ドジャースの2017年シーズン戦力分析 – MLB30球団開幕ロースターと戦力予想

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1. 2016年シーズンの主要な成績の一覧

ロサンゼルス・ドジャースの2016年シーズンの、打撃、守備、投手の主要な成績の一覧です。

攻撃 スタッツ(リーグ順位)
得点 725(7位)
打率 .249(11位)
出塁率 .319(11位)
長打率 .409(7位)
OPS .728(9位)
本塁打 189(8位)
盗塁 45(13位)
盗塁成功率 63%%(13位)
守備 スタッツ(リーグ順位)
UZR 27.3(3位)
DRS 29(3位)
投手 スタッツ(リーグ順位)
防御率 3.70(5位)
先発防御率 3.95(5位)
ブルペン防御率 3.35(1位)
セーブ数 47(4位)
セーブ成功率 68.12%(7位)

打線はどちらかと言えば強力ではなく、特に左投手に苦しみました。このスタッツの一覧には記載していませんが、左投手へのチームOPSは.622で両リーグ最下位に沈んでいます。

それらをカバーしたのが投手陣で、特にケンリー・ジャンセンを中心としたブルペンは防御率3.35とリーグ1位となっています。

クレイトン・カーショー、ブランドン・マッカーシー、ブレット・アンダーソン、柳賢振ら多くの投手が離脱した先発投手陣でしたが、15人もの投手を先発させることで乗り切りました。

守備面は現在のアンドリュー・フリードマン体制になってから重視していたポイントで、それが実りつつあるドジャースです。

2. 2016-17シーズンオフの戦力補強動向

2016-17シーズンオフの戦力補強動向の一覧は以下のとおりとなっています。

獲得/流出 選手名(ポジション)
流出 ジョシュ・レディック(RF)
流出 ジョー・ブラントン(RP)
流出 ジェシー・チャベス(RP)
流出 ブレット・アンダーソン(SP)
流出 J.P.ハウエル(RP)
流出 ウィル・ベナブル(OF)
トレード流出 ミカ・ジョンソン(2B)
トレード流出 カルロス・ルイーズ(C)
トレード流出 ビダル・ヌーニョ(RP)
トレード流出 ホセ・デレオン(SP)
トレード流出 ハウィー・ケンドリック(2B)
再契約 ケンリー・ジャンセン(RP)
再契約 ジャスティン・ターナー(3B)
再契約 リッチ・ヒル(SP)
再契約 チェイス・アトリー(2B)
獲得 セルジオ・ロモ(RP)
獲得 フランクリン・グティエレス(OF)
トレード獲得 ローガン・フォーサイス(2B)
トレード獲得 ダリン・ラフ3B)
マイナー獲得 *ブランドン・モロー(RP)
マイナー獲得 *ジャスティン・マスターソン(SP)

クローザーのケンリー・ジャンセン、ブルペンで登板が多かったJPハウエル、ジョー・ブラントンがFAとなりましたが、そのうちジャンセンと5年8000万ドルで再契約し、セルジオ・ロモを獲得しています。

サードのジャスティン・ターナー、セカンドのチェイス・アトリー、先発投手のリッチ・ヒルも同様に再契約しています。多くの選手がFAとなったのですが、取捨選択して残ったのがジャンセン、ターナー、アトリー、ヒルの4人となっています。

シーズンオフの補強として注目されていたのがツインズのブライアン・ドージャーの獲得でした。左投手に弱いという課題を解消するための動きでしたが、交換要員としてホセ・デレオンに加えて、ヤディール・アルバレスを要求されたため破談となりました。

その後、レイズのローガン・フォーサイスに方向転換し、ホセ・デレオン一人で応じてくれたためトレードが成立しています。

さらに左投手対策を重視して、外野手が多い状況でありながら、左に強いフランクリン・グティエレスを獲得しています。

3. 2017シーズン開幕時のロースター編成の予想

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ロサンゼルス・ドジャースの2017年シーズン開幕時に予想される先発スターティングメンバー、ベンチ要員、先発ローテーション、ブルペンの編成などは以下のとおりとなっています。

