ダイヤモンドバックスの2017年シーズン戦力分析 – MLB30球団開幕ロースターと戦力予想

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1. 2016年シーズンの主要な成績の一覧

アリゾナ・ダイヤモンドバックスの2016年シーズンの、打撃、守備、投手の主要な成績の一覧です。

攻撃 スタッツ(リーグ順位)
得点 752(5位)
打率 .261(3位)
出塁率 .320(10位)
長打率 .432(3位)
OPS .752(4位)
本塁打 190(7位)
盗塁 137(3位)
盗塁成功率 82%%(1位)
守備 スタッツ(リーグ順位)
UZR -39.9(14位)
DRS -12(8位)
投手 スタッツ(リーグ順位)
防御率 5.09(15位)
先発防御率 5.19(15位)
ブルペン防御率 4.94(12位)
セーブ数 31(14位)
セーブ成功率 58.49%(13位)

チームの得点と長打率はリーグ3位、OPSは同4位と攻撃力の面ではリーグのトップクラスだったのですが、守備と投手陣が崩壊気味でそれを活かすことはできていません。

2. 2016-17シーズンオフの戦力補強動向

2016-17シーズンオフの戦力補強動向の一覧は以下のとおりとなっています。

獲得/流出 選手名(ポジション)
流出 ウェリントン・カスティーヨ(C)
流出 ダニエル・ハドソン(RP)
流出 リッキー・ウィークス(LF)
トレード流出 ジーン・セグラ(2B/SS)
トレード流出 ミッチ・ハニガー(OF)
トレード流出 ピーター・オブライエン(OF)
トレード流出 フィル・ゴセリン(2B)
トレード獲得 タイファン・ウォーカー(SP)
トレード獲得 ケーテル・マルテ(SS)
獲得 ジェフ・マシス(C)
獲得 フェルナンド・ロドニー(RP)
獲得 ホルヘ・デラロサ(RP)
獲得 クリス・アイアネッタ(C)
獲得 ダニエル・デスカルソ (2B)
獲得 トム・ウィルヘルムセン(RP)
獲得 グレゴール・ブランコ(OF)
獲得 ハンク・コンガー(C)
獲得 ケビン・ジェプセン(RP)

113試合に出場した捕手のウェリントン・カスティーヨ(14本塁打・OPS.745)、セカンドを守り153試合で20本塁打、33盗塁、OPS.867のジーン・セグラ、70試合に登板し防御率5.22だったダニエル・ハドソンなどが主な戦力流出となっています。

ジーン・セグラのトレードでは、プロスペクトとしてMLBトップクラスの評価を受けていたタイファン・ウォーカーと、ショートをポジションとするケーテル・マルテを獲得しています。

捕手にはジェフ・マシス、クリス・アイアネッタを獲得し、クローザーとしてフェルナンド・ロドニーと契約しています。

3. 2017シーズン開幕時のロースター編成の予想

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アリゾナ・ダイヤモンドバックスの2017年シーズン開幕時に予想される先発スターティングメンバー、ベンチ要員、先発ローテーション、ブルペンの編成などは以下のとおりとなっています。

【先発スターティングメンバー】

  1. A.J.ポロック(CF)
  2. デビッド・ペラルタ(RF)
  3. ポール・ゴールドシュミット(1B)
  4. ジェイク・ラム (3B)
  5. ヤズマニー・トマス (LF)
  6. ブランドン・ドルーリー (2B)
  7. クリス・オーウィングス (SS)
  8. クリス・アイアネッタ (C)

【ベンチ要員】

  • クリス・ハーマン (C/OF)
  • ジェフ・マシス (C)
  • ニック・アーメド (IF)
  • ダニエル・デスカルソ (IF/OF)
  • ジェレミー・ヘイゼルベイカー (OF)

昨シーズンに期待はずれに終わった原因の一つとなったのがA.J.ポロックの離脱でした。守備力が課題のダイヤモンドバックスにとってA.J.ポロックがフルシーズンをプレーしてくれれば、外野守備において大きなプラスとなりますし、攻撃力の面でも2015年に打率.315、20本塁打、39盗塁、OPS.835のようなパフォーマンスがあれば、さらに攻撃力は増します。

ジーン・セグラが抜けたセカンドは内外野を守れるブランドン・ドルーリー(打率.282/16本塁打/OPS.786)が入る見込みとなっています。

【先発ローテーション】

  1. ザック・グレインキー (右)
  2. パトリック・コービン (左)
  3. タイフアン・ウォーカー (右)
  4. ロビー・レイ (左)
  5. シェルビー・ミラー (右)

【ブルペン】

  • CLO:フェルナンド・ロドニー (右)
  • SET:ランドール・デルガド (右)
  • SET:トム・ウィルヘルムセン (右)
  • RP1:アンドリュー・チェイフィン (左)
  • RP2:J.J.フーバー (右)
  • RP3:ホルヘ・デラロサ (左)
  • RP4:アーチー・ブラッドリー (右)

昨シーズンの目玉だったザック・グレインキー、シェルビー・ミラーがともに期待はずれだったことが低迷の原因でした。

またかつてのチームのエースであるパトリック・コービンもトミー・ジョン手術前のパフォーマンスからはほと遠く、先発投手陣の防御率が4点台から5点台が並ぶ事態となりました。

4. 寸評・評価

先発投手陣はザック・グレインキー、パトリック・コービン、シェルビー・ミラー、MLBでトップクラスのプロスペクトだったタイファン・ウォーカー、先発でありながら奪三振率が11.3と高いロビー・レイなど顔ぶれは悪くありません。

これらの投手が良かった時のようなパフォーマンス、持っている潜在能力・実力を発揮すれば侮れない先発ローテとなります。

しかし、バウンスバックが期待されるザック・グレインキーはこのスプリングトレーニングで平均で88-89マイル、最速でも90マイルちょっとと、2015-16年に平均で91.5マイル程度を記録していたときから球速が低下するなど、肝心要のエースに不安が残ります。。

また才能が評価されながらも故障で頓挫することが多かったタイファン・ウォーカーは再び体に不安を抱えるなど、マリナーズ時代からの問題が続いています。

ブルペンに関してもフェルナンド・ロドニー、トム・ウィルヘルムセンといった選手が良かった時のような活躍をしてくれなければ、一気に手詰まり感がでてくるなど、全体的に厚みを欠いています。

一方の打線に関してはポール・ゴールドシュミット(24本塁打・OPS.899)、ジェイク・ラム(29本塁打・OPS.840)、ヤズマニー・トマス(31本塁打・OPS.820)らに加えて、AJポロックも戻ってきますので、今季もチームの強みとなる可能性が大です。

守備面に関してはAJポロックが戻ってくること、捕手がアイアネッタとマシスになることなどで改善が期待できますが、外野の両翼の守備力には不安が残り、リーグの平均以上になれるかどうかは微妙なところが残ります。

シーズン全体を戦う上では、特に投手陣の選手層が薄いため、シーズン全体を乗り切るのは容易ではありません。

先発投手陣が持っているポテンシャルを発揮した上で長期離脱者がでない、リリーフ陣が良かった時のようなパフォーマンスを見せる、野手の主力選手に故障が出ないなどの、多くの要素が噛み合えばワイルドカード争いに絡む期待ができそうですが、そうなるためのハードルは高いと言わざるをえません。

良くても地区3位でワイルドカード争いに絡めるかどうかというところで、今年も同様につまずくようであれば、プロスペクトの層も薄いため。中長期的な観点でロースターを組み替えることも視野に入れることになるかもしれません。

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