ドジャースはマット・ケンプの放出を模索も難航・・・開幕ロースターに登録される可能性は?

Los Angels Dodgers Top Catch

ロサンゼルス・ドジャースがエイドリアン・ゴンザレス、ブランドン・マッカーシー、スコット・カズミアーらをパッケージにして、ブレーブスからマット・ケンプを獲得しました。

このトレードはドジャースがマット・ケンプを戦力として必要としたからではなく、ぜいたく税の対象となることを回避するための経済的な側面が強いものでした。

(参考記事:ドジャースがマット・ケンプをトレードで獲得!ゴンザレス、カズミアー、マッカーシーらを放出

そのためドジャースは、年俸総額のさらなる削減とロースターに枠を作るために、マット・ケンプのトレードに動くことが予想されていました。しかし、当初に予想されたとおり交渉は難航しているようです。

ロサンゼルス・タイムズのアンディ・マッカラー氏が以下のように伝えています。

During the last six weeks, the Dodgers have attempted to send Kemp elsewhere. The organization does not seek a hefty haul of prospects in return. They are merely looking for a team willing to accept a sizable portion of Kemp’s contract, which counts as $20 million toward the luxury tax payroll for 2017 and 2018. The executives have yet to find a landing spot.

『この6週間にわたりドジャースは質の高いプロスペクトを見返りとして要求することもなく、マット・ケンプのぜいたく税の対象となる2000万ドルの年俸を、ある程度引き取ってくれるトレード相手を探し続けている。』ものの、『まだ相手を見つけることができていない。』と伝えられています。

このような状況のため、スプリングトレーニングにマット・ケンプが参加する可能性が高まっています。その場合に備えてロバーツ監督はケンプにコンタクトしているようです。

その2人の会話では、ロバーツ監督が「オープンな心であって欲しい」と話し、ケンプは「ただ私は勝ちたいだけで、ドジャースに戻れたことは、起こりえないと思っていた夢が実現したようだ」と話したことが明かされています。

ただ、そのマット・ケンプがドジャースでプレーするという夢が実現する可能性は低いようだとアンディ・マッカラー氏は伝えています。

The dream is far from reality. The possibility of Kemp opening the season on the Dodgers roster remains remote, according to people familiar with the situation. The Dodgers did not invite Kemp to FanFest because the organization did not want to put him in the awkward position of answering questions about his status, according to a team official. But with spring training only three weeks away, Kemp looks bound for Camelback Ranch.

シーズン開幕をドジャースのロースターで迎える可能性は低いと、状況に詳しい関係者から情報を得たようです。

ドジャースのファンフェスタが行われたのですが、そこにはマット・ケンプは招待されませんでした。その理由はドジャース側が、今後どうなっていくのかをケンプが質問されて困らないように配慮したからだとチーム関係者は話し、トレードが近いからという理由ではないと説明しています。

ただ、スプリングトレーニングまでは残り3週間しかないこともあり、ドジャースのスプリングトレーニングに参加する可能性は高まりつつあるようです。

ドジャースは、マット・ケンプを論争を繰り広げたとされるヤシエル・プイグがライト、センターにはクリス・テイラーで、レフトをジョク・ピーダーソン、エンリケ・ヘルナンデス、アンドリュー・トールズ、さらにプロスペクトのアレックス・ベルドゥーゴが争う構図となっていました。

そこにマット・ケンプが加わることは、さらに混雑を引き起こすことになるだけです。

ただ、ドジャース側はマット・ケンプをスプリングトレーニンで打席にたたせることで市場価値を高めると同時に、若い選手の負荷を軽減することができることにメリットがあると考えていると、アンディ・マッカラー氏は伝えています。

つまり、開幕時の戦力として期待してチームに残すのではなく、トレード相手を見つけやすくするためにスプリングトレーニングに参加させるということになります。

マット・ケンプは113試合で19本塁打を記録するなど、打撃面では一定の期待ができますが、守備面が大きなリスクとなっています。100イニング以上をプレーした外野手が208名いるのですが、マット・ケンプのアルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)の数字は205位と壊滅的な数字です。

現実的なトレード先は指名打者のあるア・リーグに絞られることも、交渉を難航させています。
しかし、マット・ケンプがスプリングトレーニングで結果を残せば、指名打者で起用できるという印象を他球団に持ってもらいやすくなります。

ザイディGMは「マット・ケンプも外野のポジションを争うことになる」と話していますが、エイドリアン・ゴンザレスに関しても同様のことを公には話していました。しかし、実際には「ベンチ要員として、かなり少ない出場機会になる」ことを言い渡し、トレード拒否権の放棄を説得して放出しています。

マット・ケンプがトレードでドジャースから放出されたのは、ヤシエル・プイグとの論争に代表されるようなクラブハウスでの素行面の問題が大きな理由でした。その問題はブレーブスのクラブハウスでも続いていたと一部メディアでは伝えられています。

外野手は多くの選択肢があり、年俸総額を抑制したいドジャースにとって、クラブハウスで問題があるマット・ケンプを残しておくことは、避けたいシナリオではないかと考えられます。

理想は引き取ってくれるトレード相手を見つけることですが、それが上手くいかない場合にはカール・クロフォードを切った時と同様に、死に金として見切りをつける決断をする可能性もありそうです。

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