奇妙な補強が続くシーズンオフのドジャース・・・でもナ・リーグ西地区ではまだNO.1?

Los Angels Dodgers Top Catch

ザック・グレインキー、ジェフ・サマージャ、ジョニー・クエトらの争奪戦に絡みながらも、同地区のライバルであるジャイアンツとダイヤモンドバックスの後塵を拝することになったドジャースです。

さらには岩隈久志との契約破談はしたものの、スコット・カズミアーと3年4800万ドル、前田健太と8年2500万ドルにポスティング費用2000万ドル、ブレット・アンダーソンにクオリファイング・オファーの1580万ドル、チェイス・アトリーとの再契約で700万ドル、リリーフのジョー・ブラントンに400万ドルなどを投資しました。

そしてキューバからの24歳の亡命投手ヤシエル・シエラに3300万ドルを投資しているのですが、この投手は評価が非常に大きく分かれるため、ドジャースのシーズンオフ全体で補強は高い評価を受けていません。

そのためナ・リーグ西地区で3連覇を果たしているドジャースですが、多くのクエスチョンマークがついている状況です。

しかし、ESPNのシニアライターであるDavid Schoenfieldは、それでもドジャースがナ・リーグ西地区の優勝最有力だと考えています。

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カーショーとグレインキーのコンビがポストシーズン進出の原動力だった

ドジャースの最大の強みはクレイトン・カーショーとザック・グレインキーのNO.1-2コンビでした。

ドジャースは2015年に92勝70敗で地区優勝を果たしたのですが、カーショーとグレインキー以外の投手が先発した試合の勝率は.500にとどまります。

そのため勝率.500前後のチームだったドジャースが、この2人によってポストシーズンで戦えるチームになっていたとも言えるわけですが、その両輪の1人であるザック・グレインキーを失ってしまいました。

その結果、ドジャースのNO.2にはスコット・カズミアーもしくはブレット・アンダーソンとなり、そこに右肘と肩に不安を抱える前田健太、左肩に不安がある柳賢振、トミー・ジョン手術からの復帰となるブランドン・マッカーシーらが続くことになります。

それ以外にもアレックス・ウッド、マイク・ボールシンガー、ブランドン・ビーチーらに、プロスペクトも控えているなど層は厚くなっています。

しかし、スコット・カズミアーやブレット・アンダーソンも故障に強い投手ではないため、全体的に健康面に不安がつく投手編成となっています。

他の不安点としてはセカンドをチェイス・アトリーとエンリケ・ヘルナンデスの1人に任せることなども挙げられます。

このようなことを考えれば、ザック・グレインキーに6年目を保証したり、プロスペクトを放出してトレードで補強するなどをすべきとも言えるのですが、ドジャースは2016年だけでなく2017年以降にも強いチームであり続けるために、動きを抑制しているとDavid Schoenfieldは分析します。

大幅な補強はできなかったもののロースターの構成は充実

一部にはドジャースはトレード期限前にプロスペクトを放出してコール・ハメルズを獲得すべきだったとの声もあるのですが、それはチームの強化方針と違うとDavid Schoenfieldは述べます。

かつてのヤンキースがデレク・ジーター、アンディ・ペティット、マリアノ・リベラ、ホルヘ・ポサダ、バーニー・ウィリアムスらをコアにした後に、補強でチームを強くしたように、ドジャースはハイクラスのプロスペクトを中心としたチームに作り変えるプロセスにあります。

さらにドジャースの現首脳陣は、前体制が抱えていた不良債権に近い長期契約をいくつも抱えていて、それが終わるのを待たないといけない状況にあることもDavid Schoenfieldは指摘しています。

まとめるとコストパフォマンスの悪い長期契約を抱えつつ、プロスペクトを守りながら、優勝争いをするという、微妙なバランスをとるという難題をドジャースのフロント陣は抱えているということです。

そのためドジャースは2016年に100勝をできるチームを作ろうとしているのではなく、長期契約が切れるまでは、あくまでもポストシーズン圏内を確保できる90勝から95勝できるチーム作りを志向しているようだとDavid Schoenfieldは分析しています。

さらにDavid Schoenfieldはドジャースの40人枠に入っている選手の質そのものは高く、層も厚いことを指摘し、スター選手はカーショー1人となっているが、ことによるとMLB全体でもベストのロースターではないかと分析し、やはりナ・リーグ西地区の優勝最有力候補ではないかと思うと記事を結んでいます。

ドジャースは資金面に不安はないのですが、オーナー側から課された年俸総額を2億ドル前後に抑制するというものに近づけながら、至上命題であるワールドシリーズ制覇を果たす必要があるアンドリュー・フリードマンを筆頭とするフロント陣です。

ビッグマーケットのチームとしてはスタープレイヤーに乏しく、派手さがないことは否めないものの、ロースターのバランスや厚みは侮ることができないものです。

確かにジャイアンツとダイヤモンドバックスが戦力補強で大幅にグレードアップしたことは間違いないのですが、選手層の厚みという点では劣ります。

ドジャースはカーショーが故障した場合には、その穴を埋めることは難しいですが、それ以外の問題であれば、穴埋めできる選手層の厚さをもっています。

リリーフなどにもやや層の薄さを感じさせる面がありますが、ケンリー・ジャンセン、J.Pハウエルなど経験と実績がある投手もしっかりと抱えています。

アロルディス・チャップマンのトレードもDV問題で頓挫してしまい、ヤンキースに奪われるなど、うまくことが運ばなかった印象は拭えないものの、それでもシーズンを通じた戦いではドジャースがナ・リーグ西地区をリードする可能性が高そうです。

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