ダイヤモンドバックスの2015年の年俸総額と投手と野手の構成は?アクティブロースター(25人枠)について

Arizona Diamondbacks Catch

マーク・トランボのトレードから始まり、田中将大の獲得にも動くなど積極的な動きを見せて、2014年に勝負をかけたダイヤモンドバックスでしたが、主力選手に故障が相次ぎ、大きく低迷してしまいました。

故障者リストに15名が入り、その日数は合計で1,417日に達し、レンジャーズに次ぐ多さとなりました。

シーズン序盤から低迷したことで、GMと監督のシーズン序盤での更迭がささやかれ続けたものの、オーナーのケン・ケンドリック
はその2人を即座にクビにするのではなく、殿堂入りを果たした名将トニー・ラルーサを”Chief Baseball Officer”という新設の役職につけて、その2人の人事権を与え、チーム内部を分析させることを選びました。

その結果、カーク・ギブソン監督とケビン・タワーズGMがチームを去ることになり、新たにデーブ・スチュワートがGMになり、そのスチュワートチップ・ヘイルを監督に選びました。

このようにフロントもやや混沌とし、2014年シーズン中に主力クラスもトレードに出すなど、戦力低下してしまったのですが、2015年のオフに選んだ動きは、Rebuild(再建)ではなく、Reload(再充填)でした。

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主力選手のトレードによる放出で年俸総額は2014年開幕時より大幅に削減

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アリゾナ・ダイヤモンドバックスは、2014年開幕時に球団史上最高となる1億1268万8666ドルで迎えるなど、勝負をかけたのですが、開幕から低迷し、高額年俸の主力選手をトレードで放出することとなりました。

【2015年契約確定分:6167万5000ドル/13名】
トレーバー・ケーヒル(SP/27歳) 1200万ドル
アーロン・ヒル(2B/33歳) 1200万ドル
ブロンソン・アローヨ(SP/38歳) 950万ドル
コディ・ロス(LF/34歳) 950万ドル
ブラッド・ジーグラー(RP/35歳) 500万ドル
ポール・ゴールドシュミット(1B/27歳) 310万ドル
クリフ・ペニントン(IF/31歳) 327.5万ドル
オリバー・ペレス(RP/33歳) 250万ドル
ヤスマニ・トマス(OF/24歳) 200万ドル
デビッド・ヘルナンデス(RP/30歳) 200万ドル
ジョシュ・コルメンター(SP/29歳) 140万ドル
ダニエル・ハドソン(RP/28歳) 80万ドル
マット・レイノルズ(RP/30歳) 60万ドル

クリフ・ペニントンとデビッド・ヘルナンデスは年俸調停を回避して、すでに合意しています。

ヤスマニ・トマスは契約金1400万ドルを2015年から18年の4年間にわたって受け取ることになっています。その配分はあきらかになっていないのですが、2015年に350万ドル程度を支払うことになるかもしれません。

ここに年俸調停権を有する選手で、年俸が確定していない選手の分が加わることになります。

【年俸調停未確定分:1340万ドル/3名】
マーク・トランボ(OF/29歳) 570万ドル
ジェレミー・ヘリクソン(SP/28歳) 390万ドル
アディソン・リード(RP/26歳) 380万ドル

さらに最低でも9名にメジャー最低年俸の50万ドルを支払うことになりますので、450万ドルが更に加わり、合計で7457万5000ドルとなります。先ほどのトマスの契約金を考慮した場合には、2015年の年俸総額は8000万ドルをやや下回る程度になっていると考えられます。

2014年シーズン中にマーティン・プラド(1100万ドル)、ブランドン・マッカーシー(1025万ドル)、ジェラルド・パーラ(485万ドル)、シーズン終了後にミゲル・モンテロ(1000万ドル)をトレードで出していますので、2014年開幕時の年俸総額を大きく下回り、予算的には余裕がある状況となっています。

そして、これらのベテラン選手をトレードで放出する代わりに、メジャーレベル、もしくはそれに近い若い選手を多く獲得することで、戦力を整えつつあるダイヤモンドバックスです。

ダイヤモンドバックスの開幕時の投手陣12名の編成は?

