ドジャースがブレット・アンダーソンと1年1000万ドル(約12億円)で合意!先発ローテの5番手候補の1人に

Los Angels Dodgers Top Catch

ロサンゼルス・ドジャースが、先発ローテーションのさらなる補強に動きました。

ロッキーズからFAとなっていたブレット・アンダーソンとドジャースが1年1000万ドル(11億7,870万円)で合意したと、ESPNのバスター・オルニーがツイートし、さらにその情報は複数の記者が確認しています。

現状では契約内容には合意していて、フィジカルチェックの結果待ちとなっています。通常はここで問題は生じることは少ないのですが、故障が多いブレット・アンダーソンのため、この点ではやや懸念されます。

このブレット・アンダーソンの獲得にはヤンキースとアスレチックスも関心を示していたと、ESPNのバスター・オルニーは付け加えています。

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故障がなければフロンスターターを務める事が出来る実力をも持つアンダーソン

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ロッキーズが1年1200万ドルの契約選択権を保持していたのですが、それを破棄して150万ドルを支払うことを選んだため、ブレット・アンダーソンはFAとなっていました。

そのブレット・アンダーソンの年度別成績と通算成績は以下の表のとおりとなっています。

Brett Anderson Stats 2014

ブレット・アンダーソンの2014年は故障で、シーズンの大部分を棒に振りました。指の骨折で60日間の故障者リストに入り、復帰後は好調だったものの、背中を痛め、手術をうけることになったため、8試合43.1回しか投げていません。

しかし、8試合中5試合が、クオリティースタート(6回以上自責点2以下)はで、さらに2試合は故障による途中降板のため、しっかりと投げた6試合のうち5試合では試合をしっかりと作っています。

打線の援護がなく1勝3敗となっていますが、防御率2.91/WHIP1.32/FIP2.99/被打率.267が示す通り、安定した投球をしています。

またキャリア全体を通じてもFIP(Field independence Pitching)が3.51と安定していて、同じ2009年から14年の6年間では、エンゼルスのギャレット・リチャーズ(3.50)、パドレスのアンドリュー・キャッシュナー(3.53)、ヤンキースのCCサバシア(3.49)らと遜色ないもので、フロントスタータークラスの数字を残しています。

このように故障さえなければ、実力的には2番手もしくは3番手で十分に期待できる実力を持っているブレット・アンダーソンです。

【用語】

FIP(Field independence Pitching):味方チームの守備力の影響を除外して、投手の実力を測るための指標で、与四死球、本塁打、奪三振、投球イニングを元に算出する擬似防御率。防御率よりもFIPが低ければ味方の守備によって自責点が増えていると考えられ、FIPよりも防御率が低ければ、味方の守備によって自責点が減っていると、一般的に考えられている。

故障がなければ質の高い投球ができること、2015年シーズンでも27歳と若いこと、クオリファイングオファーを受けていないことが魅力となり、冒頭に紹介したヤンキース、アスレチックスの他に、レッドソックス、ロイヤルズ、ブレーブスも興味を示すなど、多くの球団が関心を持っていました。

ドジャースとの契約は1年1000万ドルのベースサラリーに、400万ドルのインセンティブがつくもので、最大で1400万ドルに到達するものとなっていますので、他球団よりも多く金額を提示したと考えられます。

ドジャースは故障のリスクはあるものの、パフォーマンス面での期待が上回っていて、ブレット・アンダーソンを先発投手の一角と考えているようだとロサンゼルス・タイムズのディラン・ヘルナンデスは伝えています。

故障さえなければMLBトップクラスの先発ローテーションに

この結果、ドジャースの先発ローテーションは以下のとおりになると予想されます。

  1. クレイトン・カーショー:198.1回/防御率1.77/21勝3敗/WHIP0.86
  2. ザック・グレインキー:202.1回/防御率2.71/17勝8敗/WHIP1.15
  3. 柳 賢振:152.0回/防御率3.38/14勝7敗/WHIP1.19
  4. ブランドン・マッカーシー:200.0回/防御率4.05/10勝15敗/WHIP1.28
  5. ブレット・アンダーソン:43.1回/防御率2.91/1勝3敗/WHIP1.32

獲得に動いていた多くのチームはブレット・アンダーソンを3番手候補、チームによっては2番手としても考えているチームもいましたので、5番手に据えられるのはドジャースならではと言えそうです。

故障が懸念されるブレット・アンダーソンですが、先発ローテの5番手であれば、日程次第で登板をスキップさせることもできるため、そのリスクを軽減することができます。

データ集計と分析で評価の高いFANGRAPHSのデビッド・キャメロンも「ドジャースの2015年はとても良くなりそうだ。ドジャースが後退すると書いていたコラムがとても愚かなものに見えてくる」と、ドジャースのフロントが行う補強を高く評価しています。

ブランドン・マッカーシーとブレット・アンダーソンの獲得で5人は確保したものの、両者ともに故障が少なくありませんので、ベテランのバックアップの補強に動くことが予想されます。

まだまだトレードで動かせるコマも残っていますので、元レイズGMのアンドリュー・フリードマン社長、元アスレチックスのアシスタントGMのファラハーン・ザイディGM、元パドレスGMのジョシュ・バーンズ上級副社長で構成されるフロント陣の動きには注目せざるを得ません。