2018年夏にトレードされそうな大物選手は?MLB公式サイトが11名をリストアップ

2018年シーズンも5月下旬となり、ウェーバー公示なしでトレードを成立させることができる期限の7月末まで残り2ヶ月となりました。

メジャーリーグの各チームはメモリアル・デー(2018年は5月28日)を目安に、チームの現状、今後の展望などを総括・分析し、夏のトレード市場でどのような動きをするか方向性を定め、選手のスカウティングなどを行っていきます。

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2018年夏の有力選手のトレード先はどの球団?

2018年は再建を選んだチームが多いことに加えて、上位チームと下位チームとの差が大きく開いていることもあり、トレード市場に人材が多く出る見込みで、その動きも早くなるとの予想もあります。

一般的に交渉が本格化するのは7月に入ってからではあるのですが、6月の時点でも比較的目立つトレードも成立していますので、今年もその可能性があります。

その2018年のトレード期限前に「トレードされる可能性が高い11名の選手」をMLB公式サイトのマーク・フェインサンド氏がリストアップし、現状と今後の展望を分析しています。

その11名の選手と今後の予想の要約は以下のとおりとなっています。


マニー・マチャド(遊撃手・オリオールズ)

シーズンオフもトレードの噂の中心となった一人で、シーズン開幕後にオリオールズが深く地区最下位に沈んでいることもあり、再び噂の中心となっている。今季終了後にFAとなるが、オリオールズが再契約、契約延長できる可能性が低い。クオリファイング・オファーでドラフト指名権を獲得するよりも、期限前に放出して質の高いプロスペクトを数名獲得することを選ぶ可能性が高い。⇒ カブス、ドジャース、カージナルス、ダイヤモンドバックス

ジョシュ・ドナルドソン(三塁手・ブルージェイズ)

最近の1勝7敗という転落もあり、ブルージェイズがポストシーズンに進出するのは簡単ではない。同地区のヤンキースとレッドソックスの2チームが好調なため、混戦のワイルドカードの2枠目を争うのがベストのシナリオ。しかし、上手くいかない場合には、再契約と契約延長の可能性が低いジョシュ・ドナルドソンを放出し、ブラディミール・ゲレーロ・ジュニアを昇格させることになるだろう。もしブルージェイズが売り手になるならJ.A.ハップも候補に。 ⇒ ブレーブス、カージナルス、インディアンス

ブライアン・ドージャー(二塁手・ツインズ)

2017年シーズン前にトレード市場で頻繁に名前が出たもののツインズは放出せず、結果はワイルドカード進出となった。しかし、2018年はイマイチなスタートに加えて、セカンドにはニック・ゴードンというプロスペクトが控えていることもあり、今季終了後にFAとなるドージャーを放出する可能性がある。⇒ ブルワーズ、インディアンス、ロッキーズ

ケルビン・ヘレーラ(クローザー・ロイヤルズ)

昨年は多くのコアプレイヤーがFAとなったが、今季終了後にはケルビン・ヘレーラが初めてのFAとなる。最近のトレード期限前の「リリーフ投手の価値」と2018年の好スタートを考えれば、最も価値がある選手の一人になる可能性がある。ロイヤルズは地区最下位に沈んでいって、一番最初に売り出すチームになる可能性がある。

ザック・ブリットン(リリーフ・オリオールズ)

リリーフ投手の中で最も興味深い存在になる可能性があるのがザック・ブリットンだ。アキレス腱断裂で今年は1球も投げていないが、6月上旬には戻ってくる予定だ。今季終了後にFAとなるブリットンが以前のような状態で復帰してくれば、有力なトレード候補となる。同じく今季終了後にFAとなる同僚のブラッド・ブラックも候補に。⇒ アストロズ、ドジャース、エンゼルス

アレックス・コロメ(クローザー・レイズ)

シーズンオフにトレードの噂が絶えなかったアレックス・コロメの2018年の出だしは惨めなものだったが、この1ヶ月は6度のセーブ機会すべてで成功し、防御率1.32、K/BBは16.00とバウンスバックした。現時点でレイズはワイルドカードの争いが見えるところにいるが、その状況が変われば放出される可能性が最も高い選手に。⇒ エンゼルス、ドジャース、ナショナルズ

マイク・ムスターカス(三塁手・ロイヤルズ)

