マリナーズの大型補強はなし?ディポトGMが2017-18シーズンオフのプランを明かす

Seattle Mariners Top Catch

MLBの幹部で最も積極的にトレードを行ったシアトル・マリナーズのジェリー・ディポトGMですが、あまりにも多く故障者が出たことにより、86勝76敗で地区2位だった昨年から数字を落として78勝84敗の地区3位に終わり、現在のMLBで最長の16年連続でポストシーズン進出を逃しました。

そのシアトル・マリナーズのシーズンオフの動きについてジェリー・ディポトGMが、シーズン終了の記者会見で方向性を明かしています。

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マリナーズの来季の野手編成の大枠はすでに決まっていて、事実上7つのポジションは固定されている状態です。
内野は二塁にロビンソン・カノ、三塁にカイル・シーガー、遊撃にジーン・セグラ、捕手にはマイク・ズニーノ、外野は両翼にミッチ・ハニガー、ベン・ギャメル、指名打者にはネルソン・クルーズがいます。

そのため補強を必要としているポジションはジャロッド・ダイソンがFAとなり、ギジェルモ・エレディアが肩の手術により不透明な部分があるセンター。
ヨンダー・アロンソ、ダニー・バレンシアという左右のコンビがFAとなり、期待されたダン・ボーゲルバックが定着できなかったファーストの2つとなります。

その2つのポジションについてディポトGMは以下のように話しています。

Dipoto cited Yonder Alonso, a pending free agent, as a “strong consideration” among the many potential offseason free-agent targets to fill what is now a hole at first base.
“There are a lot of different options for us,” Dipoto said, “and we want to make sure that we’re maximizing our potential at that position….Do we think we need to address first base for 2018 and beyond? Yes.
“Do we feel like we have future answers in guys like Daniel Vogelbach and Evan White? Yes. Is it their time in 2018? That remains to be seen.”

引用元:Tacoma News Tribune

「ヨンダー・アロンソとの再契約を前向きに検討している」ことを明かした上で、他にも多くの選択肢があると述べて、「ダン・ボーゲルバック、エバン・ホワイトというマイナーからのステップアップ」に言及しています。
ただ、この若い2人に関しては、来季にMLBで時間を与えることを確約するようなものではなく、様子を見ながらという姿勢となっています。

FA市場にはヨンダー・アロンソ以外にも選択肢となる選手がいて、ルーカス・デューダ、ミッチ・モアランド、ローガン・モリソンらの名前が各メディアでも言及されています。
1番の大物となるのはロイヤルズからFAとなるエリック・ホズマーですが、マリナーズの予算では獲得できないだろうとシアトル・タイムズのライアン・ディビッシュ氏は予想しています。

ただ、エリック・ホズマー以外の選手を獲得したとしても、今季に一塁を守った選手がが残した打率.245、19本塁打、77打点からの大幅なアップは期待しにくく、あくまでもメンテナス程度のものにとどまりそうだと地元メディアは述べています。

現時点ではヨンダー・アロンソも再契約に前向きだと伝えられていますので、再契約という路線がまずは軸となっていきそうです。

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センターについては以下のようにディポトGMが話しています。

“That’s going to largely depend on what’s available to us,” Dipoto said. “We’re very comfortable with Mitch Haniger playing center field.
“With either one of those two guys (Heredia and Haniger) on the roster, it gives us the flexibility to make a move that makes the most sense for the club depending on how the rest of the roster comes together.”

引用元:Tacoma News Tribune

「ミッチ・ハニガーにセンターを任せても問題ないと考えている」ことが明かされています。エレディアに関しては、スプリングトレーニングまでには復帰できるだろうと見通していると話しています。

“I don’t know if it will be particularly in center field, but for certain we will address the outfield at least in one player,” he said. “I feel like with Guillermo Heredia, Guillermo’s an exceptional defender. It’s really hard to truly assess his offensive performance this year. This guy was playing with a dislocated shoulder virtually all year long, never complained. He had four different instances where it had to be put back in place.”

