pennant contenders. All offers have been multi-year offers and a few have included an opt out year after year one.

「インディアンス、レンジャーズ、アストロズ、ブルージェイズがエンカーナシオンにすでに具体的なオファーを提示している」とのことです。

そして「交渉はそのうちの2チームと急速に進展しているようだ」とのことです。また「すべてのオファーは複数年契約で、1年後にオプトアウトできるオプションがついたオファーもある」ようです。

さらにその後にはさらに以下のような続報を伝えています。

Rockies are monitoring market for Edwin Encarnacion while Marlins are passing because of price and unwillingness to surrender first round pick. Indians, Rangers and Athletics most likely teams to sign him according to sources close to the negotiations.

ロッキーズは関心を持って動向を見守っているものの、マーリンズはクオリファイング・オファーを拒否したことによるドラフト指名権の喪失を敬遠して、すでに争奪戦から降りたようです。

この続報では、交渉の状況に詳しい関係者からの情報としてインディアンス、レンジャーズ、アスレチックスの3チームが交渉をリードしていて、この中から契約にこぎつけるチームが現れそうどだとに見通しも伝えています。

インディアンスはマイク・ナポリがFAでチームを去り、2016年の大部分を棒に振ったマイケル・ブラントリーは肩の手術を受けたため、2017年も見通しが立たない状況となっています。

レンジャーズはプリンス・フィルダーが引退し、ミッチ・モアランドがFAでチームを去ったことにより、一塁と指名打者が手薄となっています。

現時点ではファーストと指名打者をジョーイ・ギャロ、ジュリクソン・プロファー、ライアン・ルアという若い選手に任せるような状況となっています。

イアン・デスモンドもFAでチームを去った今、攻撃力の低下が懸念されるためエドウィン・エンカーナシオンは補強ポイントに合致する選手です。

ジョン・ダニエルズGMはエンカーナシオンとの契約について「可能性はかなり低い」と話していましたが、事前に交渉していることを漏らすタイプの人物ではなく、水面下での交渉を好むため、そのような発言をした可能性はありそうです。

アスレチックスは一塁と指名打者をヨンダー・アロンソとスティーブン・ボートがメインで回すような現状の編成となっています。

どちらも中軸を任せるには物足りない選手でエンカーナシオンは補強ポイントに合致します。ただ、予算に制約があるチームのため、どこまでの金額を出せるのかは不透明です。

ブルージェイズはすでにスティーブ・ピアース、ケンドリス・モラレスらを獲得していて、エンカーナシオンと再契約が出来ない時の備えはある程度できています。

アストロズはベルトラン、レディック、マッキャンらを獲得していて、先発投手の補強が優先される状況のため、オファーを出していても多くの資金は投入できていないのではないかと予想されます。

ロッキーズはすでにイアン・デズモンドに資金を注いでいますし、一塁をそのデズモンドに任せる構想のため、エンカーナシオンに関しては、値段が下がった場合に交渉したいという程度にとどまるのではないかと考えられます。

エンカーナシオン争奪戦をリードしている3球団の中で一番資金力があるのはレンジャーズですが、すでに2017年の年俸総額は史上最高額となった2016年とほぼ同じ1億6200万ドルに到達しているため、予算がどこまであるのか微妙な状況です。

インディアンスは年俸調停権を有する選手も含めると、球団史上初の1億ドルを突破する年俸総額になる見込みで、ワールドシリーズ進出による収入増がありはしますが、エンカーナシオンに大金を出せるのか疑問は残ります。

そのような状況で一番予算枠が残っているのがオークランド・アスレチックスです。2016年の開幕時の年俸総額は8680万ドルで、これが上限と考えられるのですが、現時点では2017年の年俸総額の見積もりは年俸調停を含めても6200万ドル程度と2000万ドル以上の余裕があります。

獲得に乗り出しているチームの補強ポイントに合致するエンカーナシオンですが、予算枠の問題がどのような影響を交渉に与えるのか注目されます。

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