ロイヤルズが売り手に早い段階でシフトした時には、ムスタカースが優勝を争うチームのユニフォームを着ている可能性は高い。今季の契約は550万ドル、来季の契約は1500万ドルの相互オプションも、破棄した場合のバイアウトは100万ドルとリーズナブル。今季すでに10本塁打を打ち、OPS.861の本人もトレードを歓迎するかもしれない。⇒ ブレーブス、カージナルス、メッツ

コール・ハメルズ(先発投手・レンジャーズ)

昨年の夏はジャスティン・バーランダー、ダルビッシュ有、ソニー・グレイらが優勝を争うチームに移籍し、ポストシーズン進出に貢献したが、今年は同様の投手となるとコール・ハメルズくらいになる。数年前のようなパフォーマンスは期待しにくいが、それでも安定したNo.2-3スターターとして計算できる実績と経験のある投手で、ポストシーズンにも強い。⇒ ヤンキース、エンゼルス、ブルワーズ

クリス・デービス(外野手・アスレチックス)

充実しているア・リーグ西地区の中にあってポストシーズン争いに残っているが、それを達成するにはかなり厳しい戦いを強いられることになる。アスレチックスはFAが近づいたビッグネームを放出してきた歴史があり、クリス・デービスは2019年シーズン終了後にFAとなる。⇒ ナショナルズ、マリナーズ、ダイヤモンドバックス

クリス・アーチャー(先発投手・レイズ)& マイケル・フルマー(先発投手・タイガース)

この2人を一つにまとめたのは様々な面で似通っているからだ。数年に渡りチームがコントロールでき、シーズン序盤でイマイチも、2018年のトレード市場は先発投手の層が薄いため、多くの関心を集めることが予想される。アーチャーは10試合で防御率5.01、フルマーは防御率4.35と両者ともにキャリアでワーストの出だし。ポジティブな面はアーチャーは2019年から2021年までの3年を2750万ドルでコントロールでき、フルマーは2019年が年俸調停1年目で、FAとなるのは2022年シーズン終了後であること。問題はレイズとタイガースともに質の高いプロスペクトを要求することで、両者が調子を取り戻さない限り、それに応じるチームは現れないだろう。⇒ ブルワーズ、ヤンキース、エンゼルス、ダイヤモンドバックス、マリナーズ


この夏のトレード市場で最も層が厚いのが三塁のポジションです。ジョシュ・ドナルドソン、マイク・ムスターカス、そしてポジションをショートに変えているものの、守備ではサードとしての評価のほうが高いマニー・マチャドもいます。また、レンジャーズもエイドリアン・ベルトレを売り出す可能性が高いと予想されます。

これらの選手は攻守での大きなグレードアップが期待でき、ポストシーズン進出へとチームを強く押し上げる存在になる可能性があります。

リリーフに関しては現時点ではケルビン・ヘレーラがNO.1評価で、ザック・ブリットンは復帰後のパフォーマンス次第で、大きく評価が変わっていくことになります。

先発投手に関してはハッキリとトレード市場に出されることになる選手で、大きな戦力アップが期待できるのはコール・ハメルズにとどまります。クリス・アーチャー、マイケル・フルマーの2人に関しては、数年に渡り契約が残っているため、評価が落ちている状態で売り出す必要性がありません。トレード成立のハードルが高いというのが現実で、2人も6月、7月に素晴らしい投球を継続しない限りは、チームに残ることが予想されます。

ロイヤルズはダニー・ダフィーなどが候補となりますが、こちらも評価を落としている状況(10試合50回1/3で防御率6.88)です。調子を取り戻してくれればフロントスターターとしての期待ができますが、それでも2019年から2021年までの3年間で4600万ドルという負担はリスクが高いため、夏に動きがあるかは微妙です。

先発投手はコール・ハメルズが争奪戦になると予想されます。20球団へのトレード拒否権を有しているものの、本人に強いこだわりはなく、優勝を争うチームへの移籍には前向きな姿勢を見せています。

レンジャーズはすでに売り手になる方向性に舵を切っているとの報道も一部では流れています。コール・ハメルズ、エイドリアン・ベルトレ、そして今季終了後にオプトアウトできるエルビス・アンドラス、長期契約を減らす目的でルーグネッド・オドーアらの名前も伝えられています。2018年夏のトレード市場で多くレンジャーズの名前を聞くことになるかもしれません。

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