【先発スターティングメンバー】

  1. ローガン・フォーサイス(2B)
  2. コーリー・シーガー(SS)
  3. ジャスティン・ターナー(3B)
  4. エイドリアン・ゴンザレス(1B)
  5. ヤスマニ・グランダル(C)
  6. ジョク・ピーダーソン (CF)
  7. ヤシエル・プイグ(RF)
  8. アンドリュー・トールズ(LF)

【ベンチ要員】

  • オースティン・バーンズ(C/IF)
  • スコット・バンスライク(1B/OF)
  • チェイス・アトリー(IF)
  • エンリケ・ヘルナンデス(UT)
  • フランクリン・グティエレス(OF)
  • DL:アンドレ・イーシアー(OF)

打線にローガン・フォーサイスが加わり、ヤシエル・プイグが戻り、さらに左投手のときにはアンドリュー・トールズに代わってフランクリン・グティエレスが入ることで、苦しめられた左投手を攻略していくことになります。

【先発ローテーション】

  1. クレイトン・カーショー(左)
  2. 前田健太(右)
  3. リッチ・ヒル(左)
  4. ブランドン・マッカーシー(右)
  5. 柳賢振(左)

【ブルペン】

  • CLO:ケンリー・ジャンセン(右)
  • SET:セルジオ・ロモ(右)
  • SET:グラント・デイトン (左)
  • RP1:クリス・ハッチャー(右)
  • RP2:ルイス・アビラン(左)
  • RP3:アレックス・ウッド(左)
  • RP4:ロス・ストリップリング(右)
  • DL:スコット・カズミアー(左)
  • DL:ブロック・スチュワート(右)
  • DL:ペドロ・バエズ(右)

ジャンセンにつなぐセットアップを担うはずだったペドロ・バエズが開幕時は故障者リストに入る見込みで、当面はセルジオ・ロモがその役割を果たすことになります。

開幕時のローテには柳賢振、マッカーシーらが入るのですが、エースのクレイトン・カーショー、リッチ・ヒル、前田も含めて健康面でまったく不安がないわけではありません。

しかし、ブルペンにまわっているアレックス・ウッドとロス・ストリップリング、開幕時は故障者リストに入るスコット・カズミアーとブロック・スチュワート、3Aにフリオ・ウリアスもいるなど昨年と同様に多くのバックアップオプションを抱えています。

4. 寸評・評価

投手陣、野手陣ともに主力選手の質が高い上に、その後に控える選手たちの質も層も厚くなっているドジャースです。

故障者リストにはアンドレ・イーシアー、スコット・カズミアーという選手が入るのですが、投打の編成に窮することがありません。

開幕ロースターを外れる選手でもフリオ・ウリアス、トレイス・トンプソンなど、他球団ではアクティブロースターに入れるであろう選手がいます。

さらに3Aにはベースボール・アメリカがMLB全体でNO.7にランクするコディ・ベリンジャー(一塁)、同じくベースボール・アメリカが58位にランクするアレックス・バーダゴ(外野手)、2Aにはベースボールプロスペクタスが90位にランクするユスニエル・ディアス(外野手)など、今季中のメジャー昇格が視野に入っているトッププロスペクトもいます。

そして、シーズン中の補強に動けるだけのプロスペクトの層と資金力もあるため、必要な戦力を整える多くの手段を持ち合わせています。

故障者があっても、大きな戦力ダウンとはならずに、シーズン全体を通じて高いレベルのロースターを編成できるドジャースです。

シーズン全体を通じた総合力ではナ・リーグ西地区の中では抜きん出ている編成のため、地区5連覇の可能性は高く、様々な不運が重なったとしても、ワイルドカードは獲得できる可能性が高いと予想される2017年のドジャースです。

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