マリナーズの2016年トレード期限前の動きは?ジェリー・ディポトGMが方向性を明かす

Seattle Mariners Top Catch

ジャック・ズレンシックからジェリー・ディポトGMに体制が移行したマリナーズですが、トレード期限まで残り5日となった時点では微妙な位置に立っています。

50勝48敗と勝ち越してはいるものの、地区首位のレンジャーズまでは7ゲーム差、ワイルドカードまでは5ゲーム差で、ベースボールプロスペクタスはポストシーズン進出の確率を16.3%と予想しています。

展望が明るいわけではないものの、諦めるほどでもないという微妙な状況にあるマリナーズですが、ジェリー・ディポトGMがトレード期限前の動きについて地元メディアに話しています。

マリナーズの3Aがあるタコマの新聞社であるタコマニューストリビューンの記者で、以前には全米野球記者協会の会長を務めたことがあるボブ・ダットン氏が”Mariners GM believes team is more contender than pretender”というタイトルの記事で、ディポトGMがトレード期限前に動きについて話した内容を記事にしています。

その内容を要約すると以下のようなものとなります。

1. 再建モードに入るような大規模なセールを行うことはない

“We’re not going to rip this thing down,” “You’re not going to see us making trades for rookie-ball players and starting a full-scale rebuild.”

「ルーキーリーグなど初期段階のレベルにいるプロスペクトを獲得するようなトレードを行い、大規模な再建モードに入るということはない。」と明言しています。

2. レンタルプレイヤーの獲得はあまり望んでいない

“I’m not a big believer in moving the short-term player just because he’s a short-term player, but if there’s a way for us to get better — whether its in the present or the near future — we’ll do it.

基本的には今季終了後に契約が切れるようなレンタルプレイヤーではなく、来季以降も構想に入れることができるような選手を補強したいようです。

ただ、今季の大きな戦力アップにつながるとするなら、レンタルプレイヤーの獲得を完全に否定するということであないようです。

3. 先発投手とリリーフ投手のトレード補強の優先順位は低い

“Who are we going to get in a trade who is better than those two?” Dipoto asked. “We also think we’re going to get (reliever) Nick Vincent back in the near future. Right up to the point where he got hurt, he was just terrific.”

フェリックス・ヘルナンデスが復帰し、タイファン・ウォーカーが間もなく戦列に戻ることを触れた上で、その2人以上の投手がトレード市場にいるか?と投げかけることで、先発投手の補強には動かないことを示唆しています。

そしてリリーフ陣に関しても、故障前には良かったニック・ビンセント(防御率3.47)がそう遠くないうちに復帰する、と述べてブルペンも補強の必要がないと述べています。

さらにボブ・ダットン氏は現状のマリナーズを分析し、補強ポイントについてまとめています。

ボブ・ダットン氏が分析するマリナーズの補強ポイントと動きは以下のとおりとなっています。

1. リードオフマンを任せられる選手の獲得

青木宣親が3Aで4週間を過ごした後は、以前より良くなったが、それが続いたとしても長期的なマリナーズのリードオフヒッターとは言えないので、そこも視野に入れて補強が必要

2. ケーテル・マルテの離脱が長引くようであればショートを守れる選手

ケーテル・マルテは風邪に似た症状を引き起こす感染性単核球症にかかっていて復帰のメドが立たず。現在はショーン・オマリーとルイス・サーディナスで補っているが、マルテの離脱が長引くようであれば、トレード市場で補強に動くかもしれない。

3. クローザーを探していたが、今はもうその動きがない

スティーブ・シシェックに代わるクローザーを探していたが、もうすでにその動きはない。マリナーズは現在セットアップを務めるエドウィン・ディアス(防御率2.08)が、シシェックに代わることができると考えているからだ。

4. ホアキン・ベノワ、アダム・リンド、ウェイド・マイリーはトレード要員

ホアキン・ベノワは防御率5.18と低迷し、今季終了後にFAとなるためトレード候補。アダム・リンドも同様に今季終了後にFAとなり、カブスからトレードで獲得したダン・ボーゲルバッバが代役となれる可能性があり、ディポトGMも”メジャーでプレーできる選手”と評価。マイリーは来季も契約が残るが低迷している上に、先発投手の層は厚いのでトレード候補に。

といような分析をボブ・ダットン氏はしています。

基本的にはマイク・モンゴメリーをトレードでして、メジャー昇格間近のレベルにあるダン・ボーゲルバッバを獲得したような動きがあるのではないかと予想されます。

アダム・リンド、ホアキン・ベノワ、ウェイド・マイリーともに今季は調子が良くないため、トレード市場での価値は高くありません。

しかし、これまでの実績を考えれば、環境を変えることで復活することに期待をかけるチームがいても不思議ではありません。

大型契約を複数抱えているため予算がほぼ上限に達し、トレードの交換要員にできるプロスペクトも乏しいマリナーズの現状では大型補強は難しく、ベテラン選手をトレードに出して、今後に期待ができるメジャーレベルに近い選手を獲得して、来季も戦える編成をしていくことが重要です。

基本的には内部からの昇格で補いながら戦うと予想されますが、1番を任せられる選手、ショートを守れる選手などを中心に補強を目指していくことになりそうです。

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