デリン・ベタンセスが四球連発で自滅・・・地元メディアは配置転換を提言

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースは、この22試合で6勝16敗と大きく負け越して、気がつけば首位のレッドソックスとは4ゲーム差をつけられ、3位のレイズには1.5ゲーム差に迫られる事態となっています。

主力の故障や先発ローテ投手の不調などがその原因ではあるのですが、最近ではデリン・ベタンセスの問題が深刻になりつつあります。

現地7月5日のブルージェイズ戦では、先発のマイケル・ピネダが打ち込まれ、4回表を終えた時点で5対0とリードを許す展開となりました。しかし、アーロン・ジャッジの29号本塁打などで巻き返し、5回裏には6対5と逆転に成功しました。

その後、同点に追いつけれた後の8回表のマウンドにデリン・ベタンセスが上がりました。そこから被安打はなかったものの四球を4つ与えて押し出しで勝ち越し点を奪われ、1アウトしかとれずにアダム・ウォーレンにマウンドを譲って、イニングを締めくくってもらうに至りました。

ここ4試合でのデリン・ベタンセスの成績は2回2/3で被安打は2本だけなのですが自責点は7と点を多く奪われています。そのげ原因は制球難で与四球は10個と、ひどい状態となっています。しかも、7月5日の登板では10連続ボールで、ストライクを取った際にはヤンキースタジアムから歓声が上がる事態に至っています。

ベタンセスは以下のように話しています。

“It’s frustrating, obviously,” Betances said Wednesday, after he botched another assignment, leading to a 7-6 Yankees loss to the Blue Jays at Yankee Stadium. “I don’t want to be out there walking four guys, not giving up any hits. That results in runs. Putting guys on, that’s not good. Obviously I’d rather give up hits than walk guys.”

引用元:New York Post

「フラストレーションが溜まっている」「ヒットを許さずに4つの四球を与えたくはない。それは点を与えることになるからだ。歩かせるくらいなら、ヒットを打たれたほうが明らかに良い」とベタンセスは話しています。

この言葉からわかるのは打たれるのを恐れてストライクゾーンに投げれないというよりも、完全にボールをコントロールできない状態に陥っているということです。

このベタンセスの状態について、ジョー・ジラルディ監督は「短期的には懸念しているが、長期的には懸念していない。というのも、これが長く続くには、あまりにもこれまでの実績が素晴らしいからだ」と話しています。

現在少し状態が悪くなっているだけで、それが修正できれば以前のような圧倒的な投球ができるとジラルディ監督は信頼していることを明らかにしています。

そのベタンセスはラリー・ロスチャイルド投手コーチと修正に取り組んでいるところです。

The 6-foot-8, 265-pounder tends to hit these spots of extreme turbulence because his size makes it difficult to repeat his delivery.

“My body’s leaking a little bit,” Betances said. “My arm’s not in the right slot. That’s just causing me to fly open. I’m not controlling my pitches.”

引用元:New York Post

身長203.2センチ、体重120キロと体が大きく、同じ投球モーションを再現するのが容易ではないため、極端な制球難に直面する傾向があると述べた上で、ベタンセスが『少々体の開きが早くなっている。腕が正しい位置にきていないことが、体の開きを早くしてしまい、ボールをコントロールできなくなっている』と話していることが伝えられています。

投球のメカニックそのものも独特のもので、理想的とは言い難いベタンセスです。体の大きさがそうさせてしまっている面もあるのですが、簡単に修正ができない状態になっていることは、ここ4試合の成績を見れば明らかです。

このような状態をうけて、ニューヨーク・ポストのKen Davidoff氏は以下のように提案しています。

Hence the perfect solution: Take Betances out of the eighth inning for the short term, not for the long term. Girardi can choose between Warren and the reformed Tyler Clippard for the eighth, and with the break on the horizon, he can even try to get a little more from closer Aroldis Chapman.

Inform Betances that he will not be called upon for his traditional setup role during the weekend series against the Brewers. And tell him that, no matter what transpires between now and then, Betances will reassume his duties when the second half kicks off with a big weekend set against the Sawx at Fenway Park.

引用元:New York Post

「長期的にではなく、短期的にベタンセスを8回のセットアップから外し、その間はアダム・ウォーレンと復調してきたタイラー・クリッパードを併用、そしてオールスターブレイクが近づけばアロルディス・チャップマンの仕事を増やして対応したらよいのではないか。」ということです。

そうすることにより「フォームのメカニックの修正に集中的に取り組ませ、セットアップのような緊張感のある場面ではなく気楽に投げれる場面で調整させ、後半戦の開幕にはセットアップマンに戻すと良いのではないか」とKen Davidoff氏は提言しています。

今年のシアトル・マリナーズはクローザーとして起用していたエドウィン・ディアスが制球難で苦しみセーブ失敗が増えていきました。その事態をうけて一旦は、クローザーから外して投球フォームの修正をしつつ、プレッシャーの少ない場面で投げて調整していきました。

エドウィン・ディアスは、5月15日の登板で4つの四球を出して1アウトしかとれなかった後に防御率5.28でクローザーを外れました。

その後は、ミドルリリーフで複数イニングを投げるなど調整し、5月25日にクローザーに戻ったのですが、復帰後は14イニングで防御率2.57、奪三振20、与四球3、被打率.222と復調しています。

現在のデリン・ベタンセスを緊迫感の場面で投げさせることは、ヤンキースにとっても、本人にとってもプラスにならない可能性が高いため、ヤンキースのフロント、首脳陣の判断が注目されます。

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