ディー・ゴードンのセンターへのコンバートは成功するのか?獲得したディポトGMはポジティブな見解

Seattle Mariners Top Catch

シアトル・マリナーズは2017年がルーキーイヤーとなったミッチ・ハニガー、ベン・ギャメル、ギレルモ・エレディアという3人の外野手の台頭が明るい材料の一つでした。

この3人がいたことによりレオニス・マーティンをロースターから外せるようになり、ジャロッド・ダイソンが離脱している間も、一定の水準を保つことができ、ポストシーズンに望みをつなげた理由の一つでした。

ジャロッド・ダイソンがFAとなったのですが、センターをエレディア、ハニガーの両者が守ることができ、ユーティリティのアンドリュー・ロマイン、テイラー・モッターも外野を守ることができるため、補強を行わなくても、ある程度の目途は立つ状態ではありました。

しかし、マリナーズのディポトGMはシーズンオフ当初から、外野の補強に積極的な姿勢であることを明かし、セカンドを本職とするディー・ゴードンをセンターで起用する構想でマーリンズから獲得しました。

ディー・ゴードンは3度の盗塁王を獲得したスピードと、セカンドとしてゴールドグラブ賞を獲得することができる高い身体能力を持っています。

しかし、メジャーとマイナーでの守備経験はセカンドとショートのみで、ドミニカのウィンターリーグでセンターを9試合、レフトを3試合、ライトを1試合守った経験があるだけで、不安が残る補強ではありました。

しかし、獲得を決断したジェリー・ディポトGMは、当然のことながら、ディー・ゴードンのセンターへのコンバートが成功することに自信を見せています。

以下はタコマニューストリビューンからの引用です。

“It worked for Chris Taylor, Robin Yount and Billy Hamilton,” Mariners manager Jerry Dipoto said.

引退していますがブルワーズのロビン・ヨーント、現役ではレッズのビリー・ハミルトンとドジャースにクリス・テイラーがショートからセンターにコンバートされて成功しています。

ディポトGMは、このようなミドルインフィルダーがセンターにコンバートされて成功している例を出して、ディー・ゴードンも同様に成功すると考えていることを明かしています。

“If you are athletic and familiar playing in the middle of the field, I don’t think it’s as ominous of a move as it was for him to switch infield positions,” Dipoto said. “Because now you are asked to switch the angle the ball comes off the bat. In center field, that’s not the case at all. You have time to adjust.”

「ミドルインフィールド(ショートとセカンド)を守ることに慣れていて、それだけの身体能力があるのであれば、打球の角度が変わる内野の両コーナーにポジションを変えるよりも、不快な移動ではないはずだ。センターに移動することは打球の角度が大きく変わるわけではない。アジャストする時間がある。」とディポトGMは述べています。

フィールドの両コーナーに飛んでいく打球と、センター方向に飛んでいく打球とでは質や軌道が異なります。センターと二遊間でも違いはあるのですが、両コーナーの比較すれば、セカンドとセンターの打球の角度、軌道は近いため、アジャストしやすいだろうとディポトGMは考えているということです。

ディポトGMは触れていませんが、、ナショナルズでショートを守り続けてきたイアン・デズモンドはレンジャーズでセンターに転向し、一定の成功をおさめています。

こういった例がありますので、ディー・ゴードンに対するディポトGMの見立てが、的はずれなものとも言えません。

さらにディー・ゴードンのスピードはセンターを守る外野手の中でもトップクラスにランクされますので、上手くハマれば非常に優秀なセンターフィルダーになる可能性はあります。

MLB公式サイトでデータ解析を担当しているダレン・ウィリアム氏は以下のようなデータを紹介しています。

スタットキャストによるディー・ゴードンのスプリントは29.7フィート毎秒(時速32キロ)で、レッズのビリー・ハミルトン、ツインズのバイロン・バクストン、インディアンスのブラッドリー・ジマーに続く4番目のスピードであることが紹介されています。

上記はバットにボールが当たってから滞空時間6秒の場合の、ディー・ゴードンのスピードをベースにした守備範囲を示しています。かなり広い範囲をカバーできると見込まれます。

身体能力は非常に高く、バスケットボールのプレーでもそれがわかります。ちなみに身長は180センチです。

昨年のマリナーズの外野手は両リーグトップとなる併殺を12回、補殺は同4位となる34回を記録していますが、ジャロッド・ダイソンの存在による部分が大きくなっています。

2014年以降はセカンドを守り続けていて、この4年間でショートを守ったのは3試合にとどまるため、肩の強さに関してはやや不安が残ります。

しかし、スピードと身体能力の高さ、ミドルインフィルダーとして優秀なレベルとなる打球への反応の良さを考えれば、守備範囲に関しては大きな期待ができそうなディー・ゴードンです。

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