ドジャースのフリオ・ウリアスが今季絶望・・・先発投手がトレード期限前の補強ポイントに

Los Angels Dodgers Top Catch

ロサンゼルス・ドジャースは多くのメジャーレベルの先発投手を抱えることで、シーズン全体のレギュラーシーズンを乗り切るというロースター編成を行っています。

豊富な資金力があるからできる編成方針ではあるのですが、毎日のように先発投手が故障者リストに入る時代であることを考えると、合理的ではあります。

ただ、ポストシーズンにおいては、先発投手が数多くいるだけでは不十分で、どちらかと言えば信頼できる3人もしくは4人の先発投手がいることのほうが重要になります。

ドジャースは地区制覇を果すのに十分と考えられる95勝に到達できるロースター編成を方針としています。そのためには半年にわたり安定した戦力を維持することが重要になるのですが、故障者が出ることを想定して先発投手を多く抱えています。

ただ、それだけではポストシーズンを戦い抜けないことを認識していて、信頼できる3人の先発投手が必要となるともドジャースのフロントは考えています。そのポストシーズンの先発3本柱として構想されていたのが、クレイトン・カーショー、リッチ・ヒル、フリオ・ウリアスの3人でした。

関連記事:ドジャースの先発ローテは「量」を重視?その背景にあるチーム編成の方針とは

クレイトン・カーショーは本塁打が急増する中にありながらも、防御率2.61とリーグ平均を61%も上回る水準を維持しています。

しかし、リッチ・ヒルに関しては指のマメの問題で離脱し、復帰後も4イニングから5イニングしか投げることができず、防御率4.73と低調です。さらに昨年18試合で防御率3.39、奪三振率9.8と期待されていたポテンシャルを19歳にして発揮したフリオ・ウリアスが、肩の手術を受けることにで今季絶望となりました。

FOXスポーツは以下のように伝えています。

Julio Urias, the Dodgers’ 20-year-old prized pitching prospect, will miss the rest of this season and at least part of the 2018 season because of upcoming shoulder surgery. The estimated recovery time is an alarming 12-14 months.

引用元:FOXスポーツ電子版

肩の手術を受けることになり、そこからの復帰には12ヶ月から14ヶ月は要すると見積もられていて、今季の残りと2018年シーズンの一部を失う見込みとなったとのことです。

肩の関節唇や腱板へのダメージではないのは朗報とされていますが、肘の手術に比較して肩の手術後の経過に関してはデータが少なく、しっかりと見通すことができないようで、実際に来年復帰できるかも微妙な状況となっています。

年齢が若いこともあり、昨年の昇格にも時期尚早との声が少なからずありましたので、肩の手術からの復帰にはドジャースが慎重になることは確実で、2019年までずれ込む可能性も否定できません。

アレックス・ウッド(防御率1.86)とブランドン・マッカーシー(防御率2.87) の2人が好調で、柳賢振が復帰していることもあり、前田健太をブルペンに回せるような状況のため、現時点では大きな不安とはなっていません。

ただ、ブランドン・マッカーシーは左肩の違和感、柳賢振は左臀部の挫傷、アレックス・ウッドは左肩の炎症、リッチ・ヒルは指のマメと健康面に不安があり、いつ再発してもおかしくない投手でローテを編成しています。

関連記事:ドジャースが投手の補強に動くと考えられる4つの理由!MLB公式サイトが予想

故障者リストに入っているスコット・カズミアーも復帰の目途が全く立たない状態で、ブロック・スチュワートも故障者リストから復帰したばかりと、バックアップ要員も健康面に不安があるため、ポストシーズンに向けて不安が残る部分とはなっています

前田健太は契約の設定そのものが、ベテランのロングリリーフのようなものでした。ベースサラリーが抑えられていて、先発投手として活躍すれば大きなインセンティブを手にできるという契約は、先発とリリーフの両方がこなせるスウィングマンのベテラン投手には珍しいものではありません。

前田健太のベースサラリーは315万ドルで、先発として活躍すれば1000万ドルを越えるような契約は、正にそのようなもので、ドジャースは初めから現在のような起用方法を想定していたと考えられます。好投しても先発ローテに戻そうとするのではなく、引き続きリリーフで起用している方針であるとデーブ・ロバーツ監督は話していますので、フロントと現場の信頼は厚いとは言えません。

圧倒的な選手層の厚さもあり、気がつけば49勝26敗でナ・リーグトップの勝率となり、好調なロッキーズとダイヤモンドバックスにも差をつけ始めているドジャースです。

しかし、ドジャースにとって地区制覇は通過点でしかなく、ワールドシリーズ制覇以外は失敗と言えるような段階になっています。そのためよりタイトルを確実なものにする補強を敢行すると予想されます。

すでにMLB NETWORKのジョン・ポール・モロシ氏は以下のように伝えています。

The Dodgers are more focused on adding a starting pitcher than a major bat, thanks in part to the continued development of young sluggers Bellinger and Corey Seager.

引用元:記事タイトル

ドジャースはベリンジャー、コーリー・シーガーらの成長と活躍により攻撃面に大きな不安はないため、先発投手の補強によりフォーカスしている、と6月21日の時点で報じられていました。ウリアスが今季絶望となったことは、その動きをより加速させることになります。

資金力はMLB随一で、トレードを成立させるためのプロスペクトの質と量ともに整っていますので、トレード期限前にどのように補強していくのか注目されます。

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