アリゾナ・ダイヤモンドバックスの先発ローテは、トレードによる補強で、候補者が多くいるため、ほとんど固まっていません。

そのような状況ではあるのですが、現時点で予想される投手陣12名の編成は以下の通りとなっています。

【先発投手】
SP1:ジョシュ・コルメンター
SP2:ジェレミー・ヘリクソン
SP3:トレバー・ケーヒル
SP4:チェイス・アンダーソン
SP5:ビダル・ヌーニョ

【リリーフ投手】
Closer:アディソン・リード(防4.25/32SV)
Setup:ブラッド・ジーグラー(防3.49)
RP1:オリバー・ペレス(防2.91)
RP2:エバン・マーシャル(防2.74)
RP3:デビッド・ヘルナンデス
RP4:未確定
RP5:未確定

ジョシュ・コルメンター(179.1回/防御率3.46/11勝9敗/FIP3.87/WHIP1.13)は確実と予想されますが、それ以外はスプリングトレーニングでの争いとなります。

2014年はつまずいたもののトレバー・ケーヒルには再びチャンスが与えられ、2014年に21試合に先発したチェイス・アンダーソン(防4.01/9勝7敗)、ヤンキース移籍後は好投したビダル・ヌーニョ(移籍後の防御率3.76)、9月にメジャー昇格し、一定の結果を残したアンドリュー・シャフィン(防御率3.86)もチャンスが与えられるようです。

さらにレイズから移籍してきたジェレミー・ヘリクソン、レッドソックスから獲得したルビー・デラロサ、アレン・ウェブスターに、タイガースから獲得したロビー・レイも先発の枠を争える状態です。

さらにシーズン途中にはトミー・ジョン手術から復帰してくるエースのパトリック・コービン、ブロンソン・アローヨがローテに加わること予定されていて、さらにプロスペクトのブランドン・ビーチーも2015年には昇格してくる見込みで、ローテ候補の名前を挙げることに困ることはない状態です。

このように層は非常に厚くなったのですが、懸念されるのは将来が有望視されていながらも実績のない投手が多いことと、実績がある投手は故障からの復帰であることです。

先発投手陣の防御率4.44が両リーグ27位と低迷した状態からの立て直しに動いたオフの補強ですが、スプリングトレーニングで蓋をあけてみないとわからないというのは不安材料であることは否定できません。

ブルペンに関しては、全体の防御率は3.92と先発ほど悪くはないものの、両リーグ23位、ナ・リーグ13位と良くはありませんでした。

特に、クローザーのアディソン・リードが32セーブをあげるも、59.1回で防御率4.25/FIP4.03/WHIP1.21と苦しみました。

しかし、ダイヤモンドバックスのフロントは、特に大幅なテコ入れをしなくても、2015年は十分に戦えると考えているようだとメディアが伝えていて、実際に積極的な補強は行っていません。

現状では、クローザーのアディソン・リード、オリバー・ペレス、エバン・マーシャルはロースターに入ることが確実で、トミー・ジョン手術を受けて2014年を棒に降ったデビッド・ヘルナンデスも順調に回復すれば、枠に入ると予想されます。

それ以外に関しては先発ローテから漏れた投手の中で、ブルペン向きの投手がロングリリーフとしてまわると考えられます。

このような状況のため、現状で確定している部分は小さく、先発ローテとブルペンも大部分はスプリング・トレーニングの結果と内容に大きく左右されることになりそうです。

ダイヤモンドバックスの開幕時の野手陣13名の編成は?