引用元:Seattle Times

守備への評価は一定のものがあるエレディアですが、打撃面に関しては疑問符がついています。
ディポトGMは守備は優れているものの、打撃に関しては肩の問題を抱えながらのものであること影響を与えている可能性があり、正確な評価は難しいと述べています。

“At the All-Star break, he was quite fine with the bat in his hands, so I don’t want to overreact to the offensive struggles he had in the second half,” Dipoto said. “He’s a part of what we’re doing as is Ben Gamel, as is Mitch Haniger.

引用元:Seattle Times

オールスターブレイクを迎える時点ではエレディアの打撃は良かったので、肩の影響があったと考えられる後半戦の不振を大きな問題だとは考えていないと述べた上で、ベン・ギャメル、ミッチ・ハニガーらとともに来季の主力クラスと構想していることを明かしています。

ただ、現実的にはブーグ・パウエルといったメジャーレベルに近いバックアップも放出していますので、何かしらの形でベテラン野手の補強に動くのではないかと予想されます。

最後に1番の課題と考えられる先発ローテです。

There is no need, Dipoto contends, for a big-time addition to the club’s rotation, although that doesn’t rule out pursuit of a marquee free agent such as Yu Darvish or Masahiro Tanaka or second-tier possibilities like Alex Cobb and Lance Lynn.
“Would we like one?” Dipoto said. “Sure. Do we need one? No.”

引用元:Tacoma News Tribune

ダルビッシュ有、田中将大といったトップクラスの先発投手や、それに続くクラスのアレックス・カッブやランス・リンについては、「良い選手だと思うが、必要かとたずねられたら、その答えはノーだ」と述べています。

“We’re going to see a different style of pitching staff and how it’s set up,” he said. “We have depth. We have quality pitchers on this staff.”
The Mariners’ rotation next year, at this point, projects as James Paxton, Felix Hernandez, Mike Leake and two from a collection that includes Erasmo Ramirez, Ariel Miranda, Marco Gonzales and Andrew Moore.
That group might seem thin by traditional standards, but Dipoto counters: “We are adjusting toward what the world looks like now for starting pitchers, which is a 15-to-18-out starter (rather) than the complete-game starter.”

引用元:Tacoma News Tribune

現時点での先発ローテはジェームズ・パクストン、フェリックス・ヘルナンデス、マイク・リークの3人が確定的で、そしてエラスモ・ラミレス、アリエル・ミランダ、マルコ・ゴンザレス、アンドリュー・ムーアらが枠を争うことになる見込みです。
ただ、全体的に弱さがあり、ポストシーズンにいけるような先発ローテとは言い難いものがあります。

しかし、質の高い先発投手を揃えるアプローチではなく、層を厚くすることで乗り切るスタイルで戦う姿勢であることを明かしています。
完投できるようなレベルの高い投手ではなく、15個から18個のアウトをとれる投手、つまり5回から6回までは投げることができる先発投手が主流になってきていて、それにアジャストする必要があると述べています。

このように大型補強には否定的なディポトGMですが、タンパリングの問題があるため明言はしなかったものの、大谷翔平の獲得には動くことが確実視されていて、その動向次第で、シーズンオフの動きも変わってくることになりそうです。

すでに契約が確定しているだけで1億1000万ドルに年俸総額が到達しています。そこにパクストン、フェルプス、ラミレス、ビンセント、ズニーノといった年俸調停権を有する選手の年俸が加わるため1億2500万ドル程度は見込む必要があり、今季開幕時の1億5400万ドルが見えるところまできています。

ただ、大谷翔平はそこを大きく圧迫するような金額にはならないため、制約の多いマリナーズとしては最高の補強の一つとなります。

トレードのカードして使えるマイナーのプロスペクトの層が昨年よりもさらに薄くなり、年俸総額も余裕が大きいわけでない中でのシーズンオフの補強となりますが、ディポトGMがどのようなロースターを作り上げていくのか注目されます。

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