ロサンゼルス・ドジャースの2016-17シーズンオフの補強ポイントと来季の展望

Los Angels Dodgers Top Catch

ロサンゼルス・ドジャースはナ・リーグ西地区4連覇という素晴らしい結果を残しました。

さらにここ2年はディビジョンシリーズで敗退していたのですが、2013年以来となるリーグチャンピオンシップまで進出しました。

しかし、結果は2013年と同様に2勝4敗での敗退となり1988年以来のワールドシリーズ制覇には今年も手が届きませんでした。

2015年の2億7160万ドルよりは削減できたものの、2016年開幕時は2億4978万ドルと最も高額の年俸総額で地区4連覇を果たしたドジャースにとって満足できる結果はワールドシリーズ制覇しかない状況となっています。

そのロサンゼルス・ドジャースの2016-17シーズンオフの補強ポイントと来季の展望です。

このページはMLB公式サイトの”Seeking next step, LA faces roster decisions”の記事をベースに、情報を加えてまとめています。

年俸調停権有資格者:ルイス・アビラン(RP)、ルイス・コールマン(RP)、ジョシュ・フィールズ(RP)、ヤスマニ・グランダル(C)、クリス・ハッチャー(RP)、スコット・バンスライク(OF)、アレックス・ウッド(SP)、曹錦輝(RP)

フリーエージェント(FA)ケンリー・ジャンセン(CL)、ジャスティン・ターナー(3B)、ブレット・アンダーソン(SP)、ジョー・ブラントン(RP)、ジェシー・チャベス(RP)、リッチ・ヒル(SP)、J.P.ハウエル(RP)、チェイス・アトリー(2B)、ジョシュ・レディック(OF)、

2017年契約オプション:カルロス・ルイーズ(C) *450万ドルチームオプション

先発ローテーション:健康状態次第。

クレイトン・カーショーは腰のヘルニアで2ヶ月半離脱し、前田健太は2016年は大丈夫だったが、肩と肘に不安を抱えている。フリオ・ウリアスはまだ投球イニング数など保護されるべき投手で、スコット・カズミアー、アレックス・ウッド、ブランドン・マッカーシー、柳賢振らのベテランは故障からの復帰でどれくらいあてにできか不透明。若いロス・ストリップリング、ブロック・スチュワート、ホセ・デレオンらがバックアップとしている。

ブルペン:ペドロ・バエズ、ジョシュ・レイビン、グラント・デイトン、ルイス・アビラン

クローザーのケンリー・ジャンセン、セットアップマンのジョー・ブラントンがともにFAとなり再契約、もしくは補強が必要なポジションに。

捕手:ヤスマニ・グランダルが正捕手に。

本塁打27、打点71と打線でも重要な存在であることに加えて、首脳陣から捕球技術を高く評価されていて正捕手に。オースティン・バーンズがバックアップで、カルロス・ルイーズのオプションをどうするかが一つの焦点。

一塁手:基本的にはエイドリアン・ゴンザレスが正一塁手

クビに問題を抱えていることと、極端な守備シフトの餌食となり成績は低下。それでも安定した打撃(打率.285/出塁率.349)と勝負強い打撃は健在(打点90)。コーリー・シーガー、ジョク・ピーダーソン、ヤスマニ・グランダルらが長打の部分で補ってくれるようになったこともあり、依存度は低下。スコット・バンスライクやハウィー・ケンドリックが対左投手の場合は一塁を守るケースが増える可能性も。

二塁手:流動的なポジション。

現時点では来季も契約が残るハウィー・ケンドリックとなるが、クラブハウスでのポジティブな影響力が強く、2016年に成績がバウンスバック(.252/.319/.396 14本塁打・52打点)したチェイス・アトリーと再契約をする可能性も。その場合はケンドリックとアトリーで左右のプラトーン起用か。ユーティリティのエンリケ・ヘルナンデスも選択肢に。