野手に関してもスプリングトレーニングで状態を確認しないと、チームを編成できない状況で、ポジションが確定的なのは、ファーストのポール・ゴールドシュミット、レフトからライトへ移動する見込みのマーク・トランボ、センターのA.J.ポロックくらいです。

そのような状態ではあるのですが、現時点で予想される野手13名の構成は以下のとおりとなっています。

【レギュラー】
捕手:タフィー・ゴーズウィッシュ
一塁:ポール・ゴールドシュミット
二塁:アーロン・ヒル
三塁:ヤスマニ・トマス
遊撃:クリス・オーウィングス
左翼:エンダー・インシアーテ/デビッド・ペラルタ
中堅:A.J.ポロック
右翼:マーク・トランボ

【控え】
控え1:クリフ・ペニントン(二塁/遊撃)
控え2:オスカー・ヘルナンデス(捕手)
控え3:未確定
控え4:未確定

大きな穴となっているのがミゲル・モンテロが抜けた捕手で、現時点ではメジャーレベルと考えられる捕手はタフィー・ゴーズウィッシュだけです。

現状でバックアップ捕手はオスカー・ヘルナンデスというルール5ドラフトで獲得した選手となっているのですが、2014年を1Aで終えている選手で、過剰な期待をかけている状態です。

そのためデーブ・スチュワートGMが、バックアップの捕手を活発に探していると地元メディアは報じています。

FA市場にジオバニー・ソト、ライアン・ドゥーミットなどが残っているのですが、ブルージェイズのディオナー・ナバーロに関心を示しているようだとと伝えられています。

セカンドに関してはアーロン・ヒルに再度チャンスを与えるようですが、それがうまくいかない場合には、クリス・オーウィングスをセカンドにまわして、クリフ・ペニントン、ニック・アハメドにショートを守らせることもオプションとして考えられるようです。

ただ、ショートもしくはセカンドで起用が確実視されるクリス・オーウィングスは、故障からの回復途上です。左肩のリハビリを続けているものの、スプリングトレーニングには間に合わない見込みだと報じられています。

さらにサードで試すことをチップ・ヘイル監督が明らかにしているヤスマニ・トマスは、サードの守備に関して評価が真っ二つに分かれていて、スプリングトレーニングで確認する必要がある状態です。

うまくいかない場合には、外野の両翼で選手がだぶついていることもあり、トマスをマイナーでプレーさせることも選択肢と考えていることをGMが明らかにするなど、、こちらもまだまだ流動的です。

このようにサード、ショート、セカンドに関しては、確固とした見込みを立てることができない状況で、GMもスプリングトレーニングを経ないと、編成が見えてこないことを認めています。

外野に関してはセンターとライトは確定で、レフトはエンダー・インシアーテとデビッド・ペラルタの2人が争い、出場機会を分け合うことになると予想されます。

ただ、両者ともに左打ちのため、併用するメリットが小さく、あまりバランスが良いとは言いがたい状態です。

またヤスマニ・トマスが、サードの守備に難があるものの、打撃面での貢献が大きいと判断された場合には、レフトに回ることが確実なため、インシアーテとペラルタの2人も宙に浮くことになりますので、こちらも確定的ではありません。

投打ともに不確定な要素が多く、不安が残ることは否定しきれないダイヤモンドバックスです。

ナ・リーグ西地区はドジャースは、一番充実した戦力を維持し、ジャイアンツはやや戦力ダウンしているものの、勝ち方を知っている試合巧者のため、それなりの成績は残していくことが予想されます。

さらにパドレスは戦力補強を積極的に行い、ドジャースとジャイアンツに食らいつける態勢を整えつつあることを考えると、ダイヤモンドバックスの現状が見劣りすることは否めません。

ただ、不確定要素が多いということは、低迷する可能性もありますが、うまくはまった場合には、大きく上昇する可能性も秘めています。

特に主力の故障が2014年の低迷の大きな理由だったため、それらの選手が健康であれば、期待できるものはあります。

ただ、それらの選手が健康であっても、ロースター全体に穴が多いことは否めませんので、スプリングトレーニングでの調整、故障者の状態と若い選手の力量の見極めが正確にできるかどうかに、大きなウェイトがかかってきそうです。