ドジャースの「遊撃手補強」のターゲットになるのは?米メディアが候補をリストアップ

Los Angels Dodgers Top Catch

ドジャースはコーリー・シーガーという投打での貢献度が大きいチームの柱を失いました。コーリー・シーガーのこの2年余りのWAR(Win Above Relacement: 同じポジションの代替可能な選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか)は、メジャーのトップ5に入るもので、失った戦力の穴を埋めることは難しいのが現実です。

クリス・テイラー、エンリケ・ヘルナンデス、ブレイビック・バレラらなどがバックアッププランとなるのですが、レギュラーとして起用するには、やや心もとない選手たちです。チームの状態そのものも良くないため、テコ入れ策として何かしらの補強にドジャースが動く可能性があります。

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ドジャースがショートの補強に動くなら誰が候補に?

ロサンゼルス・ドジャースがシーズン中の補強に動く場合に、ターゲットになる可能性がある選手を、CBSスポーツのマイク・アキサ氏がリストアップしています。

そのリストは以下のとおりとなっています。


  • マニー・マチャド(オリオールズ)
  • エルビス・アンドラス(レンジャーズ)
  • マーカス・セミエン(アスレチックス)
  • エドゥアルド・ヌニェス(レッドソックス)
  • アルシデス・エスコバー(ロイヤルズ)

オリオールズは8勝20敗、得失点差は-54という出だしで、戦力全体を見てもポストシーズン争いに浮上するとは考えにくい状態です。今年の10月にはFAとなるものの、トレード市場での価値高騰が予想されるマニー・マチャドはファームの選手層が薄いチームにとって最大の財産です。

問題はドジャースがぜいたく税の回避を目標としていることです。現在のぜいたく税計算上の年俸総額は1億8150万ドルとなっているため、基準である1億9700万ドルまでは1500万ドル程度の余裕しかありません。

年俸が1600万ドルのマニー・マチャドを単純に加算すると、ぜいたく税のラインを突破することになってしまうのですが、シーズン途中のトレードであれば、この問題をクリアできます。

早い段階でドジャースがマチャドを獲得しても、年俸総額には、おおよそ800万ドル程度が加算されるにとどまると見込まれるため、ぜいたく税を回避することが可能です。

またドジャースは、シーズンオフにマニー・マチャドのトレード獲得に積極的に動いたチームの一つとされています。

コーリー・シーガーの穴を埋めれるような選手は数少ないのですが、マニー・マチャドはそれができる可能性がある選手です。ただ、ぜいたく税の他にも、ネックとなるのはプロスペクトのパッケージを半年だけのレンタル選手に投資するかどうかです。チームのニーズに最もフィットする選手ではあるのですが、代償も大きいため微妙なところではあります。

レンジャーズは11勝18敗、得失点差-39という有様で、ロースター全体を見ても急浮上することは想像しにくいものがあります。もしチームの再建色を強めるのであれば、今季終了後に契約を破棄してFAを選択する可能性のあるエルビス・アンドラスのトレードで、何かしらの見返りを得ておきたいところです。

ただ、エルビス・アンドラスは4月12日に死球を受けて肘を骨折し、復帰が6月にずれ込むためすぐに戦力になりません。もう一つ問題なのはオプトアウトしなかった場合には2022年までの契約を抱えることになることです。

・2018年:1525万ドル(シーズン終了後のオプトアウト可)
・2019年:1525万ドル(シーズン終了後のオプトアウト可)
・2020年:1525万ドル
・2021年:1425万ドル
・2022年:1425万ドル
・2023年:1500万ドルのベスティングオプション

獲得する側が価値を測りにくいところがありますし、オプトアウトしなかった場合には長期に渡りロースターに残ることとなり、コーリー・シーガーが復帰してきた時にポジションの問題が生じます。

マイク・アキサ氏は意外な伏兵として予想しているのがマーカス・セミエンです。アスレチックスは悪くはありませんが、14勝14敗で得失点差-3とポストシーズンも期待しにくい状態です。セミエンの今季の年俸は312万5000ドルと格安で、来季の年俸上昇も600万ドル程度にとどまると予想されます。

アスレチックスは年俸調停で年俸が高くなる選手を放出するのが通例のことで、さらにプロスペクトのフランクリン・バレットが3Aまで昇格しているため放出に応じる可能性が高く、ドジャースの構想を大きく変える必要もないため、マッチするのではないかとアキサ氏は予想しています。

エドゥアルド・ヌニェスは現在はコンスタントに試合に出ているものの、ダスティン・ペドロイアが戻ってくると、ショートにはザンダー・ボガーツ、サードにはラファエル・ディバースがいることもありポジションがなくなります。
契約も今年が400万ドル、来年はチーム側に選択権がある400万ドルとリーズナブルで、ドジャースのニーズにマッチします。
ただ、マイク・アキサ氏はペドロイアの足に不安が残りますので、レッドソックスが保険としてヌニェスをキープすることを選ぶかもしれないと付け加えています。

またエドゥアルド・ヌニェスは、攻守においてドジャースが求めるような正遊撃手とは言い難く、クリス・テイラー、エンリケ・ヘルナンデスのユーティリティと大差はないため、獲得に動くか微妙な選手ではあります。

アルシデス・エスコバーの最近の成績を考えるとドジャースにとっては魅力的な選択肢ではありませんが、ロイヤルズが再建に移行すること、アダルベルト・モンデシーが台頭していること、250万ドルと格安であること、交換要員の痛みは小さいこと、などを理由にアキサ氏はリストアップしています。

しかし、アキサ氏もアルシデス・エスコバーは控えレベルの選手のため、クリス・テイラーをショートに据えて、外野にアレックス・ベルドゥーゴを加えることをドジャースは選ぶ可能性が高いと付け加えています。

理想的な補強はマニー・マチャドですが、半年のレンタル選手に多くの代償を支払うことはドジャースの首脳陣が望まないため、オリオールズが期待するようなオファーを提示するかは微妙なところです。

近年はアスレチックスとトレードを多く成立させてきていることなどを踏まえるとマーカス・セミエンあたりが有力な選択肢ではないかと考えられます。

ただ、現時点ではトレード期限前までチーム内部の考えうるオプションを試していくことを選ぶ可能性が高く、トレードに動くとしても7月に入ってからが現実的ではないかと予想されます。

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