ドジャースがジミー・ロリンズをフィリーズから獲得で合意!ハンリー・ラミレスが抜けたショートの補強に

Los Angels Dodgers Top Catch

ハンリー・ラミレスをFAで失ったドジャースですが、そのショートの補強に成功しました。

チームを再建モードに移行させ、ベテラン選手のトレードに動いていたフィラデルフィア・フィリーズからジミー・ロリンズを獲得することで合意したと、関係者からの情報として、複数の大手メディアが伝えています。

ドジャースは、その交換要員としてマイナーの投手2人をトレードに出すようです。最終的にはコミッショナーの承認が必要とのことです。

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年齢は高いもののいまだに攻撃力がメジャートップクラスのジミー・ロリンズ

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ジミー・ロリンズは11月27日で37歳となりますが、遊撃手としていまだにMLBトップクラスの水準を維持しています。

そのジミー・ロリンズの年度別と通算での打撃成績は以下のとおりとなっています。

Jimmy Rollins Stats 2014

2014年の成績は138試合538打数で打率.243/本塁打17/打点55/出塁率.323/長打率.394/OPS.717という数字を、打撃では残しています。

そしてFAでレッドソックスに移籍したハンリー・ラミレスは打率.283/本塁打13/打点71/出塁率.369/長打率.448/OPS.817には劣りはしますが、観ぜ人ではないもののその穴を埋めることができます。

ジミー・ロリンズの本塁打17本は、MLB全体の遊撃手の中では4番目の数字で、イアン・デズモンド(24本)、ジョニー・ペラルタとトロイ・トゥロウィツキー(21本)に次ぐものです。フィリーズの本拠地が打者有利であることは差し引く必要がありますが、それでも長打力はいまだにMLBトップクラスです。

そしてOPS(長打率+出塁率).717は、MLB全体の遊撃手では全体で6番目、盗塁28個も全体で3番目の多さです。

盗塁は28個と数も多いのですが、その成功率は82.4%と高く、盗塁する技術とスピードに大きな衰えは見られません。

このように打撃面では打率こそ低下しているものの、未だにメジャーの遊撃手の中で、名実ともにトップクラスです。

そしてその状態は守備面でも同様です。

守備面でもメジャートップクラスでハンリー・ラミレスを大きく上回るジミー・ロリンズ

ジミー・ロリンズの守備のスタッツと、MLB全体の遊撃手の中での順位は以下のとおりとなっています。参考のためにハンリー・ラミレスの数字を並べます。

ジミー・ロリンズ ・守備率:0.988(1位/21名)
・レンジファクター(アウト寄与率):4.27(8位/21名)
・DRS(守備防御点):4(7位/22名)
・UZR(アルティメット・ゾーン・レーティング):3.7(6位/22名)
ハンリー・ラミレス ・守備率:.961(21位/21名)
・レンジファクター(アウト寄与率):3.86(16位/21名)
・DRS(守備防御点):-9(17位/22名)
・UZR(アルティメット・ゾーン・レーティング):-10.3(21位/22名)

ジミー・ロリンズは守備の各スタッツでメジャーの上位にランクされています。

DRS(守備防御点)が4ということは、2014シーズンの平均的な野手よりも4点多く防いだことになり、UZR(アルティメット・ゾーン・レーティング)が3.7ということは、リーグにおける平均的な遊撃手と比較して3.7点を防いだということになります。

一方のハンリー・ラミレスはDRSが-9となり、平均的な野手よりも9点も多く失い、UZRでは-10.3で、こちらも平均的な遊撃手よりも10.3点多く失っていたことになります。

このように打撃面でも、ハンリー・ラミレスの穴の多くの分を補い、守備面でははるかにグレードアップするため、走攻守をトータルで見れば、ドジャースにとっては、戦力アップになったとも考えられます。

若いプロスペクトへの橋渡し役・指南役としても期待されるロリンズ

そしてジミー・ロリンズの加入はそれだけにとどまりません。

ジミー・ロリンズはフィリーズでワールドシリーズ制覇を果たすという、ドジャースの選手にはない貴重な体験を持っています。ポストシーズンでの脆さが目立つチームにとって貴重な財産となりそうです。

さらにはドジャースが期待するプロスペクトの指導役としも大きな期待がかかります。

ドジャースはショートに、マリナーズのカイル・シーガーの弟のコリー・シーガーが控えています。

コリー・シーガーはドジャースのファームシステムではNo.1評価を受け、MLB全体でも10位にランクされています。

このコリー・シーガーは2014年に2Aまで昇格していますので、2015年の前半は3Aで経験を積み、後半にはメジャー昇格をしてくる可能性があります。

ジミー・ロリンズは2015年シーズン終了後にFAとなりますので、このコリー・シーガーまでの橋渡し役、メジャーにアジャストするための指南役として最適です。

ドジャースは2015年に勝ちに行く”Win Now Mode”のチームのため、若い選手の成長にかけて我慢するという状況ではありません。しかし、それと同時にロースターを若返らせる必要があるチーム状態でもあります。

ジミー・ロリンズのような経験豊富ベテランで、未だにパフォーマンスが優れていながら年俸は1100万ドルとリーズナブルな選手の獲得は、その移行期を乗り切るためには、様々な側面で最適な補強と考えられ、アンドリュー・フリードマン社長とファラハーン・ザイディGMの手腕に唸らざるを得ませんでした。

大金を注ぐだけではない、戦力的な補強がこれからもドジャースのオフの動きで見られそうです。