デビッド・ロバートソンはシーズン終了後にそのままFAに?ヤンキースとの再契約・契約延長の可能性と3つのシナリオ

マリアノ・リベラというMLB史上で最も偉大なクローザーが守り続けたヤンキースの抑えを、今シーズン務めているのがデビッド・ロバートソンです。

シーズン開幕前には、多くの地元メディアがロバートソンのパフォーマンスを不安視していました。しかし、ロバートソンは一時は故障者リストで戦線を離脱したものの、それ以外は安定した投球を見せ、セットアッパーとしてだけではなく、クローザーの適性もあることを証明しています。

ヤンキースがギリギリでプレーオフ争いにとどまることができているのも、デリン・ベタンセスとデビッド・ロバートソンの活躍によるものが大きいことは、周知の事実です。

ヤンキースにとって非常に重要な役割を果たしているそのロバートソンですが、今シーズン終了後にはFAとなります。

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ヤンキースはデビッド・ロバートソンに契約延長のオファーは提示していない

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デビッド・ロバートソンは2014年の4月で29歳で今シーズンの年俸は521万5千ドル。FAとなる2015年は30歳でシーズンを迎えることになります。

2013年のシーズンオフには、同じく2014年終了後にFAとなるブレット・ガードナーとともに、契約延長があるのではとも予想されていたロバートソンでしたが、実際には起こりませんでした。

ロバートソン自身はヤンキースからの契約延長の打診があるものと考えていたようでしたが、実際には、交渉どころか、オファーすらなかったことをニューヨーク・ポストのGeorge A. King IIIが伝えています。

さらに、ロバートソンが、2013年のオフであれば、安い値段での契約延長を受け入れたかもしれないが、今はシーズンが終わるのを待っている状態で、もしシーズン中の契約延長交渉であれば、それ相応(FA選手として相場の価格)でなければ交渉しないと述べたと、George A. King IIIは伝えています。

この記事が書かれた8月の時点では、ロバートソンは32回のセーブ機会で30セーブを上げ、セーブ成功率は93.8%と高く、自身の価値に対して自信を深めていました。そのためロバートソンは、ヤンキースとの契約延長というよりも、FA市場で自分の価値を見てみたいという方向性に、強く傾いている状態でした。

またヤンキースも、基本的にFAとなるまえに選手を引き止めないという方針です。そしてロバートソンが、シーズン中の交渉であれば、ホームタウン・ディスカウントには応じないとしていて、シーズン終了後の交渉と大差がないため、なおさらシーズン中の契約延長の可能性は低いとは考えられます。

では今後、ヤンキースがデビッド・ロバートソンに対してどのような対応をとることが考えられるのでしょうか?

想定されるシーズン終了後のヤンキースのデビッド・ロバートソンへの3つの対応

シーズン終了後にヤンキースがデビッド・ロバートソンにする対応には、以下の3つのもの考えられるとスターレジャーのBrendan Kutyは記事にしています。

  1. クオリファイングオファーに応じてロバートソンが再契約
  2. ヤンキースとロバートソンが契約延長をする
  3. 何もせずにそのままFAにさせる

Brendan Kutyは、一番可能性が高いのが一番最初の「クオリファイングオファーにロバートソンが応じる」ことだと予測しています。

2番目の「ヤンキースとロバートソンが契約延長する」ことが起こる可能性が低い理由ですが、Brendan Kutyは以下の2つの理由をあげています。

  1. 2020年までチームが管理できるデリン・ベタンセスがいる
  2. セットアッパー時代から今年も同様に打者を仕留めるのに球数が多く、ランナーを出すことが多い

これらのことを根拠として、ヤンキースはあえて契約延長はしないだろうと予測しています。

そしてBrendan Kutyは、3番目の「何もせずにFAにさせる」ということは1番可能性が低いと考えています。して、ヤンキースはFAとなるデビッド・ロバートソンから何かしらのものを得ようとするので、1番目のオプションのように少なくともクオリファイングオファーをするだろうとしています。

では、そうなった場合には、ロバートソンがクオリファイングオファーを拒否することはないのか?という疑問があるわけですが、その可能性は低いと、Brendan Kutyは予測しています。

その根拠は、ロバートソンがクオリファイングオファーを拒否すると、ロバートソンを獲得するチームは高額の複数年契約を用意する必要がある上に、ドラフト指名権を失うことになりますので、手をあげる球団はいないと考えれるからだというものです。

そして、シーズン途中まで契約が決まらなかったスティーブン・ドリューやケンドリス・モラレスの例があるので、なおさらロバートソンが拒否するとは考えにくいと予想しています。

そしてクオリファイングオファーをすることはヤンキースにとても悪くはない選択肢で、それはロバートソンにとっても、そうだとBrendan Kutyは説明します。

2015年に予想されるクオリファイングオファーの金額は1500万ドル前後で、それを受け入れることで、ロバートソンの年俸は、今年の3倍となるため、安全性を重視する彼にとって悪くない話だろうともしています。

またヤンキースにとってもクオリファイングオファーの金額はやや高いものの、契約延長をするかどうかを判断できる時間を買うこともできるメリットがあるので、この1番目のシナリオで成立する可能性が高いとBrendan Kutyは分析しています。

デビッド・ロバートソンへのヤンキースの対応・決断がオフの1つの注目ポイントに

2014年シーズンオフ(2015年)のFA市場で、信頼できるクローザーが多くいるわけではありません。その中で、どのチームもその安定感のあるクローザーを手に入れるため、活発に補強に動きます。

そして2015年にヤンキースが巻き返すためには、投打ともに整備が必要な状況ではありますが、デリン・ベタンセスとデビッド・ロバートソンの組み合わせを解体してしまうのは、あまり得策とは言えません。

デビッド・ロバートソンの2014年9月11日時点までの通算成績は以下の表のとおりとなっています。

デビッド・ロバートソンの2014年9月11日時点の通算成績

防御率2.77はやや高目ではありますが、38回のセーブ機会で35回のセーブ成功。奪三振率13.66と三振を奪う力もあります。今シーズンはWHIPも0.98と安定感が増し、被打率も.177と良い数字です。

それでもヤンキースが1500万ドルのクオリファイングオファーはリリーフ投手には高すぎる判断し、あっさりFAとして送り出してしまうのか?それともBrendan Kutyが予測するようにクオリファイングオファーをヤンキースがするのか?そしてそれがなされた場合にロバートソンはそれを受け入れるのか?

どのような流れとなるのか、今後のFA市場を予測する上でも、興味深いものがあります。

来季のヤンキースの編成に影響があることは間違いないデビッド・ロバートソンの契約です。そして、クオリファイングオファーがなければ複数球団の争奪戦になることも予想されますので、ヤンキースのロバートソンへの対応は、2014年シーズン終了後に注目を集める1つのの動向となりそうです。

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