遊撃手:コーリー・シーガーで確定。

来季だけでなく向こう10年にわたりこのポジションを守ることが期待される。ただ、リーグチャンピオンシップでは疲労の蓄積により調子を落としたため、休養を与えることができるバックアップを探す可能性も。

三塁手:補強もしくは再契約が必須。

エイドリアン・ベルトレ以来インパクトのある選手をこのポジションで輩出できていない。ジャスティン・ターナー(.275/.339/.493/.832 27本塁打・90打点)が流出すると、穴を埋めるのが容易ではないポジション。

外野手:センターはジョク・ピーダーソン(.246/.352/.495/.847 25本塁打・68打点)、レフトはアンドレ・イーシアーが有力。ライトは流動的。

ヤシエル・プイグのトレードの噂がこのオフも多くなることが確実。ライアンブラウンとの交換トレードの交渉が再度話題になることが予想される。トレイス・トンプソンが腰痛から良い状態で復帰することが期待され、ハウィー・ケンドリックも外野をこなすことができる。

補強ポイントはまずはクローザーと三塁手で、ケンリー・ジャンセンとジャスティン・ターナーとの再契約が重要な課題になります。

再契約がスムーズにいかない場合には、クオリファイング・オファーを出して、再度交渉することになりそうです。

それに続く補強ポイントがリッチ・ヒルが抜ける先発ローテーションです。健康であれば質の高いローテが組めるのですが、いずれも完全には当てに出来ないため、難しい判断を迫られます。ここでもFAとなるリッチ・ヒルとの再契約が重要な課題になると予想されます。

シーズン終盤からポストシーズンで重要な役割を果たしたリッチ・ヒルと再契約できなければ、その穴を他の投手で穴埋めする必要があります。リッチ・ヒルはこのオフのFA市場の先発投手ではトップ3評価となるため、ドジャースが再契約を試みることが濃厚です。

昨シーズンオフもブレット・アンダーソンがクオリファイング・オファーを拒否していれば、リッチ・ヒルを獲得していたとされるドジャースのため、パフォーマンスを目の当たりにしてさらに強くプッシュする可能性が高いと予想されます。

それらの穴が埋まった後に、右投手へのOPS(出塁率+長打率)が.772で両リーグ6位と上位なのですが、左投手へは.622で同26位と極端に弱いことを補う攻撃力のある右打者が補強ポイントとなります。

補強に向けて気になるのは2016年シーズン開幕前には、年俸総額を抑制する方向へという方針をしめしたオーナーグループの判断です。

来季の年俸はリリースしたカール・クロフォードの2186万ドルも残っているため、確定しているだけで1億8240万ドルに達しています。

さらに年俸調停権を有する選手たちの年俸が1500万ドル程度見込まれるため、すでに2億ドルが目前となっているドジャースです。

オーナーグループがより年俸総額の抑制をリクエストした場合には、大型補強ができる資金があるかどうかは不透明です。

ただ、2017年でアンドレ・イーシアー、ハウィー・ケンドリック、カール・クロフォード、2018年にエイドリアン・ゴンザレス、スコット・カズミアー、ブランドン・マッカーシーらの契約が終了するため、2018年オフまでに若い選手に切り替えることができれば、年俸総額も抑制することが可能です。

それを見越して契約の後半に年俸を厚くする契約にすることで、来年の年俸総額を抑えながら補強をすることも可能です。

また年俸総額を抑えるために優勝を逃しても仕方がないというスタンスではないチームのため、再契約を中心にそれなりの金額を動かす可能性が高いとも予想されます。

ジャスティン・ターナー、ケンリー・ジャンセン、リッチ・ヒルらとの再契約をまずは皮切りに、失敗した場合にはアロルディス・チャップマンやマーク・マランソンらがいるFA市場でクローザーを探し、それ以外はトレードで補強を目指すことが予想されるドジャースです。

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