ドジャースがアンドレ・イーシアーの年俸の半額負担してのトレードを模索中

Los Angels Dodgers Top Catch

外野手が余っているチームとして、ボストン・レッドソックスと並んで名前が上がっていたのがロサンゼルス・ドジャースでしたが、マット・ケンプをパドレスにトレードすることで、その状態がやや緩和されました。

しかし、それでもカール・クロフォード、ヤシエル・プイグ、ジョク・ペダーソン、アンドレ・イーシアー、スコット・バンスライクとメジャーレベルの外野手がいる状態です。

その5人の中で、スターティングメンバーとして起用されないならば、他チームへトレードしてほしいと明言しているのがアンドレ・イーシアーです。

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イーシアー本人もドジャースのフロントもトレードに積極的な姿勢も話は進まず・・・

アンドレ・イーシアーはシーズンオフの間、レギュラーとして起用されない場合には、他チームへトレードしてほしいと話していましたが、スプリングトレーニングに現れた後も、その姿勢を変えていません。

そしてドジャースのチーム状況としては、レフトにカール・クロフォード、ライトにヤシエル・プイグ、センターにはトッププロスペクトのジョク・ペダーソンを置く布陣を敷くことに傾いていて、アンドレ・イーシアーがレギュラーとして起用される可能性は低いと見られています。

ドジャースのフロントは、外野手の人員整理をすることをシーズンオフ早々に明言していたため、マット・ケンプとともに、アンドレ・イーシアーのトレードの相手を探し続けたものの、2014年の成績が芳しくないこと、2015年で33歳になること、年俸が高いことなどがネックとなり、話が進みませんでした。

そのアンドレ・イーシアーの年度別打撃成績は以下の表のとおりとなっています。

*本塁打率=本塁打数÷打数 四球率=四球÷打席数 三振率=三振÷打席数Andre Ethier Stats 2014

2009年には打率.272/本塁打31/打点106/出塁率.361/長打率.508/OPS.869という成績を残してシルバースラッガー賞を獲得し、2011年にはゴールドグラブ賞を獲得するなど攻守に優れた選手でした。

そのためドジャースはアンドレ・イーシアーをチームの主力として、2013年から2018年の5年総額8500万ドルの大型契約延長をしました。

しかし、2014年は130試合341打数で、打率.249/本塁打4/打点42/出塁率.322/長打率.370とキャリア最低の数字を並べてしまいました。にも関わらず、契約の設定上2014年の1550万ドルから2015年は1800万ドルに上昇するため、コストパフォーマンスが悪い状態となっています。

アンドレ・イーシアーの5年契約の内訳は以下のとおりとなっています。

  • 2013年(31歳) 1,350万ドル
  • 2014年(32歳) 1,550万ドル
  • 2015年(33歳) 1,800万ドル
  • 2016年(34歳) 1,800万ドル
  • 2017年(35歳) 1,750万ドル
  • *2018年(36歳) 1,750万ドル(バイアウト250万ドル)
  • *2018年はチームに選択権があるオプション契約。チームがオプションを行使しない場合には250万ドルの支払い義務。オプションはチームに選択権があるものの、(1)2017年に550打席、もしくは(2)2017-18年に1100打席のどちらかを満たせば、自動的に有効に。

2018年のオプションを行使しない場合のバイアウトも含めると最低でも5600万ドルをチームが負担する必要がある契約となっています。この残契約が大きいこともトレード交渉を難しくしている理由の1つです。

年俸が半額になっても2014年の成績では割高な契約に

しかし、ドジャースは3月になってトレードを模索する動きを強めているようで、CBSスポーツのジョン・ヘイマンが、関係者からの情報として「ドジャースがアンドレ・イーシアーの年俸の半分を負担しても構わないと考えているようだ」と伝えています。

マット・ケンプの時には、1億700万ドルの残契約のうち、3200万ドルをドジャースが負担しました。アンドレ・イーシアーの年俸の半額を負担する場合には2800万ドル程度となるのですが、金額こそケンプより少ないものの、負担割合は大きくなります。

それでも、その設定も受け入れる姿勢であるということになりますので、ドジャースがトレードに積極的であることがうかがえます。

仮にドジャースが報じられているとおり半額を負担するのであれば、獲得するチームが負担するイーシアーの年俸は1000万ドルを切る規模となります。それでも33歳から35歳となるベテラン選手に3年2675万ドルを支払うことになりますので、2014年程度のパフォーマンスであれば見合わない値段ではあります。

そのためアンドレ・イーシアー本人の希望通りにトレードがなされるためには、2014年からバウンスバックできる兆しがあることをスプリングトレーニングで証明することが重要になります。特にバットスピードの低下などが指摘されていますので、スカウティングするチームが納得するような内容・データを残すことが必要です。

外野手の補強の可能性があるチームとしては、ネルソン・クルーズとニック・マーケイキスを失ったオリオールズ、アレックス・リオスがFAとなったレンジャーズ、マイケル・ソーンダースが故障で開幕から1ヶ月程度は出場できない見込みのブルージェイスなどの名前があがっています。

が、いずれのチームも外部からの補強を積極的に模索しているというよりも、チーム内部でのオプションが機能するかをスプリングトレーニングで試す方向に傾いているため、アンドレ・イーシアーのトレードがすんなりと進むような状況ではありません。

ただ、それらのチーム内部の選手で見込みが立たない場合や、スプリングトレーニングで主力外野手の故障が出たチームがあれば、アンドレ・イーシアーの話が動く可能性はあります。

ダイヤモンドバックスは、一時はアンドレ・イーシアーのトレードが成立する手前までいったと報じられていましたので、状況次第で興味を示すチームが現れても不思議ではありません。

シーズン開幕までのアンドレ・イーシアーのパフォーマンスが、トレードの成否に影響を与えることになりそうです。